第107話 魔族との決着
(「スキルスナッチ」。)
先ほどまでロックたちを地獄に誘うように流れていた砂が、嘘のように止まった。
「な!?」
魔族は驚きを隠せない。
「お前が止めたのか?!
MPも消費せずなんの制約もなく止めたというのか!」
ロックの戦いぶりを見ていて、これだけの能力であれば何かしらの代償があると魔族は考えていた。
見る限り制約がなさそうだったので、MP消費タイプと考えて【吸魔】スキルでMPを吸い取ったのだ。
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【吸魔 ★★★★】・・MPを吸い取る。直接触れる必要がある。
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全部ではないが、かなりのMPを吸い取った。
スキルの効果から考えると、十分奪ったはず。
だが、ロックは流砂を止めた。
ミルメコレオのスキル【驚天動地】を奪ったのだ。
流砂状態の時は穴の中心に攻撃しても、なぜか当たらない。
おそらく地中で地形変動させて攻撃を回避しているのだ。
その証拠に、【驚天動地】を奪ったあとは、動けなくなり単なる的と化す。
【蜘蛛の糸】と【麻痺針】に気をつければいい。
もっとも、それらのスキルを受けてしまったとしても、解けるまで斜面で待ってればいいのだ。
すでに【蜘蛛の糸】を受けているロックは、ミルメコレオから【蜘蛛の糸】のスキルも奪った。
全員の身体に絡まってた粘質の糸が消滅し、1人を除いて砂の穴から脱出した。
1人残ったロックは、ミルメコレオに[武技]を放った。
「[断月剣・絶]!」
その一撃を受けてミルメコレオは息絶えた。
ロックが穴から飛び出ると、分裂をやめた魔族と他のメンバーが対峙していた。
「…お前は一体…、何者なんだ…。」
「ただの冒険者だ。」
「お前だけは…、殺さなければいけない…!
…死ね!!」
一気に分裂し、全分裂体がロックを襲う。
「集まったら一網打尽だよ。
[飛光閃・絶]!」
分裂体5匹をまとめて消滅させる。
さらにロックは分裂体が密集しているところに強引突っ込む。
ロックを倒したい魔族はロックを執拗に狙う。
一撃ごとに4〜5体ずつ倒していくロック。
程なくして、分裂体が産まれなくなった。
そこには1体だけ残った魔族の本体が立ちすくんでいた。
「…ここまでか。」
「…そうだね。」
「なんでこんなことしなきゃいけなかったのか、なんて考えたことなかったが、死ぬ前に考えてみると、バカバカしいな。
別にやりたくもないことを、ただ命令されたからという理由で意味もなく遂行する。
俺は…、本当は何をやりたかったんだろう…。」
「…あんたのように自分のことを忘れて魔族になってしまう冒険者を、もう増やしたくない。」
「そう…、してくれ…。」
「すまない…。」
ロックはそう言って、魔族を、…斬った。
魔族はどこか満足げに地に伏せた。
『レベルが上がりました。』
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名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:59→63
HP:11464→12282
MP:1143→1224
体力:1138→1214
力:1133→1217
素早さ:1146→1225
器用さ:1132→1211
魔力:1128→1206
スキル:
【分裂 ★★★★】
【成長促進 ★★★★★】
【剣聖 ★★★★】
【スキルギフト ★★★★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】
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名前:ティナ
パーティ:ラフリンクス
Lv:48→60
HP:3526→4376
MP:532→667
体力:365→448
力:338→419
素早さ:358→450
器用さ:436→542
魔力:562→697
スキル:
【弓聖 ★★★★】
【上級攻撃魔法 ★★★★】
【全能力50%UP ★★★★】
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名前:ミラ
パーティ:ラフリンクス
Lv:44→60
HP:4157→5635
MP:440→602
体力:399→540
力:348→474
素早さ:384→526
器用さ:309→417
魔力:448→614
スキル:
【光輝の壁 ★★★★】
【上級特殊魔法 ★★★★】
【気配察知 ★★★】
【上級回復魔法 ★★★★】
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