表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
49/281

第48話 アラートフからの旅立ち

★お知らせとお願い★

9月1日からアルファポリスさんで開催中の「第14回ファンタジー小説大賞」 にエントリーしました!

この期間中、大変申し訳ないのですが、アルファポリスさんでの投稿を優先させていただきます。


期間中、アルファポリスさんでの応援をいただけたらとっっても嬉しいです!


どうぞよろしくお願いいたします!!

「欠落した蜘蛛」のアジトからは大量のお金や宝石、アイテムなどが見つかった。


ロックたちの素材はもう売り払われた後だったが、盗まれた分相当の補償金が出た。


  サーペントマン×3匹:184,900×3=554,700ゴル

  ワニゲーターマン×4匹:136,900×4=547,600ゴル

  イキカエル×1匹:1,300,000×1=1,300,000ゴル

  合計:2,402,300ゴル


もちろん、囮として渡した現金も戻り、合計金額はこのようになった。


  1日目:518,300ゴル

  2日目:658,200ゴル

  3日目:1,223,800ゴル

  4日目:1,803,000ゴル

  5日目:2,402,300ゴル

  合計:6,605,600ゴル


さらにギルドから報奨金100万ゴルをもらった。


本当はもっともらえるはずなのだが、関わった冒険者があまりに多かったので、1人あたりの報奨金が少なくなった。


ロックたちが1番多かったくらいだ。



ロックとティナは、100万ゴルをマークの馬車代にして欲しいと願い出た。


マークがロックたちを心配し、ゴルドに追跡をしてもらったからこその結果だからと。


ただ、本人に直接渡しても絶対に受け取らない。


そこで、ギルドを通じて渡して欲しいとレイカにお願いしたのだ。


「いい人すぎますよ?」


と言われたが、快く引き受けてくれた。




全てがうまく収まった。



が、人を殺してしまったことへの重責がロックを襲っていた。



祝勝会の後、ゴルドさんの家に泊まらせてもらったのだが、震えが止まらなかった。


それを察したティナが、ロックを抱きしめ、ずっと背中をさすってくれていた。


「ロックは悪くない。

 それでも責任を感じるなら、その心の重しを私にも一緒に背負わせて。

 私は何があっても、あなたの味方でいるから。」


さすがのロックもむっつりが発動せず、ティナの言葉を聞くうちに心が落ち着いて、いつの間にか寝ていた。



いつも辛いところをロックに任せてしまっていると、ティナも責任を感じていた。


慰めるための言葉でなく、ロックの辛さを分かち合いたいと本気で思っていた。


ティナも眠りにつき、長かった1日が終わりを迎えた。







翌朝、ロックが受けたあまりの衝撃に【起死回生】が発動しそうになった。



目を覚ましたら、自分の隣に、巨乳の美少女が寝息を立てて寝ていたのだ!


(ど、ど、ど、どういうこと!?

 なんで、ティ、ティナが、僕の横に????



 昨日祝勝会で酔っ払って!?

 いやいや、確かに飲まされたけど、そんな記憶は…。



 はっ!


 これが、「記憶を無くす」ってやつか!?

 なんかしちゃったのかな、僕!?)


ロックがオロオロしていると、ティナが目を覚ました。


「ん〜。


 おはよう…、ロック…。



 昨日そのまま寝ちゃったみたいね。

 

 …どうかした??」


「ど、どうかって…。

 な、なんでティナが僕のべ、ベッドに!?」


「昨夜ロックの様子がおかしかったから、背中をさすってたら、いつの間にか寝ちゃってたみたい。」


(あ…、そういえば、そんな気が…。

 人を殺しちゃったことを考えてたら、震えが止まらなくなって…。

 


 …まだ割り切れないけど、ティナのおかげで心が少し軽くなった気がする…。)


「ティナ、ありがとう。

 ティナがいてくれなかったら、僕ダメになってたかもしれない。」


「いいのよ。

 いつもロックにばかり大変な役目をさせてるわよね…。

 ロック、ありがとう…。」


ティナがそう言って、ロックの手を握る。


「ティ、ティナ…。」





バンッ!



「おめえたぢー!

 起きたが〜〜!?」


いい雰囲気のところでゴルドが勢いよく部屋の中に入ってきた。


2人はさっと手を離してお互い距離をとった。


「ん〜!?

 おめえたぢ、なんがいやらしいこどしでたな〜?!」


「し、してないですよ!」


「してないわよ?」


平然とするティナに、焦りまくるロック。


「本当だべか〜?

 ロッグはいやらしいがらな!」


「なんで僕なんですか!

 起きたら知らないうちにティナが横に寝てたのに!」


「…ばか。」


「ほうほう!

 同じベッドに寝でたんだべな〜!」


「あ…。」


「ワハハハ!

 まあほどほどにな!」




そんな賑やかな朝をゴルドの家で過ごしたあと、出発の時がやってきた。


ギルド・冒険者総出でのお見送りだ。


「気をつげてな。」


「はい!

 皆さんもお元気で。」


「バルキアの首都は近いですから、またいつでもきてください。」


「そうですね。

 また帰ってきたいと思える町ができて嬉しいです。」


「フォーレンから帰ってきたら、また寄るわね。」


「しっがり魔武器を手に入れてぐんだぞ〜!」



たくさんの冒険者たちと別れの挨拶を交わし、馬車に乗り込んだ。


「ロックさん、ティナさん、出発しますよ!」


御者はマーク。


馬車を借りて、首都まで送る役を引き受けてくれた。


「マークさん、バルキアの首都までお願いね!」


「マーク、しっがり送るんだぞ!」


「わかってますよ、ゴルドさん!」


「では、皆さん、いってきます!」


「「「またな〜!!!」」」



こうして2人はアラートフの町をあとにした。


次話、久しぶりのバルキア首都…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ