bullet
階段を下りていくたびに温度が下がる。
寒い、体に魔力をまとわせていても感じる寒さ。
「くそ、0度なんて簡単に越しそうな寒さだぞこれ」
階段を下り終えた俺が見た空間には山があった。それも雪がふぶく山。
「おいおい、これはさすがに冗談だろ…」
レンヤがそういうのも無理はない。山の大きさは富士山ほどだが、山全体が雪に覆われ、なおかつモンスターもいるのだ。
最初のほうにいるウサギを食べ、胃の渇きを満たし、同中にいる鹿のような、大きな化け物と目が合った。
背中に冷たい汗が流れた。
寒いのに汗が流れる。
すると鹿は、太いつららのようなものを浮かべ放ってきた。ここまで来るうえで、まともな遠距離魔法はこれが初めてだ。ギリギリ交わしたものの雪に足を取られスムーズな動きが取れない。
遠距離戦では分が悪いことに気が付き近づこうとしたとき、雪に足を取られつららをかわすことができないと感じた俺は無意識に、氷の弾丸を生み出しうつららに打ち込んでいた。
氷の弾丸は、つららを貫通し鹿に当たった。
「これは…」
レンヤは続けざまに、10の氷の弾丸を作り鹿に打ち込んだ。
鹿は驚いたものの、遠距離戦でなく、近距離戦に持ち込もうと突っ込んできたが、俺は10の弾丸を作った時の魔力を一つの弾丸に込め、雷をまとわせた弾丸を打ち込んだ。
結果的には倒せた。
しかし、鹿野頭は破裂しあたりに血がばらまけた。
「まじかよ…」
俺はしばらく頬けていたが、鹿野毛皮を剥ぎ、獣臭いがそれを纏った。予想以上に保温性が高く、それに魔物が寄ってこず、山の山頂についたとき、階段が現れた。
そして、俺は階段を下って行った。




