第八章 あとがき【挿絵】
ここまで「月下のアトリエ」を読んで下さりありがとうございました。長い物語の中で変わらずに、ブリランテ独立戦争の渦中に飛びこんでいくアミュウたちを見守っていただいていることが、何よりの励みとなっております。
ごくシンプルに、「独立のための戦い」をテーマに本章を書いておりました。本作の大まかなプロットは2017年の連載開始当初から定まっており、八章では戦争を書こうと早い段階で決めていたのですが、世界情勢がこのようになるとは、あのころはつゆ考えておりませんでした。ファンタジーは、現実から離れているからこそファンタジーなのであって、戦いもそうであってほしいと心から願います。
さて、本章ではいくつか重要な、物語の秘密めいたものを開示させていただきました。読者の皆様がたに打ち明けることができて、ほっとしております。作者の中だけで眠っていた物語を、揺り起こして、屋外へ出してあげられるというのは、とても幸福なことだと改めて感じております。そのために満たさなければならない条件は、自分の力だけで乗り越えられるものではありませんから……本作を書き始めたときにはまだ小さかった子どもたちが大きくなり、私自身の就労環境も変わり、色んな変化がある中で執筆を続けていられることに、日々感謝しております。もちろん、間遠くなりがちな更新を待っていてくださる読者の皆様がたにも、深く深く感謝いたします。
「月下のアトリエ」は二〇二四年一月十三日に四万五千ユニークユーザーアクセス、同年七月二十七日に二十万プレビュー及び五万ユニークユーザーアクセス、二〇二五年二月二十三日に五万五千ユニークユーザーアクセス、二〇二六年二月八日に六万ユニークユーザーアクセスに到達いたしました。
数字の向こうに読者の方々がいらっしゃると、心強く感じております。
本作は九章構成であり、次章「世界の大釜」と、その後ごくささやかなエピローグを添えて、完結となる予定です。物語の続きの執筆を優先し、八章及び九章の「おまけレシピ」コーナーは割愛させていただきます。
マイペースな執筆ではございますが、引き続きあたたかな応援をいただきますよう、お願い申し上げます。






