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七人目の預言者  作者: 龍刀
序章
7/13

お掃除

移動しながらとりあえずギルドで依頼完了することに決めた

あともう少しで街で、今は街の前の草原だ



「あっ!ソーシ!彼処に私を攫った馬車がある‼」

キャリルが指差す方向にはそこそこな大きさの馬車が此方に向かって走ってきた



「貴様ぁ‼なに逃げ出してンだぁ‼」

キャリルを見た盗賊風の男が叫ぶ

中からお腹周りが残念な肉塊がでてきて

「余の妻となる名誉なことぞよ!お仕置きしてやる‼」

なんてほざく



「えっ?人違いじゃないの?私はあなたのこと知らないわね」

キャリルが白を切る



「なっ⁉首輪はどうしたのだ⁉」

キャリルに首輪がないことに驚いているらしい



「おい、キャリル?知らない人なら関係ないだろう?行くぞ」

このタイミングで口をあえて挟む



「くっ⁉貴様らっ‼こいつにもう一度首輪をかけろ!そこにいる女もだ‼」

肉塊が喚き命令する



「これは…逃げるが勝ちだな」

街に逃げた方が此方が有利だ

「ハク、コク、出番だ」

空間を歪めてハクとコクが出てくる

「主、漸く呼んでくれたか…」

「ふふ、何をすれば良いんだい?」

ちゃんと、人型ではなかった



会話をしたのをみて肉塊が焦る

「は…話しただと…最低でも零級以上…いや、そんなことは関係ない…やれっ‼魔力封じだ‼」

肉塊が後ろの盗賊風の男に命令する



「我願ウ詠唱破棄ノ使用」

【使用許可確認シマス。魔力ヲ必要量確認。詠唱破棄、許可ガオリマシタ】

ピロピロリン〜

【詠唱破棄付与】

神術で詠唱破棄を願い、許可を貰う



「《魔力吸収(マナドレイン)》《魔力拘束(マナロック)》《身体拘束(フィジカルロック)》《闇穴転送(ブラックホールワープ)》」

魔力を完全に吸収し、そして使えないようする。さらには身動きをとられないようにしてこの世界の危険だとされる何処かに飛ばす

それは俺でもわからない

闇穴転送は俺がゴミはゴミ箱にという精神のもと創りだされた地球での魔術だ

今までに何人かは餌食になっている

自分でも好奇心のまま入ってみたが、特に苦労はしなかった

同行者の者はあれで疲れないのはおかしいと言われたが…



「ねえ、ソーシ。私の他にも捕まった娘いるから馬車見て行こう?他にも金目のものはとっても大丈夫だしね?」

キャリルがお願いしてくる



「皆!皆は自由になるんだよ?ここから抜け出せるよ‼」

そんな感じで助け、解放して家に帰した

全員、この先の街の娘だったので苦労しなかった






「ねえ…あのね…?私も…ソーシについていって…いいかな…?」

モジモジしながら聞いてくる



「いいけど、安全なことをご両親に伝えないとな?お前の家まで行くぞ?」

「そうだな。叔父様と叔母様が心配してるだろう?」















こうして、俺とエルリガの当面の予定はエルフの里へ向かう事になった

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