第2話 週明けの朝
この物語に書かれている地名・人名は実在のものと一切関係ありません。
......チュンチュン......ブォォォォォン......
「ん、もう朝か......」
俺は、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声と、道路を走る車やバイクの走行音で目が覚めた。
時計を見るとちょうど午前6時30分、きのう中途半端に起きたせいか、あまり目覚めは良いとは言えなかった。
二度寝すると、遅刻しかねないので、鉛のように重い足をベッドの外に向けた。
起きてすぐに脱衣所に向かった。
顔を上げて鏡を見てみる、ひどい寝ぐせと鋭い目つきが目立つ。
改めて確認するが、首回りには傷一つもない状態だった。リアル過ぎる夢ってことだな。
朝最初にやることを終え、リビングの扉を開けると姉ちゃんが朝食を作っていた。
姉ちゃんは、ショートヘアを揺らしながら朝食と弁当の具材を淡々と切っている。
同年代同性の平均身長より高い体に、元ヤンとは思えない可愛らしいエプロンをつけていた。もう一度言う。元ヤンなのだ。
朝食ができるまで暇つぶしに俺はテレビを見ることにした。
テレビは丁度、今日一日の運勢占いがやっていた。
「しし座のあなた!今日の運勢は12位中8位です!」
......微妙過ぎる順位だな、と思った。
せめて6位内に入ってくれればいいのに。
「ご飯できたぞー」
テレビを見ている間に、既に姉ちゃんが朝食を作り終えていた。
テーブルの上にはご飯と目玉焼きとウインナーと......ん?
「えっ!?俺の苦手な炒め物あるんだけど!」
「うるさいな!文句があるなら自分で作れば?」
うっ......色々面倒見てもらってるから何も言い返せない......
俺は、我慢しながら朝食を食べていると、家のインターフォンがしつこく鳴った。
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