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第62話 魔武器を求めて⑩

★お知らせとお願い★

9月1日からアルファポリスさんで開催中の「第14回ファンタジー小説大賞」 にエントリーしました!

この期間中、大変申し訳ないのですが、アルファポリスさんでの投稿を優先させていただきます。


期間中、アルファポリスさんでの応援をいただけたらとっっても嬉しいです!


どうぞよろしくお願いいたします!!

「ゴオオォ!!」



猛攻を続けてくるミスリルゴーレム。


さすがA級モンスター、一筋縄ではいかない。



(【力30%UP】は持続時間が15分。その時に隙ができないか…?)



ロックの淡い期待は裏切られる。


【力30%UP】も攻撃をしたまま発動するミスリルゴーレム。


(【力30%UP】の消費MPは最大MPの6分の1。MP切れを待つって手もあるけど…。

 それまでかわし続けるのは厳しいな…。

 攻撃するにしても【中級回復魔法】を奪わないと、相手は回復し続ける…。)



ロックが打開策を見つけられずにいると、突然矢がミスリルゴーレムにヒットし始める。


ティナがミスリルゴーレムとの距離を詰めて攻撃している。


「ティナ、危険だ!

 もう少し距離とって!」


「でもこのままじゃ打つ手がないでしょ?!

 私だけ安全なところにいられない!」


まともに当たれば、確実にHPを削るティナの矢。


ミスリルゴーレムもティナを無視できなくなってきた。



「ゴオオ!」



再び全身が淡く光り、[ミドルヒール]を発動するミスリルゴーレム。



「くそっ!」



その直後、ティナも淡く光った。


【全能力50%UP】をかけ直したのだ。


そしてミスリルゴーレムも【力30%UP】を発動させた。


これで半分以上はMPを消費しているはず。


(このままMP切れを待つべきか…?

 【起死回生】もあるけど、HP1で肉弾戦は危険すぎる…。)



迷いが生まれ、集中力が途切れたその瞬間をミスリルゴーレムは見逃さなかった。


ミスリルゴーレムのしかけたフェイントに引っかかってしまうロック。



「くっ!」



避けきれないと判断し、剣で受け止める。



ピシッ。



「あっ!

 剣が…!」



パキー…ン…。



ずっと使い続けてきたディランの剣が…、折れてしまった…!


そして攻撃を受け止められず、敵の攻撃がロックを直撃する。



「ぐあっ…!」



吹き飛ぶロック。


HPは半分以下に。



「ロック!!!」



「…大丈夫!!

 ティナは離れてて!」


(こうなったら【起死回生】で隙ができた時に、【中級回復魔法】を奪う!)



格闘技には慣れていないため武技は使えないものの、【武闘家】スキルによって格闘技術はかなり向上してるロック。


剣が折れているため、ミスリルゴーレムとガチンコの殴り合いをする。



「うおぉお!」


「ゴォォオオ!!」



HPが全快であれば、この殴り合いもロックに分があっただろう。



…【中級回復魔法】がなければ。



お互い直撃を避けながら攻撃を繰り出し、HPが徐々に減っていた。



が、ミスリルゴーレムはHPが半分ほどになると、[ミドルヒール]で回復してしまう。


ちょうどその頃、ロックのHPが尽きかけていた。



そして…。



「ゴォ!?」



突如ロックから衝撃波が発生し、ミスリルゴーレムが後方に弾かれる。


だが、盗賊たちの時と比べるとその距離は短い。




「<スキルスナッチ>!」




だが、チャンスは今しかない。


【中級回復魔法】を奪おうとスキルを発動。



しかし…!



距離が足りない。


ロックのHPは1。


攻撃力は2倍になってるが、相手の攻撃がかすりでもしたら死ぬ。


しかも、スキル発動中で相手の攻撃に集中しきれない。



(くそ…っ!

 避けろ…!)



攻撃を回避しようとするが、死にかけている身体は思うように動かない。



(まずい…!!)





ゴシャッッ!!









ミスリルゴーレムの拳が直撃した。











吹き飛んだのは…、ティナ。





「ティ…、ティナーー!!!」


次話、ティナ!?

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