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村で買い物をしていたら

今回のお話は三日連続で投稿します!

今日は前に七色魚を売り、儲かったお金で生活用品を買いにウィール村に来ている。

自分のほしい物を買った後で、ルーナから頼まれて預かったメモを見ながら買い物中だ。


『えーと・・・なになに?』


「衣類を作るための生地-可愛らしいボタン、高価な白い布、赤色のリボン」

と、書かれている。


・・・細かい注文が多いなー、おい。

あいつは何を作ろうとしているんだ?

いや、服には違いないが、どんな服を作るつもりなんだ?まあ、いいか。


俺は雑貨屋でメモに書かれている物を探し、

なんとかルーナがほしい生地が手に入った。

可愛いらしいボタンは星型やハート型を買い、

白い布は銀貨一枚もしたからまぁ高価だろう。


赤色のリボンは安もんだけどな、ははははっ。

さてと、じゃあ必要な物を買ったから少し休憩するか。

雑貨屋を出た俺は店の前にある木造のベンチに座り、一息ついた。


『ふー疲れた』


休憩していると、誰かに声を掛けられた。


『あっ!ロアンだー!』

『ん?』


聞き覚えがある声がして名前を呼ばれたから振り向くと、

派手なピンク色の髪型に、

ホットパンツを履いている露出度が高い服装をしている女の子がいた。


あー何処かで観た事がある、確かミリアと一緒にいた友達だよな。

名前は確か・・・。


『リナリーか』


名前を当てると、ピョンピョンと跳ねて喜んでいた。


『おー!覚えてくれてたんー?嬉しいー!あっりがとうねー!

それとこの前はどうもー』


相変わらずテンションが高い女の子だ。

まあ、元気で明るい女の子は結構好きだな、うん。


そう思っていたら、

どうやら口に出していたみたいでリナリーが恥ずかしがっていた。


『元気で明るい女の子が好きだって?照れるなー、エヘヘー』

『えっ?俺、口に出していた?』

『うん、相変わらずテンションが高いって言うのは余計だけどねー』


それも口に出していたー!!!!

その後はリナリーが数十分ほど俺の隣に座って話しをした。


んー・・・なんか恋人同士っぽい?いいねーこういうの!!

心の中でテンションが上がった。

しばらく話しているとリナリーが立ち上がり、両手を上げて伸ばしていた。


『んーっと!私、そろそろいっくねー』

『お、そうか。じゃあな、リナリー』

『まったねー!』


そう言って駆け足で何処かに行ってしまった。

本当に元気で明るい女の子だな。

さて、俺もそろそろ行くか。


休んだ俺は体力が回復し、帰ろうとした時にある事を思い出した。


『そうだ、最後にパンを買って帰ろうかな』


帰る前にパンが食べたくなって「パンシエル」のお店に寄る事にした。

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