第9話: 「異世界初の銀行設立!?金を動かし、国を支配するコンサルの野望!」
「さて、次の一手は…銀行業よ!」
香織はデスクに座り、野心に満ちた笑みを浮かべていた。魔法素材ビジネスや不動産取引での大成功により、会社の規模は急成長したが、次はもっと大きなシステム――お金そのものを支配するために、銀行業に手を出すつもりだった。
「だってさ、この世界、銀行ってものがないんだよね。お金の管理も取引も、全てが個々の取引所に依存してるとか、そんなの時代遅れすぎるでしょ!」
香織は異世界の金融システムの非効率さに気づき、すぐに行動に移すことに決めた。
香織はまず、王都の大通りに目を向けた。そこでは貴族や商人が日々、大量の金貨を運び、個々の金庫や保管所に預けるという不便な方法を取っていた。
「うわぁ…金貨を直接持ち歩くなんて、どんだけ面倒くさいのよ。現代だったらみんなキャッシュレスか、せめて銀行口座で管理するでしょ!」
香織は自分が知る現代の金融システムを思い浮かべながら、異世界初の銀行を設立する計画を思いついた。
まずは取引相手を確保しなければならない。香織は豪商や貴族たちをターゲットに、彼らの財産を預かる銀行サービスを提案した。
「お金を安全に預けて、いつでもどこでも引き出せる。それに、利子もつくよ!」
商人たちは驚きながらも興味を示す。
「預けるだけで利子がつく…?そんなことができるのか?」
「もちろん!しかも、大金を持ち歩くリスクもなくなるし、万が一盗まれても安心!」
「なるほど…それは確かに便利だな」
香織の説得により、次々と商人たちが彼女の銀行に預金を開始。貴族たちも、持ち物を狙われる心配がなくなることに気づき、続々と預金口座を開設していった。
次はローン事業だ。香織はさらに利益を出すために、銀行の資金を貸し付けるローンを開始することにした。
「貴族や商人がもっと商売を拡大するための資金を必要としてる。なら、そのお金を貸し出せば、利子でさらに儲かるでしょ!」
香織は銀行に預けられた資金を使い、利率を設定して、借り入れをしたい者たちにローンを提供した。
「おお!これで新しい商売を始められる!」
「ありがとう!これで拡大できる!」
借り入れをした商人たちは大喜びし、香織の銀行は瞬く間に人々に浸透していった。香織はさらに、返済が滞った場合の対策として担保を設定し、ローンビジネスを確実に成功させるための戦略を組み込んだ。
「これで銀行業もバッチリ。預金とローン、さらに利子でどんどんお金が増えていく…!」
香織は自分のビジネスが次々に成功していく様子に満足しながら、次の手を考えていた。今や、彼女の銀行は国中の貴族や商人の財産を管理し、彼らのビジネスを支える重要な存在になっていた。
だが、ここで香織はさらに大きな野望を抱き始める。
「次は…そうね。通貨の発行をしちゃえば、完全にこの国を支配できるんじゃない?」
香織は新しい通貨を発行し、国の経済そのものを掌握する計画を思いついた。
「異世界で初の紙幣を発行して、みんながそれを使うようにすれば、私の銀行が完全に経済を握れる!」
通貨発行権を手に入れた瞬間、香織の会社はただの企業ではなく、この国の経済そのものを支配する存在となる。
「そうだ、この国を変えるなら、やっぱりお金の流れからだよね!みんなが私の通貨を使うようにすれば、この国は私のもの!」
香織は高笑いしながら、次のステップに向けて動き出すのだった。
次回!「香織、ついに通貨発行!?国の経済を支配する壮大な計画の行方は!?」




