このやるせなき日のタハムレハ?
・・・一時間もかからずに、用意されていた樽が満杯になりました。
その間周りの皆さんは、ポカーンと口を開けたまま樽に注がれる水を見ていました・・・
【水流(小)】にするんだったかな?
まあ、やってしまったことはしょうがないので、
そのままスルーさせて頂きます。
【水流(中)】を止めると、ベローニさんがスゴイ勢いで
『サクタロウくん、大丈夫?身体は?具合悪くなってない?』
さっきと違い、優しく抱きしめてあっちこっちポンポン叩きながら、心配してくれます。
『少し疲れましたけど、実家でも結構頻繁に畑に水を撒いたりしていたんで、このぐらいなら大丈夫です』
取り敢えず誤魔化します。
『そんなこと言っても、これだけの量を出すなんて大変でしょう?
普通は3樽ぐらい出したら、少し休憩してMPを回復させるものよ』
やっぱりMPね。
ステータス見せる訳にはいかないから、田舎で鍛えた事にしますか。
『えっと・・・子供の時に、故郷で余り雨が降らない時があって、その時に魔法で水を撒いていたら、いつのまにかMPが増えていたんです』
よくラノベで子供の時に、切れるまでMP使えば、増えていく!って言うのあるからどうかな?
って思ったら、強面のおじさんが
『確かにHPと違いMPは、レベルアップ以外で増加させる事ができるが・・・
小さな子供が魔法をつかうなど、そう在るものではないが?』
?
えっ?子供って魔法使えないの?
『あの?子供の時って魔法使えないのですか?』
ヤバイ!どうしよう?
『いや、使えない訳ではなく、子供には魔法のイメージが難しい為、使わせないと言うのが普通だ』
よし!
それなら大丈夫!?
イメージなら、ゲームやラノベの知識で行けちゃいます♪
『そうなんですね。
オレ小さい頃から色々魔法使っていて、イメージするのも得意だったんで、家族のお手伝いって感じで使ってたんです』
『家の手伝い?』
『はい、畑に水を撒くのもそうですが、お茶碗洗うのや、洗濯とかに色々な水魔法を使ってたんです』
と言うことにシテオキマス。
そしたら、ベローニさんが
『家事に魔法?そんな魔法あるの?
出来たら教えて欲しいわ』
強面のおじさんも
『畑に水を撒くと言うが、どうやったら出来る?』
と、首を傾げてます。
どうしようかな?
『それじゃあ、畑に水を撒くのやります』
これは、芝生に水を撒くようにして
余り力を込めずに、少し小さめに
【散水】
シュン・シュン・シュン・シュン・・・
少し離れたとこに、回りながら水が散布されます。
またまた、皆さんポカーン状態です。
えっ、これもダメデスカ?
ドウシマシヨウ?




