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姉妹を助けたら両手に花が待っている

可愛い姉妹と話をしていたら、倒れていた御者の人が目を覚まして起き上がってきた。


『どういう状況でこうなったかわかないが、とにかく助かったよ。ありがとう』

『どーいたしまして』


まあ、御者を助けたのはついでだ。と、いうよりもすっかり忘れてたわ。

そんな事を考えていたが、

御者の人が『お客さんをウィール村まで連れて行く途中だったんだ。

よかったら荷台に乗って行くかい?無料でいいぞ!』


と、言われたのでお言葉に甘えて荷台に姉妹達と一緒に乗って村までただ乗りが出来た。

やったぜ。


だけど、女の子が二人乗っている荷台の中で男の俺が乗ったら気まずくならないかな?

と思って心配をしていたが・・・何だこの状況は?


『ロアンさんって魔法が使えるのね!凄いわ!』

『私、魔法なんて初めて見たよ!』


二人の姉妹に腕を組まれながら質問攻めにあっている。


『ねーねー、ロアンさんってどこの町に住んでいるの?』

『ロアンさんってどんな食べ物が好きなの?』


一つ一つ答えるのに大変だが、可愛い姉妹だからまぁいいか。

ちなみに、俺の左腕を組んでいる子が姉のアクアで、右腕を組んでいる子が妹のリウムだ。


顔は二人とも幼い感じで似ているが見分けられる特徴がある。

姉のアクアはストレートで真っ直ぐな青い髪をしていて、

妹のリウムはツインテールの青い髪をしている。


んー、それ以外は二人とも系統が似ているノースリーブワンピースを着ているから見分け辛いが、

見れば見る程可愛い姉妹だな・・・。


そんな事を思っていたら、アクアが聴いてきた。


『先程から私達を交互に見ているけど・・・どうしたのかしら?』


変に誤魔化すのも面倒だから正直に答える事にした。


『あー、可愛い姉妹だなと思ってな』


そう言うと、二人は喜んでいた。


『きゃー、可愛いだなんて照れるー!』

『ロアンさんってもしかしてー、私達の事狙っているー?』

『そうなの?・・・まぁ、ロアンさんなら何されても平気よ?』

『あーお姉ちゃん!抜け駆けはダメだよー!!』


んー・・・両手に花とはこう言う事だろうか?そんな調子で喋っていると、

目的地のウィール村に着いてしまった。


どうやら二人はこの村で観光する為に隣町から来たようだ。

ふむ、その途中で盗賊団に襲われそうになってたのか。


荷台から降りてお別れをすると、

姉妹が少しだけ寂しそうにしながら手を振っていた。


『えー、ロアンさん・・・案内してくれないのー?』

『うー寂しいけどここでお別れかー・・・またね』


そう言って二人で村の中を歩いて行った。


『んーこれで良かったんだよな?』


あのまま二人に付き添いをしたら、

本当に良い雰囲気になって大変な事になりそうだから付いて行くのを辞めた。

それに、今からギルド会場に行って色んな報告をしないといけないし、

パン買いに行かないとダメだからな。


『良し、じゃあ行くか』


俺は寄り道せずにギルド会場に寄り、

盗賊団を穴に落として身動きを取れないようにしているのをギルド員に報告した後、

いつものパン屋に行ってゴブリンを討伐した報酬でパンを買い、

喫茶店でコーヒー飲んで休んでからルーナがいる小屋に戻った。


『ただいまー』

『あら、おかえりなさい。ロアン』


小屋の中に入ると、ルーナがソファの上で本を読んで寛いでいた。

まさかずっと本を読んでいたのか?


まぁ、それは置いといて。

買って来たパンを紙袋に入れたままテーブルに置き、各自好きなパンを選んで食べた。


『んっ!このチョコが入ったクロワッサン、凄く美味しいわ!』

『新作なんだって、美味しいだろ?』

『ええ、良いのに目をつけたわね!偉いわ!』

『それはどーも』


今日はちょっとだけトラブルがあったが、

ルーナといつもと同じく他愛のない話をして一日を終えた。

ハーレムらしいお話を書けたと思います。

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