↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/50

9話

 【次元の裂け目】から出た?入った?俺は、取り敢えず周囲の状況を確認した。...辺り一面ぜーんぶ緑だ。すー、はー、すー、はー、空気が美味しい。


 そう言えば、俺は自分のステータスをしっかり見てなかった事を思い出す。教会で行ったのは、あくまで“見た”だけ。だから、今詳しく鑑定してみる。

____________________________________


名前:アオト


年齢:12 レベル:18


適正職業:孤独者(アイソレータ)


固有能力:孤独者(アイソレータ)、鑑定、魔剣召喚、影魔法


汎用能力:アイーシャ流剣術、闇魔法、暗殺術、

     体術


称号:孤独なる者、無慈悲なる者、ぼっち

____________________________________


 鑑定を使うとより詳しく、そして正確に見ることが出来る。汎用能力というのが出てきた。これに関しては、努力次第でいくらでも手に入る。しかし、色々種類を増やすと器用貧乏になってしまいがちなので、個人的には数個の汎用能力を極めたほうが良いと思う。

 ここに来るまでに、3日歩き続けた+襲いかかってくる魔物の対処のお掛けで5つもレベルが上がっていた。


 さて、俺はこの世界で9年間過ごし、強くなる必要がある。うーん、取り敢えず3年くらいは...


 --------レベル上げだね。


 ばあちゃんの本を信じるのなら、この森の魔物は弱いのでも40レベルは越えるらしい。よし、今日一日はゴブリンでも狩って強者と戦うコツを覚えるとしよう。


 歩くこと数分。


 「ゴブリンはっけ~ん!」


 影魔法:隠密→自身の影を薄くし、相手に気づかれにくくなる。

 暗殺術:気配遮断→自身の気配を遮断する。

 上の2つを元から影の薄い俺が使うと気配に敏感な魔物と言えど、簡単には気づかない。一回魔物の目の前を通ってみたけど全く気づかなかった。俺って一体......


 こっそり後ろに忍び込み、一思いに喉をかっ切る。


 『.........カフッ!』


 声にならない声を上げて、ゴブリンは絶命する。すると、脳内に世界からの祝福が響く。


__________レベルが上がりました__________


__________レベルが上がりました__________


...............

............

.........



 ...これまた一気にレベルが上がったな。これは、サーチ&デストロイするしかないようだ。

 さぁ、レベル上げの時間だ...


 “世紀末魔王”の孫だけあり、アオトの勢いは凄かった。殲滅力は、むしろアオトのほうが上かも知れない。

 

 魔法で存在感を消し、背後に周り、一気にスパッ!爽快感が半端ない。これは...ハマる!!


 アオトによる殲滅は三日三晩続いた。より早く、より効率的に魔物を殺していたのでレベルの上がり方は尋常ではなかった。

 さて、お楽しみの鑑定の時間だ。

 しかし、今回はレベルが見たいだけなので簡易版で行かせて貰う。

____________________________________


名前:アオト


年齢:12 レベル:67


適正職業:孤独者

____________________________________


向こうの世界で67レベルと言えば、一流冒険者と言われる位のレベルであろうか。確か、世界最高レベルが、初代勇者の518だったはずだ。初代勇者は、ソ(・)ロ(・)こ(・)そ(・)至(・)上(・)主(・)義(・)だったらしい。だから、518レベルで魔王と同等と言える。

 なら、目標は安全マージンをとって、700レベルもあれば安心だな。


 なんとなく初代勇者にシンパシーを感じるなぁ...


 そんなことをのんびり考えながら、倒した魔物の『魔石』を回収する。これを冒険者ギルドに提出すると魔石の量と質に応じて、報酬が貰える。


 『魔石』は今の世界では生活必需品である。魔石とは、モンスターの魔力が固まったものであり、上手く加工することにより誰でも簡単に魔法を使うことが出来るのである。

 例えば、魔石に『火魔法:ファイア』を付与するとする。その、魔法を付与した魔石に自分の魔力を流すと、魔石から『火魔法:ファイア』が出てくるが、その魔石はただの石になってしまう、と言う物である。分かりやすく言うと、使い捨ての魔道具である。


 冒険者は基本的に依頼を受けて、その報酬と魔物の魔石を売って生計を立てているのである。

 なので、体を壊してしまうと収入がゼロになり、生活が一気に厳しくなる...と言うこともざらにある。


 「はぁー、終わったーー!」


 魔石の回収を終えたアオト。そして、遂にその時がやって来た。


 「...町に行くか」


 ......よく考えて欲しい。アオトは、三日三晩ほぼ寝ず食わずで戦っていた。そのため、魔物からの返り血などは、バッチリついていた。それも沢山。

 そんな格好で町に行くと言うことは、町の人々はどうしても彼(・)女(・)の(・)事(・)を連想してしまうため...


 「“世紀末魔王”の再来だ!」

 「ヤバいっ!目を合わせるな!死ぬぞ!」

 

 「...なぁにコレ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。