14話
碧龍:ゼノゲイトと闘い、己の未熟さを再確認したアオト。アオトは強くならなければいけない。自分の愛する人達(片思い)を、そして親友(自称)を守るために。願いを叶えるためならば、きっと手段は選ばないであろう。だが...狂ってしまっては意味が無い(戦闘狂という点ではもう手遅れかも知れない)。正しい強さを身につけるため、アオトは今日も森の魔物を蹂躙する。
【叡智なる大迷宮】...?あぁ、そんな子もいましたねぇ...行ってきたけどさ、確かに高レベルだったけど随分弱かったなぁ...あれか?レベル高いだけで中身は弱いってか?なんなの?本当に、嫌がらせなの?
まぁ、いいや。森でたくさんパーティーしよう(確定)
...飽きた。もう魔物殲滅パーティー何回目だろう?あぁ、確かこの前、
「第231回!パーティーを開催致しまーすっ!俺を愉しませてくれ!ヒヤァッハー!」
とか叫んでいた記憶がある。...やはりこの記憶は封印しておこう。
それもそのはず、アオトはかれこれ3年間はこの森に住んでいるのだ。因みに、アオトの最近の殲滅styleは、叫ぶ➡残像と気配を残して自分の気配を消す➡残像に群がってくる馬鹿どもを殺す➡悶える、までがパーティーの流れだ。さぁ、皆もパリピの仲間入りだっ!
閑話休題
...俺は今、町に潜入している。そう、町に入ることができたのだ。それもこれも、一重にこの能力のお陰だ。
極.暗殺術:完全気配遮断
➡ありとあらゆる気配を完全に遮断出来る。
あっ、暗殺術極めました。今のステータスの簡易版下に貼っときますね。
______________________
名前:アオト
年齢:15 レベル:531
適正職業:孤独者
汎用能力:真.剣術、極.暗殺術、真.体術、
極.闇魔法、火魔法
______________________
あっ、闇魔法も極まってた。全然気づかなかった...
それにしても、まだ531レベルなんだよなぁ...この世界じゃぁ、40レベルが最弱の部類なのに...はぁ、先は長いな。
...アオトは、盛大な勘違いをしている。向こうの世界では確かにゴブリンは最弱の部類に入っている。そして、この“森”でもレベルだけを見ると最弱なのだ。
そう、レベル。これがおかしいのだ。この森の魔物はハッキリいって強すぎる。
先程言った通り、ゴブリンは最弱である。あくまで“この森では”、だ。この世界では、【入場禁止区域】と言うものが、3つある。
まずは、【聖獣の楽園】・・・ここは、その名の通り聖獣が蔓延る危険地帯。並の冒険者が行っても瞬殺されて、天に召されるだけだ。だが...モフモフが...モフモフがあるんだっ!ケモナーにおすすめ。命の保証はしない。
次に、【安楽の森】・・・実はここ、【次元の裂け目】があり、そこからアオトが出てきた場所だったりする。この森に近づく人は元魔王の手により痛みも感じられず死ぬことが出来るとか...だから、こんな名前になった。
最後に、我らが【暗黒魔境】・・・ここはご存じの通り、魔物が群れを成して襲ってくる。ある人によっては天国らしい。高レベルの魔物が群れを成し襲ってくることから別名、“魔物トレイン森”と呼ばれている。
この3つの場所は、冒険者ランクがSSでないと入れない結界が張ってある。...アオトは例外で、【次元の裂け目】から出てきたのでそれにより、一部結界がエラーを起こしてアオトの“存在”が、SSランク保持者だと書き換えられ、【入場危険地帯】に自由に出入り出来るようになったのだ。
こんな危ないところに住んでいて、毎日毎日高レベルの魔物を蹂躙しているアオトは、当然弱いわけ無い。寧ろ強い。強すぎる。
そんなことは置いといて、アオトは潜入中の町で面白い話を掴んだ。...どうやら、この世界の勇者パーティーが一週間後に、魔王:ボメギウス討伐に向かうらしい。こんな面白そうなイベントに参加しない選択肢はない。との判断で...
やって来ました。この世界の王都。そして王宮に潜伏ナウ。王様と、その他重鎮達がパーティーの選考をしてる。そこで使うのがこの魔法!
極.闇魔法:完全支配
➡種族に関わらず、対象の意識を支配できる
...らしい。え?なんで疑問形かって?だって使ったこと無いんだもん。
これを全員に使って~♪よし、出来た。...出来たよね?不安です。
「......により、私はアオトを推薦します」
「異議なし」
「異議なし」
「王、結論を」
「......うむ。よかろう。アオトを勇者パーティーの一員に任命する。早速書類を作れ」
「次は......」
よっしゃぁぁぁっ!
将来に向けて、魔王討伐の予習をします。
今日、もう1話投稿出来るかなぁ...
頑張ります。




