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聖女の祝福は拳から

作者:尾張谷政光
魔族との戦いの跡地には瘴気を放つ森が形成される。その森は徐々にではあるが拡がりを見せている。そう遠くない未来に人間は生存できる土地を失うことになる。

この瘴気を打ち払い、汚染された土地を元以上に豊かな土地へと浄化する力を祝福と呼ぶ。ただ、この祝福の力を有している者はこの世界にはおらず、別の世界にいる聖女が祝福をもたらす、と伝承には遺される。

祝福の力を期待して、各国首脳は聖女召喚を決議する。そして、召喚は成功し、一人の少女が降臨した。

聖女降臨に湧き立っていると、瘴気を纏った魔族が現れた。さっそく、聖女の奇跡を目の前で見ることになった。

魔族は浄化された。聖女の拳の力で。

あれ?聖女が思っていたのとなんか違う。祝福って祈りみたいなのとかじゃなくガチ武闘なの?!拳でスッキリ解決!?

聖女、王国、各勢力、そして魔族の視点で物語を紡いでいく。

聖女や周囲の人間に負けず、魔王も魔族もかなり努力の人(?)です。
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