表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/18

「歪んだ愛憎」

二つだけど一つ掲載。愛と憎で一つずつです。どっちが愛でどっちが憎かと言うと、左が愛ちゃんで右が憎ちゃんです。


騙されていると知りつつも

夢という名の毒を

喜んでむさぼった

夢にしては味が苦すぎると

夢にしては色が黒すぎると

分かっていた

それでも食べろと言ったのが

あなただったから

構うことなく平らげた


だんだんと

手足が痺れ

意識が遠のいていく


でもあなたは最後まで

ずっと笑っていたね




 ―――――――




何故ここに立っているのだろう

あなたのために

良かれと思って進んだ道の名が

「崩壊」だったなんて

そんなこと

知らなかった

もう

戻れぬとこまで来てしまった

いつも隣にいたあなたは

いつの間にか消えていた

「一人で歩め」と

そんなむごいことを

事もなげに言いのけた


ならば私は

その言葉に従おう

全てはあなたのために

良かれと思って進んだ道だ

進み続けることだけが

あなたが私に向ける

唯一の願いなのだろう?


そう

思い出したよ

私が今ここにいることに

私の意志はこれっぽっちもなかったんだ















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ