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第10話: 「異世界の通貨改革!?香織、ついに紙幣発行に乗り出す!」


「さて、次のステージに進むわよ!」


香織は椅子に深く座り、机に広げた計画書を見つめていた。すでに銀行業は大成功し、国の経済に大きな影響力を持つようになったが、彼女の目標はまだ達成していない。


「この国を支配するには、まずは通貨をコントロールしなきゃね!」


そう、香織の次なる一手は通貨の発行だ。もし自分の発行する通貨が国中で使われるようになれば、この国の経済を完全に掌握できる。


まずは、彼女の信頼を勝ち取っている商人たちと銀行の顧客に、新しい通貨の話を持ちかけることにした。


「ねぇねぇ、金貨って重くない?それに、持ち歩くの不便じゃない?」


香織は軽く冗談めかして話し始めると、商人たちはうなずきながら答えた。


「そりゃあそうだよ!金貨を運ぶのには護衛までつけなきゃいけないし、かさばるし…もう大変なんだから!」


「そうよね。だから、これからは『紙幣』を使うってのはどう?」


「紙幣?紙って…あの紙?」


商人たちは驚きつつも、興味を示している。


「そう、紙!でもただの紙じゃないわよ。銀行が保証する価値ある通貨ってわけ。軽いし、扱いやすい。それに、偽造防止もバッチリだから安全!」


「おお、確かにそれなら便利だな…」


商人たちの顔がほころんだのを見て、香織はさらに自信を深めた。


「この新しい紙幣は、銀行に預けられた金貨と交換可能。だから安心して使えるし、持ち歩かなくても支払いができるのよ!どう?試してみない?」


こうして香織は商人たちを巻き込み、異世界初の紙幣システムを導入することに成功した。商人たちは早速、自分の店で香織の発行した紙幣を使い始め、その利便性に感動した。


「おい!これ、めちゃくちゃ楽じゃん!重い金貨持ち歩かなくていいなんて最高だ!」


「これならもっと商売が楽になるな!」


香織は商人たちが紙幣を使い始めたことを見届けながら、次のターゲット――貴族たちに目を向けた。


貴族たちは伝統的な価値観に固執しており、新しいものに対しては懐疑的だ。特にバルド伯爵のような保守的な貴族は、新しい通貨システムを理解しようともしない。


「紙なんて信用できるわけがない!金貨こそが本物の価値だ!」


バルド伯爵はいつものように鼻息荒く叫んだが、香織は冷静だった。


「まぁ、そう言うだろうと思ってたけどね。でもね、バルド伯爵。貴族ってのは、国民の信頼を勝ち取らないと成り立たない存在じゃない?そして今、国民の信頼はどんどん私の銀行に集まってるわけよ」


「…なんだと?」


香織は笑みを浮かべながら説明を続けた。


「あなたが金貨に固執している間に、商人たちは紙幣を使い始めてる。それだけじゃないわ、これから市民にも広まるわよ。紙幣が国の標準通貨になったら、金貨を持ち歩くのは時代遅れってことになるわね」


「ぐぬぬ…そんなもの、認められるか!」


バルド伯爵は怒り狂っていたが、香織はさらりと肩をすくめた。


「まぁ、そうやって時代に逆らっていればいいわ。でも、商人も市民も便利な方を選ぶのが普通よね?貴族だって、いずれその便利さに気づくわよ」


香織の言葉通り、紙幣は徐々に市民の間にも広がり始めた。銀行に預けられた金貨を元に、紙幣が発行され、それを使って日常的な取引が行われるようになってきたのだ。


「これで、私の通貨がこの国のスタンダードになる…!」


香織は心の中で勝ち誇りながら、次の展開を考えていた。通貨を掌握したことで、国の経済を実質的に支配し始めた。だが、彼女の野望はまだ終わらない。


「次は…王族に通貨を認めさせることね!」


香織は通貨の普及をさらに加速させ、最終的には王族にまで影響を及ぼそうと決意した。異世界の経済改革は、ますます勢いを増していく。



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