第一章 天才から器用貧乏へ3
挨拶が遅れました。どうもえだまめです。
今作品が作者の初投稿です。
文章力の低さは読者の皆様の想像力と理解力で補っていただけると幸いです。
さて、書き始めてしまったこの小説…続くのでしょうか…
質問や指摘、わからないことなどありましたら、教えてください!
--エイトside--
街の西門から出てすぐのところにある草原には所々で、レベル上げに没頭するプレイヤーがいた。
「皆パーティー狩りかー。その方が効率いいもんなー… にしてもすげぇグラフィック技術だな」
と羨ましさを無理やりこのゲームの完成度への感動へすり替える。たしかに、このゲームのリアリティは感動に値するものだ。このレベルまで作り込むには相当の額の予算を有したであろう。
エイトは感動が覚め切らないなかソロでレベルあげを始める。
この草原は初心者向けの狩場らしいくRPGではお決まりの底辺モンスターその名はスライム。
俺は、槍を構え一番近くのスライムに斬りかかる。上段からの振り下ろしでスライムのHPが半分ほど削られる。すぐに反撃がきた。スライムの体当りを槍で受け止める。
「えっ!?重っ!!!」
思わず口に出てしまったが、たかがスライムくせに攻撃重すぎやしませんか?
いや、HP三分の一くらい持っていかれてるし…やばいなこれ。
そんな考えを振り払い、今度は突きで確実に仕留める。
現実の体より格段に動きにくい。加えて、こんな粗悪な槍が少し重く感じられる。
次は、スキル使ってみよう。さっきより楽なはず。
えーっとまずは…
『ストレングス!』
エイトの声とともに、薄いオレンジ色のオーラが体を包み込む。
そして、近くにいるスライムを狙い槍を構える。
『ダブルランス!』
緑のライトエフェクトとともに、槍突き2連撃が半自動的に繰り出された。
おおーこれがスキルによる攻撃補助か…現実の俺の2連撃より早いんじゃないかな。ここは流石、ゲームといったところか。そして、ブルーゼリーをドロップした。
ドロップアイテムは、モンスターを倒すと自動でアイテムボックスへ入ってくる。
スライムはワンキルできる。よし、次の敵だな。
次に狙うのは、小型犬ほどのハリネズミ プラットラットだ。可愛らしいがこの草原では一番強いモンスターらしい。情報提供者は、さっき通りかかったパーティー。いや、盗み聞きしたんじゃなくて、聞こえちゃったんだけどね。
さっきと同じ様に補助魔法のストレングスをエンチャントし、狙いを定める。
「『ダブルランス! 』 って、えええええええ」
結果…全然聞いてない三分の一程しかダメージを与えられなかった。さらに、瑛斗を追い込むかの様に、スキル発動後のウェイトタイムで隙が生まれる。
そこにすかさず、プラットラットの攻撃がクリティカルに入り、HPゲージを半分以上削り取る。
一度間合いを取ろうとバックステップを試みるも、プラットラットは容赦無く迫り来る。とっさに体を右に開き攻撃を躱そうとするが、躱しきれず右肩を掠める。
HPゲージがレッドゾーンへはいる。すぐさま、アイテムを開き薬草を使用しようする。
HPゲージが七割ほど回復する。プラットラットは、こちらの様子を伺っている。
プラットラットの攻撃パターンは、クールタイム、攻撃が続けて2回、クールタイム…という感じだと予想する。よし次はコンボを狙ってみよう。
まず、通常攻撃を2発。上段からの振り下ろし、そしてすかさず突き。さらに突いた槍を構え戻す前に、スキルを発動する。
「ダブルランス!」
一気に残りのHPを削り取る。
ドロップアイテムは尖ったハリと小獣皮。
このゲームにはコンボボーナスと言うものがあり、連撃数によって攻撃力補正が生まれる。しかし、固定されたコンボ攻撃は指定されていないため、プレイヤーが独自に開発や練習しながら編み出して行く。
そして、一度コンボが決まると、それが記憶され、その次からは、そのコンボが出しやすくなるようにアシストされるというコンボアシストというものも存在する。この際、コンボ認証されると、メニュー画面にコンボという項目があり、そこで認証されたコンボに名前をつけることができる。ちなみにコンボ登録された技のことを、OSと言っている。OSとは、オリジナルスキルの略だ。
エイトが今、何と無く一発でやってのけた通常攻撃2回からのダブルランス。通常攻撃と初期スキルのコンボとは言ってもそう簡単にコンボ認証されるようなものではない。きっと現時点でOSを持っているのはおそらく瑛斗くらいのものだろう。
このゲームの、自由度の高いスキル選択に続き、もう一つの特徴は、無数にあるコンボが新たな技として使用出来ることだ。しかしそのコンボをゲームに認証させるのは、かなりシビアに設定されている。
チュートリアルで説明を受けたように、瑛斗はメニューを開き、コンボに名前をつける。
ツヴァイランスと命名した。
若干格好つけすぎたか?とも思ったが、ゲームの中くらいいいか と自問自答する。
その後は、プラットラットの狩りに励むこと3時間。薬草を全て使い切った。
キャラクターレベルとスキルレベルが少し上がった。OSのおかげで、比較的安定した狩りができている。
名前:エイト
LV:6
HP:200 MP:244
スキルセット
槍術10、MAG強化12、捜索の目8、補助魔法12、雷魔法1、回避術2
予備スキル
なし
装備
粗悪な槍
初心者の冒険服
探索の目のスキルレベルのあげ方は、途中で気がつき意識して使うようにしている。
探索の目は、周りの気配を気にするだけで、スキルレベルがあがる。これなら、現実世界で日頃からやっていることなので、途中からは半分くらい無意識でやっていた。
槍術と補助魔法はかなりヘビーに使っているためレベルが上がるのがはやい。
槍術のASは、現在ダブルランスとスキルレベル10で出てきたストンプランスだ。
補助魔法もスキルレベル10でディフェンドという防御力を上げるASが出た。
MAG強化は、きっとASを使うとMPを消耗するので、それが関係していると断定。
説明が遅れたが、ASとは、アクティブスキルのことで、ダブルランスやストレングスなど自発的に発動するスキルのことを指す。
ASの他には、PSと呼ばれる常に発動されるスキルがある。
雷魔法と跳躍術の伸びが他に比べると遅い。おそらく回避は敵の攻撃をかわせば上がるのだろうが、如何せん攻撃される前に倒し切るか、倒しきれずにウェイトタイム中に攻撃を喰らうかどちからだ。雷魔法に関してはまだ一度も試したことがない為1のままで納得している。
「それにしてもこのゲーム、レベリングに関して厳しいな…」
エイトはステータスの確認が終わると愚痴をこぼした。そしてアイテムボックスの整理の為、一度街へ戻ることにした。




