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ワインを買ってみたロアン

『ルーナの奴、喜んでくれるといいなー』


村から戻って来て見慣れた森の中を歩き、ある物を抱えている。

そう、ある物とは村で買ったワインボトルだ。

何でそんな物を買ったかというと、

村にワインを販売しにあるお店が来ていたからだ。


どんなのか気になるってか?じゃあ、少しだけ話そうか。


○


いつも通りに暇だから村に寄ってみると、

湖の近くで荷台付きの馬車があってその周辺で人集りがあった。


『何の集まりだ?』


あんなところに馬車がある事が珍しかったから気になり、

人集りの所へ直ぐに向かった。


『皆様ー!ワインはいっぱいありますから焦らずに並んでくださいましー』


人と人の隙間から覗いてみると、

赤いドレスみたいな服を着ている派手な女性が、

テーブルに大量のワインボトルを置いて販売していた。


あーなんだ、ワインを売っていたのか。

俺は飲めないから素通りをしようと思った時、

後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。


『やっぱり並んでいるねー』

『そうね、買えるかしら?』


振り向いてみたらピンク色の髪をしている女の子と、

茶色の髪の女の子がいた。そう、ミリアとリナリーだ。

向こうも自分に気がつくと、挨拶をしてくれた。


『あっ、ロアンじゃーん!』

『ロアン!?こ、こんにちは!』


リナリーは手を振って元気に接してくれ、

ミリアは少し焦りながらも丁寧に挨拶をして接していた。

んー本当に対照的な二人だな。

軽く挨拶をした後、俺は二人に聞いてみた。


『二人共、ここにいるって事はワインを買うために?』

『うん、そうよ。ママに頼まれて来たの』

『私も同じ理由ー、仕事で手が離せないって言われたー』


娘にワインを頼むほどほしいって事はそんなに美味しいワインなのかな?

詳しい話を聴くため、更に聴いてみた。


『ここのワインってそんなに美味しいの?』


そう言うと、二人は『飲んだ事はないけど、物凄く美味しいみたいよ』

『私の父はこのワインしか飲まない程だよー』と二人の両親が絶品しているらしい。


んー、それならルーナに買ってあげようかな?そう思って俺も並んで買うことにした。

三人で楽しく会話をしながら待っていると、

列が少しずつ減ってやっと俺の番がきた。


『いらっしゃいましー、ワインを何本買いますー?』


赤いドレスのように派手な服を着ている女性の目の前に立つと、

物凄く美人な顔立ちをしている女性だった。


髪もなめらかなウェーブがかかり、綺麗な赤色のグラデーションをしていた。

そして何よりも胸が大きい。ルーナと同じくらいでかいだろう。

んー、ずっと見ていたいが、

さすがにセクハラになってしまうからとっととワインボトルを一本買うことにした。


ちゃんと三人共買えたからこれで一安心だ。良かった良かった。

ミリアとリナリーがワインボトルを大事そうに持ち帰り、

一人になった俺は適当に暇つぶしをしてから小屋に戻った。

ルーナはワインを飲むとどうなるか?

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