時炎(竜神)
崇められた...彼女の心理
古代インドに語り継がれる叙事詩【ラーマーヤナ】、ヴィシュヌ神の化身【ラーマ王子】の愛する【シーター妃】を奪還するために耗発した羅刹羅闍【魔王ラーヴァナ】との戦の末、羅刹の王が敗北者となり、王子と妃が運命の再会を果たした物語...
もしこの物語は何者かの筋書き(運命)によって定められたとしたら、それに抗えないだろうか?
時は現代日本、ある女子大学生【椎谷・蘭華】がラーマーヤナの物語(世界)に巻き込まれ、滅んだはずの羅刹の王との出会いで運命の歯車がついに再び動き出して、心を探す旅が始まった...ぶらりと...
生まれたときから自覚があった…
いや...違和感?と呼んだ方が良いかしら...
別に記憶があるというわけではない。
記憶...というより頭の中に刻まれたかのような…命令?
声というより...メッセージ?
自分の頭の中で自分の声がずっとそのメッセージを繰り返して言い聞かせた感じ...
【終焉の魔王を完全なる存在にする...そのために試練を与える...それはあなたの使命...】
その繰り返し...
ただただ達成しなければならない使命のメッセージが頭の中に響いていた...
でも...自分で実行するのか...または誰にやらせるのかは分からない...
その言葉の意味も理解できないままでいた。
だから...ある日まだ子供だった私は父に自分の頭に響いている言葉を伝えた。
それ以来、父は私を見る目が変わった。
そして、ずっとこう言われた。
「時炎は竜王じゃない...竜王たちを統べる存在なんだ...」
「それじゃ...私は何なの?...神...様?」という子供の素朴な疑問に対して...父はこう返した。
「いいえ...シホは神だけじゃない...竜神様だ!」
あのときから小さな神社の宮司だった父が別の宗教団体を初めて、竜神と呼ばれた私はその教祖になった。
しばらくして...人も集まった。徐々に増えた。
知らない人も増えた...
しかし…私を見るときはみんな同じだった。
まるで…私は人間じゃないみたいに...何かの崇高な者を拝めたその目...
もう少し大きくなった私は徐々に感じたある疑問を父に尋ねた。
「お父さん...なんで竜王を信仰するの?その上の存在であるはずの私...竜神様は?」
「突然シホのことを竜神様だと言っても、皆は信じてくれないさ...だから、元々竜王信仰の人たちから関連付けて...シホが竜王たちの上に立つ存在にできる。そのためにも八大竜王様の信仰も深めないと...ね。」
正直...その時の父の言葉を完全理解したわけではなかった。
ただ...私も含めて竜王たちも崇めよう...皆で大事にしようと...それだけだと思った。
そして、私は【神】になった。
竜神様の出来上がり...
しかし、時間の流れと共に...飽きた
高校を卒業後、家を出て大学に行った。
心理学を勉強して、心理カウンセラーの資格まで取得した。
より人の心を理解するため...
特に信仰心が深い人...その心理を解明し、なぜそこまで信仰が深いのか一応教祖とされた私の視点で理解したいという気持ちが強かった。
でも、それを決してまた誰かに崇められる存在にはなるつもりがなかった。
それから...ある日
連絡があった
正確には差出人不明の封筒が届いた。
不明というのは少し違うけど、封筒に書かれたのは一文字だった
それは…【神】
その文字を見たとき、自分の中に潜んでいる何かがざわめいてきた。
私はその封筒を開けて、中身を確認すると...
書かれたのは自分が知らない文字が書かれていた。
知らない文字なのに...不思議なことに頭が理解している。
その中身はある人の連絡先と方法...
そして、こう伝えればわかるようなセリフの文言...
私は特に迷いもなくある者に連絡を試みた。
そのとき...やっと分かった。
今までの頭の中の声の正体は何なのか...
私の今までの人生はどういう意味で、これからはどのような役割なのか...
そして、今に至った。
だから、家に帰るときはあまり嬉しくなかった。
相変わらず皆が頭を下げて...私を崇めた。
おかえりという温かい言葉ではなく、「竜神様がお戻りだ!」とか「竜神様!竜神様!」のような歓迎?の言葉を浴びさせられた。
しかし...今回の帰省が必要だった。
父が宮司を務めた神社には...実は本物の竜王関連の物が納められていたからだった。
これはただの偶然か...それとも...
あのときの差出人不明の封筒に書いた神とは...?
...
考えないでおこう私がいた。
「信仰は恐ろしいものね...恋は盲目という言葉もあるけど...盲信もまた...でも、結局私は正真正銘の竜神様だという今の状況もまた皮肉なものね。ふふっ」
と彼女、竜宮寺・シホが突然このような言葉を口にして、相手にいつも優しい笑みを浮かべながら次のように言った。
「あなたもそう思わない?...壱号。」
「あ...仰った通りでございます...竜神...いや、ガラアッキー様。」
それを返事したのは彼女の目の前にいる設楽・駱の声のはず...だった。
今回の感想↓
今回はシホのことを少し?深掘りしてみました。
設定ではシホの実家は神社...と宗教団体...怪しい方?にしていますw
だから、前に函館にいる話には実家が北海道でした。
その神社のモデルは...ご自身で調べてください。
(これ以上喋れません!w)
他の登場人物とは少し違った設定でただ単純に生まれ変わって、記憶があるわけでもなく...
その影響で幼少期から神様扱いで、大きくなったらそれを飽きて家を出て...
心理カウンセラーもなって一周回って実は本当に神?でした。というややこしくしてすみませんw
そして、新たな名前が出てきました!
これはどういう意味かは
...
ある言語の「時」と「炎」を意味する言葉が合体して、そのような名前になりました。
だから...シホと読みました。
いかがでしょうか?
それは誰なのかは...もしできるならタイ王国版のラーマーヤナを調べれば...出るかなw
あと...ラクくんの声には異変が!?
一体どうなるんだ?
そ、れ、は...
もうどうなるかそれは次回の楽しみとしか言いません!
乞うご期待!
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改めて最後までお読みいただきありがとうございました。金剛永寿と申します。
こちらは「第11回ネット小説大賞」の一次選考通過作品です!
二次選考で選ばれませんでしたが、一次選考通過作品である事実は消えません。
だから今もこれからも胸を張って、誇りを持って言えます!
これを励みだと思って、前にもっと進みたいと思います。
現在は第14回ネット小説大賞にも参加しています!
今まで応援していただいた読者の皆様にはお礼を何回言っても足りません。
また、お陰様で...この作品は38000PVに達成しました!!!
本当にありがとうございます!
この作品を書き始めて4年が経ちました。
それでもまだ読んでくれている読者がいる限り、やめるつもりがありません。
(もしかしたら、別の作品を書くこともあるかもしれませんが...並行にしたいです)
このような作者ですが、今後ともよろしくお願いいたします!
もうここまで来て、付き合ってくれた皆さんに御礼を申し上げます。
次回は誰を登場させるか...どのような物語と展開になるか...今後の展開もぜひお楽しみに!
この作品は古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をベースにした輪廻転生系ローファンタジーフィクションです。
日本では三国志や西遊記よりかなりマイナーですが、南アジアから東南アジアまで広く親しまれる作品です。ぜひご興味ある方は原作にも読んでいただければと思います。
ご興味ある方はぜひ登場した気になる言葉をキーワードとして検索してみていただければと思います。
もし続きが気になって、ご興味があれば、ぜひ「ブックマーク」の追加、「☆☆☆☆☆」のご評価いただけるととても幸いです。レビューや感想も積極的に受け付けますので、なんでもどうぞ!
毎日更新とはお約束できませんが、毎週更新し続けるように奮闘していますので、お楽しみいただければ何より幸いです!
追伸:
実は別の作品も書いていますので、もしよろしければそちらもご一読ください!↓
有能なヒーラーは心の傷が癒せない~「鬱」という謎バステ付きのダンジョン案内人は元(今でも)戦える神官だった~
https://ncode.syosetu.com/n6239hm/
現代社会を匂わせる安全で健康な(訳がない)冒険の世界を描くハイファンタジーです。




