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【二十六話】合法的に女子高生と話せるってまじ?

特にその後問題はなく、放課後。


「それでさー」


白峰学園の制服は、学校の名前にもなっている通り、女子の制服は白色のセーラー服胸元に垂れるスカーフは水色だ白いセーラーと水色のスカーフの対比は素晴らしいものだそれが今目の前で話している、黒木や夏のような美少女が着ているとなれば全国女子高生制服愛好会の者の中でもかなりの高得点を叩き出してもおかしくない。

副会長の俺が言うんだから間違いない。しかし、男子生徒の制服はなぜか白色のブレザーと言うごちゃごちゃ具合だ。


まあ男の制服なんぞ求めてはいないのでもんだいは無いが。


俺は目の前の二人が会話しているのを聞きながらそんなことを考えていた。


「そういえば、今日どっか遊び行かない?」


黒木さんと二人で話していた夏がそう話しかけてきた。


「あーでも今日迎え呼んじゃってるからなぁ……」


「そいや、硯は車で登校してたね、どこのお嬢様だっての」


俺の返事に答えてくれたのは黒木だった。黒木は基本的に俺の話は興味無さげに携帯をいじりながら聞いているが、俺と夏が話しているときは例外だ。


「じゃあさ!私硯君の家行ってみたいな!……勿論良ければだけど」


「お、それいいじゃん。どうせ硯の家とか城みたいなんでしょ?」


「いや、城は無いでしょ~」


夏が良いことを思いついたと言わんばかりにそう提案してきた。

確かに青春をすると言うのであれば、自分の家に友達を呼ぶというのも悪くないか。


「うーん俺は別にいいけど、家大したもの無いよ?なにするのさ」


俺がいった通り俺の家は豪華ではあるが、パソコン以外の娯楽は基本的にまだそろっていない。


「空君の歓迎会とか?途中でなんか買ってさ」


夏は少し考えてそう言った。

俺はその歓迎会と言うワードの青春感に惹かれていた。


「いいんじゃない?勿論硯が良ければ、だけど。それに私も少し硯の家見てみたいし」


夏に続いて黒木も俺の家開催の歓迎会に賛成の様だ。

二人にそこまで言われてしまったら俺も賛成するしかないか。


「分かった。それじゃあやろうか。歓迎会」


「やった~!」


俺の返事を聞いて一番最初に喜んでいたのは夏だった。


「ま、いいんじゃない?」


「でも、本当に家何もないけど大丈夫?」


黒木も賛成してくれたが、俺はもう一度遊ぶものが何もないことを二人に言った。


「いいよ~私は空君の歓迎会が出来れば満足だし!」


「私はそもそも硯の家に行って見たいだけだから、問題なし」


二人は特にそのことについて思う事は無いようで直ぐにそう返事した。


「ならいいけどさぁ。とりあえず運転手さんに人が乗りやすい車で来てもらうから、少し遅くなるかもだけど大丈夫?」


俺は恐らく既にこちらに向かってきている等々力さんに連絡して、車を別のにしてもらう事を二人に伝えた。

今日こそ腐りきっているロールスロイスの出番だと思ったからだ。


「私は全然いいけど……加奈は?」


「私も大丈夫。ってか硯朝乗ってきてる車以外にも他の車持ってんの?凄い親金持ちじゃん」


「あー親ってか、一応自分で稼いだ、みたいな感じ。俺親居ないし」


黒木にそう聞かれ、神様の設定を遵守するべきだと思い、嘘をつくのは少し心苦しいが、神様の設定をそのまま二人に教えた。


「……え、マジ?凄いじゃん。」


黒木は俺の親が居ないという所で、少し顔を曇らせたが直ぐに元に戻りそう聞いてきた。

俺としても親の件で何か言われても困ってしまうのでその黒木の対応は有難かった。


「因みに空君は何でそんなにお金稼いでるの?」


夏も黒木の対応を見て、親の事には深く突っ込まないことにしたようだった。


「まあ、株とか、FXとか。かな」


「「お~~」」


俺がそう答えると二人揃って感心したように口を広げていた。


俺は二人の様子を見て、本当は神様に知らない間に貰っていた、なんてことを二人が知ったらもっとびっくりするだろうな、なんて思っていた。



――――――――


「あ、着いたみたい。」


その後も三人で下らない事や、他愛もない話をして時間を潰していると、等々力さんから校門に着いたというLINEが来ていたので、二人にもその事を伝えた。


「あ、着いたんだ!加奈~空君の車なんだと思う?」


「え、なんかリムジンとかじゃないの?」


「黒木は俺を何だと思ってるんだ……」


俺は黒木に対して、俺のことを何だと思っているのか小一時間問いただしたい。


「え、石油王的な何か?」


「ちがうよ!」


「あはは、まあ校門に行って見れば分かるよね?」


俺と黒木が睨み合っていると夏がそう言って二人の間に入ってくれた。

と言うか、俺もリムジンもロールスロイスも大して変わらないんじゃないかと思ったのは秘密だ。





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