46/215
エピローグ
アタシの日常は消え去った。たった一度、吸血鬼に会っただけでアタシの人生は終わった。そして常に生死の関わる選択がついて回るようになってしまった。
こんなのはアタシのような者には向いていない。アタシにはここで選択を間違えると人に嫌われる、とか、困ったことになる程度のちょっとした不幸や幸福が訪れるだけで良かった。けど、もう、それは望めないのかもしれない。
アタシはジェットコースターに乗っているようなこの日常でどんな幸せを目指せば良いのだろうか。できることならアタシは、ちょっと綺麗な花が咲いているのを見つけた、みたいな小さな幸せがいっぱいの平凡な日常に戻りたい。
それでいいんだ。




