15章 死闘後
『、、く、、起きて、、 菊ってば!起きて 』
・・・バッ!目が覚めた途端、菊は激しい痛みに襲われた。
「っ痛てぇ、、剣剥、お前、洗脳が解けて、目が覚めたんだな!体は大丈夫なのか?」
『アハハ、、実は僕、菊が光の中から現れたところから目が覚めてて、、体はもう全然大丈夫なんだけど、、紫月は僕の目が覚めてるっていうの知っていたみたいで、、ここに菊を運んだのも、紫月に言われてこの部屋まで運んだんだ。僕だけで力を使ったら菊も巻き込みかねないから、抵抗もできなくて、その、、ごめん。全然力になれなくて。』剣剥が今にも泣きそうな、悔しそうな目で告げた。
「何いってんだ、お前は俺が倒れている間に紫月のことをどれだけボコしたかったか、俺のことを考えてその破壊衝動を抑えられたお前はすげーよ。それに、俺が紫月に戦いを申し込んだのにはお前を助けることだけが理由じゃないんだ。」
『えっ、、それってどういうことぉ、、、?』
剣剥が菊に問いかけようとした途端近くにあったドアが開いた。
『ようやく起きたのね。大切な友との会話は終わったかしら』
「どうせ聞いてたんだろ。そんなことより、俺が勝ったってことでいいんだよな?」
剣剥を気にしながら、何かを見通すような表情で菊は言った。
『何を考えているかは知らないけれど、私の負けよ。あなたの好きなようにしていいわ。それに、私を気絶させるほどの力をあんな短時間で手に入れてしまうなんて、、、あなたは素晴らしいわ。想像以上の力をもっている。人間の霊媒師の管理下にいるなんてもったいないわ』
紫月は悔しそうな顔で菊の条件を飲んだあと、何故か嬉しそうに菊の強さを祝福していた。
「お前の感想はどうでもいい、取り敢えずここは俺の好きにさせてもらう。わかったら俺が呼ぶことがあるまでここから出て言ってくれ。」菊は紫月を軽蔑するようににらみながら冷たく言い放った。
『えぇ、わかったわ。さっきは負けてあげたけれど何度も同じ技が通用するなんて思わないことね』紫月は菊を煽るように言った。
「あぁ?なんでお前がわざと負けたってことになってんだよ?あれは明らかにお前の実力不足と油断のせいだ。敗者は黙って消えろ。」煽られたこともあり、さっきよりもきつく紫月に言い放った。
『相変わらず釣れないわ。でもまぁ一度勝ったぐらいで油断しないことね。』紫月は菊の反応に満足したのか少し嬉しそうな様子で部屋から出ていった。
「行ったか。、、、、剣剥、お前も疲れただろ。一度俺の中に戻ってろ。今日はもう遅いしゆっくり休め。俺はやらなきゃならねぇことがあるから、なんかあったら声かけろ。」
『えぇ?菊ぅ〜僕に隠し事ぉ〜?それにぃ〜僕の心配なんてめったにしないくせにぃ〜。』
「あぁ?いいからもう休め。自分から来ないなら言霊使ってやろうか。」
『うぇ、、わかったよぉ〜菊も休みなよぉ?』剣剥は菊を心配しながらも、嫌そうに憑依した。
「よし、剣剥はもう寝たな、、あぁ〜やっぱ体中重いしクソいてぇ。剣剥はなにげにそういうのには鋭いからなぁ。俺、うまくごまかせたかなぁ、俺は本当に、情けねぇな、、、」
(ここで端末へ作戦内容を伝える)
本編投稿、やや文字数少なめなのは見逃してください。。。




