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第八回:何かが欠けて、自分にあって

 皆さん、私は死体が苦手です。

 今回は欠損についてです。

 欠損フェチというのは、体のパーツが無くなったも人に興奮をするものですが、私の場合、欠損フェチと言うより、欠損部分妄想フェチなんです。

 これは今日、知ったことなのですが、どうやら動物の体の一部が好きらしく、特に根元から引き抜かれたような物がいいらしいです。

 普段はそんな感情を抱かないのですが、一部が落ちていれば興奮してしまうみたいで、死体では感じず、むしろ埋葬してあげたいと思うくらいでした。

 じゃあ、私はもいだのか。

 そんなことはないです。

 帰り道、いつものように道を見ながら歩いている。すると、猫にやられたかカラスにやられたのでしょう。

 鳥の羽が根元からバッサリ、根元というくらいなのだから根っこみたいな神経が骨から延びていて、それには血がついていました。

 かわいそうに、と思いながら前で立ち止まり、私はそこで自分が同じようになっていたらどうなのだろう、と考え、性的な興奮を抱いてその場を去りました。

 潜在的嗜好が目覚め、私をさらに追い込みます。

 そんな事が起こった今日、潜在的嗜好に目覚めてはイケないと思った瞬間でした。

 よって、これから言えることは、欠けている事に働かず、欠けてしまったらというのを、目の前で実物を見ながら考えてしまう部分が人にはあるということです。

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