第61話 魔武器を求めて⑨
★お知らせとお願い★
9月1日からアルファポリスさんで開催中の「第14回ファンタジー小説大賞」 にエントリーしました!
この期間中、大変申し訳ないのですが、アルファポリスさんでの投稿を優先させていただきます。
期間中、アルファポリスさんでの応援をいただけたらとっっても嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします!!
「ロック!
大丈夫??」
「ごめんね、油断してたよ…。
でも、あのゴーレムから【下級回復魔法】を奪えたんだ。
えーと、…[ヒール]。」
攻撃魔法と違って、回復魔法と特殊魔法は使える魔法が固定されている。
イメージして自分で魔法を作り上げる必要なはない。
HPを回復することができる魔法は、下級から上級に上がるにつれ効果も高くなる。
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[ヒール]・・魔力×2と同等のHPを回復する(消費MP10)。アンデット系にはダメージ。
[ミドルヒール]・・魔力×5と同等のHPを回復する(消費MP30)。アンデット系にはダメージ。
[ハイヒール]・・魔力×10と同等のHPを回復する(消費MP60)。アンデット系にはダメージ。
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スキル説明にはないが、これに治せる症状も違いがある。
[ミドルヒール]は傷や捻挫は治せるが骨折は治せない、など。
ロックの現在の魔力は791。
1582のHPを回復することができる。
3回の[ヒール]で全快することができた。
「ふうっ。」
「下級でも、回復魔法が使えるといいわね。」
「そうだね。
でも、あの体力でゴーレムに回復魔法使われたら、苦戦するだろうなぁ。」
「Aランクエリアまで、気を引き締めていきましょう。」
Aランクエリアまではそこまで距離もなかったため、その後はトラブルもなく進んだ。
そして…。
「いたわね。」
「いたね。
強敵だけど、頑張って倒そう。
まずは、スキルを奪うことに集中するよ。」
「私はロックが奪いやすいようになるべく援護するわね。
【全能力50%UP】!」
「お願いね。
【隠密】!」
2人はミスリルゴーレムを発見。
こちらに気づいていないので、先制攻撃をしかけた。
20mまで近づき、スキルを発動。
(<スキルスナッチ>!)
『どのスキルを奪いますか?』
『【武闘家】スキル
【力30%UP】スキル
【中級回復魔法】スキル』
(強いスキルばかり!
まずは…、【武闘家】!)
『【武闘家】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
「【下級回復魔法】!」
『【下級回復魔法】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』
「うん。」
『【下級回復魔法】スキルと【武闘家】スキルを入れ替えました。』
いつものように、スキルを奪われた敵は何が起きたかわからないといった様子。
その隙に、もう一度スキルを発動。
次は【力30%UP】を奪おうとする。
しかし、やはり攻撃に転じてくる。
「ゴォオオ!!」
拳を繰り出すミスリルゴーレム。
受け流そうとするが、スキルによって底上げされた力はロックより上。
A級モンスターともなると、一筋縄ではいかない。
「ぐっ…!」
1撃で4分の1ほどのHPを削られた。
その途中でティナの矢が当たったのだが、気に介せずロックへと照準を合わせる。
(この距離じゃ奪うのは辛いな…。)
ミスリルゴーレムがティナの攻撃に意識を向けないため、【スキルスナッチ】を発動する暇がない。
「ティナ、僕が攻撃を凌ぐから、攻撃し続けてくれ!」
大声でティナに指示を出す。
ティナの攻撃が矢継ぎ早に飛んでくる。
全ステータスが1.5倍になってるティナの攻撃は軽くない。
が、ミスリルゴーレムはロックに攻撃しながらも、ティナの矢を避けたり弾いたりしている。
それでも全てはかわせず、じわじわとゴーレムのHPが削れていく。
ロックは回避に専念しているため、ダメージは受けていない。
素早さがミスリルゴーレムを大きく上回っているため、完全に回避できている。
しかし、スキルを発動する余裕はない。
(少しだけこちらから意識がそれてくれたら…。)
我慢比べの様相を呈してきた。
スキルを奪ったが、ミスリルゴーレムの体捌きには違和感がない。
[武技]は使うが、技術はスキルに頼っていない、ということだろう。
スキルだけでなく、鍛錬が大事なことがよくわかる。
ポワァ。
ミスリルゴーレムのHPが半分ほどまで削られてきた頃、敵の全身が淡く光った。
(まさか、攻撃しながら!?)
【中級回復魔法】の[ミドルヒール]だ。
せっかく与えたダメージが全快したようだ。
「ゴオオォ!!」
次話、死闘!




