ヒロイン達と悪役令嬢を見てました
私は乙女ゲームのモブキャラとして転生した
物語では名もないモブだが私にはちゃんとした名前が有る伯爵家の長女でラスティー、トワイライトだ。勿論、ゲームの強制力とかは関係ないので普通に婚約者を探しをしている
家は長男が継ぐので早く嫁にいけと言われているがヒロイン達と悪役令嬢のやり取りをついつい見てしまう。見れば見るほど…アホらしいやり取りだったので冷たい目で見てしまう
そんな感じでもモブキャラだから誰にも言われないようで今日も逆ハーレム状態のヒロイン達を見ている。ふっと気付いた。お色気担当のキャラが居ない事に。んっ?髪の色が違うけど…あそこで見てる人ってお色気担当のシルベスタ国の第2王子リースじゃないかしら?ついつい見つめていたら目が合った。まぁ、私はモブキャラだから別にいいかとその場にいた。そろそろ行こうかと思ったら…見の前にリース王子が居た
「ねぇ、君さーさっき僕の事を見てたけど誰か知ってる様子だね?」
「あー、はい。知ってますよ?リース様でしょう?髪の色が違うからなんでかと思っただけですよ?気にしないで下さい。誰にも言いませんから。じゃあ、私は行くんで」
「そこまで知ってるのに簡単に帰す訳ないよね?ちょっと場所変えて話しを聞こうか」
「別に話す事はないですよ?あっち側に居る貴方が何故か一緒に見つめてるのか不思議に思っただけですから」
「あっち側?気になるからなにか飲み飲みながら聞こうかな。勿論、君に拒否権なんてないよ」
うわー面倒臭い人に見つかった。でも流石、お色気担当だけあって中性的だけどオッドアイの瞳で色気が増し増しだ
「私的には関係ないし大した話しは有りませんけど…」
「ほら、行くよ?食堂でいいよね?」
そう言うと私の手を取った。そして従者らしき人も一緒に付いてくる
引っ張られながらどう話そうかと考えたがゲームの強制力なるものが有るんだから別に全部言っても忘れるだろう
「ここにしようか?さぁ、座ってよ」
「はぁ、先に聞きますけど何で髪の色が違うんですか?いつもはブルーでしょう?」
「そうだね…ちょっと様子見してたんだよ。」
「様子見?貴方はヒロインには興味ないの?貴方が居て攻略対象キャラが揃うんですよね」
「ヒロインってあのバカみたいなヒーローごっこしてた奴らの君の言うあっち側ってやつ?」
「そうですよ。貴方もあの逆ハーレムに入ってヒロイン大好きになるんですよ」
「あり得ない…あんなのに俺も巻き込まれるなんて」
口調が変わった?って言うか顔つきもさっきの微笑みから冷たい目になっていた
あー、分かる。そうなるよね~
「今から1年後に悪役令嬢の断罪が有るんですが貴方も一緒に居ますよ。間違ったアホらしい断罪に一緒になって責めるんですよ」
「この俺が?あいつらと一緒に?!そもそもヒロインってあの真ん中に居たルルって言う平民の子だよね?」
「そうですよ。貴方はお色気担当ですが実は暗殺もいとわないしヤンデレなのでヒロインを監禁しますね」
「はぁ~俺があのお花畑の子を監禁するなんて信じられない!」
「まぁ、ヒロインが選んだルートに寄ってはなのでそこはないかもしれないですけど」
「何で君がそんな先の事を知ってるの?あ、そう言えば名前聞いてなかったな」
「あー、別に覚えなくてもいいですよ?明日には忘れてるかもしれないし。一応、ラスティー、トワイライトって言いますが」
「じゃ、ラスで。俺はリースじゃなくてネオで」
「偽名まで使ってるんですか?私が展開を知ってるのは転生者だからですね。見た事有る世界だからちょっと詳しいだけですね。それにここには強制力も存在していて貴方が嫌だと思っても1年後には取り巻きになってますから」
「そんな…俺の好みじゃないのに?!だったら君の方がよほど気が合うと思うが」
「それはありがとうございます。ですが、私はモブキャラなんで世界的には居ても居なくても大丈夫なキャラなんで」
「現実に俺の前に存在しているけど?」
「そこは私も生きてますから生身ですし伯爵令嬢で今は婚約者探ししてますね」
「婚約者探し?君なら男どもがほっとかないだろう?あめ色の髪に緑色の瞳が魅力的だぞ」
「それが…私はモブキャラなんで何をしても覚えて貰えないんですよねー」
「俺は忘れないと思うが…」
「明日、出会っても普通に分からないと思う。実際、私も他のモブキャラなんて覚えてないんで」
「そうなんだ…じゃあ、明日から俺が覚えてたら一緒に行動しよう?」
「何故ですか?私に貴方の呪縛を解く魔法なんて有りませんよ?ヒロインにターゲットにされたら貴方は魅力されるんですよー」
「勝手に魅力されるなんて最悪!」
「仕方ないですね。諦めてあのお花畑の世界へ飛び込んで下さい。私は生暖かい目で見てますから」
「嫌だろう?!普通に!とにかく君が未来を知ってるなら尚更、一緒に居るからな!」
「分かりました。私に気づけたら声掛けて下さいね!寮以外は学園内の庭に居ますから」
「寮まで送ろうか?」
「また女性を狙ってると思われますよ?そう言う噂話は何故かまわるんですよー」
「俺も別に好きで女性に優しくしている訳じゃないんだが。隠密行動を誤魔化す為ってだけで」
「私に言い訳しなくても大丈夫です。分かってますから」
「なんかやりづらいな…俺ってそんなに魅力ない?これでも自信有る方なんだけど」
「あー、カッコいいですよー。すっごく色気増し増しで初対面だったら恋してたかもしれないです、はい」
「その棒読み、やめてくれる?」
「とにかく、1人で帰れますから。それじゃあネオ。また会えたら…ちなみに同じ学年でヒロイン達と同じクラスですが誰とも友達になってませんね」
「ボッチなんだ…」
「はい、ボッチですね。たまに授業で組まされる時も有りますが…直ぐに忘れられますね」
「言ってて寂しくない?」
「いつもの事なのでヒロイン達が絡むと自然と忘れられますから」
「ねぇ、俺が婚約者になるって言うのはどう?その強制力にも勝てるんじゃないか」
「甘いですよ。それに婚約者になって貰って貴方がヒロインに負けたら私が婚約破棄されるじゃないですか?!嫌ですよ!余計に婚約者が探しにくいじゃないですか!」
「いや、俺は絶対にヒロインに魅力されないから!」
「はい、はい。頑張って下さい。応援してます」
「だから、その棒読みやめてくれる?」
「じゃ、行きますから」
私は席を立ち去ろうとするとネオが腕を引っ張って私に抱きつくと唇にキスをした
「!!!な、な、何やってるんですか!!」
「これで君は忘れないよね?俺も覚えてるからラス、これから宜しくな」
「このエロキャラがー!!!」
と言う感じでリースとの交流が始まった




