侵入者
ガチャ
「ん?お客さんかのう?」
「…」
レンヤは自然な状態ですぐに構えをとった。
レンヤは両親をなくしてから、日々のトレーニングに多大な時間を使っていた。近所に住む、通称:ロク爺。
かなりの高齢に見えるが、若者に劣らない拳のスピードと、身のこなし。
そして、世界魔法師教会の1000位いないに入る、シズエさんからも戦闘用魔法の訓練もうけている。
「どこかで会ったことあるかのぅ?」
この人もかなりの高齢に見えるが、体格や雰囲気が勝てそうにないと、瞬時に感じた。
「ふむ、それなりに訓練しているようだがのう。わしには勝てんぞ?」
「…」
レンヤはとりあえず構えを解いた。俺を殺ろうとすれば、すんなりと出来るレベル…だと思う。
「あんたこそ誰だ。何でここに来た。」
「うわっはっはっは、面白いことを言うな小僧。答えは、わしがここの持ち主だからじゃよ。では小僧、もう一度問う。なぜここにいる?」
「知らん。気づいたらここにいた。」
「ほぉー、ここは知らぬ者には来れるはずがないように結界が張ってある。しかし、この結界を壊す力も無さそうじゃのう。」
「…」
「お主、ゲートキーパーか?」
(ゲートキーパー?)
「ほー、知らんのか?」
「まて、お前。この家にある写真にはあんたは写ってなかった」
「うむ、それはこの家をゲートキーパーに貸してたからじゃな」
「ゲートキーパーってなんだ」
「ふむ、とりあえず座って茶でも飲みながら話さんか?」