クエスト6-1 新たな仲間を引き連れて
前回のあらすじ
小さな島の小さな村、チャナ村に漂着したシンヤ。
体力の低下に打ちひしがれつつも、諦めることなくイチから鍛錬に打ち込む。
それはやがて村の少年であるタンデとズッカも巻き込み、村の大人達の力も借りて、シンヤは前とは比べ物にならない力を身につける。
タンデとズッカの力を借りて、勇者シンヤは再び立ち上がる……!
船に揺られる事、およそ3時間。
俺達はイェルデン島のデルタポートという港町に到着した。
ここは獣の大陸と集の大陸を結ぶ航路らしく、もしあんな目に遭わなければここに到着していただろう……とザッカさんは言う。
「うおおおお!! 町だ!! すげぇ!!」
「すごいや、村とは全然違う!」
初めての町に興奮を隠し切れないタンデとズッカ。
「よーし、早速探しに行くぞ!」
「待った。ザッカさんの船を借りさせてもらったんだから、荷物運びを手伝ってからだ」
俺はそう言って、早速町へ繰り出そうとするタンデの服の襟を掴む。
「んだよ、さっき手伝ったんだからもういいだろ?」
「こっちの分もやって初めて終わりって言えるんだよ。ほら、さっさとやるぞ」
「ったく、しょーがねぇなぁ」
やれやれ、といった表情のタンデを尻目に、俺達は荷物運びを手伝う。
相乗りさせてもらってるんだからこれくらいはやっておかなければなるまい。
……………………
………………
荷物を持ってやってきた先は、街の一角にある武具屋。
「いやー、助かったよ。大助かりさ。ここから先は俺とジッカだけで大丈夫だから、仲間探しに行っておいで」
「どういたしまして。こちらこそ、載せていただきありがとうございます、ザッカさん」
「……仲間、早く見つかるといいね」
「はい、ジッカさん」
ザッカさんとジッカさんと別れ、早速冒険者ギルド……
「うおー! 武器とか鎧とかが一杯だぁ!」
「お父さんの店より広くて、いっぱい置いてある……! これは何だろう? 見たことのない形の武器だ」
……と言いたいところだったが、タンデもズッカも興奮気味にウィンドウショッピングを始めてしまった。
……どうせ後で寄るつもりだったし、俺も見るだけ見てみるか。
そんなに金残ってなかった気もしなくはないが、見るだけならタダだし。
「おうザッカ! いつもすまんな!」
「いえ、これくらいは楽勝ですよ」
「そういえば、今日はいつもより大所帯だな?」
「まあ、色々ありましてね」
奥で行われているザッカさんと店主の雑談をBGM代わりに、武器を見て回る。
大体コンビニ3軒分の大きさの店内には、鉄とか鋼とか、金属製の武器や防具を扱っている。店内が妙に鉄臭いのは気のせいではないだろう。
ローブとかの魔法使い用の装備コーナーは狭く、あまり専門ではない事が見て取れる。まあ今のパーティには関係の無い事だが……
展示されている装備はどれもこれも重量がありそうで俺には不向きなものばかりだ。
スカイジャケットに代わる装備か属性攻撃や状態異常を防ぐマントみたいなのがあればと思ったが、そういったようなものは無かった。
「シンヤ! どうだこれ! かっこいいだろ! シャキーン!」
タンデに呼ばれたかと思えば、こいつは鉄の爪を装備してカッコつけていた。
……様にはなってる。
「……かっこいいのは認めるが、店の物であんまり遊ぶなよ」
「へーい」
奥から聞こえてきた話から推測すると、どうやらザッカさんとジッカさんは両親が作った装備やアイテムを、ラーバノさんの昔の友人が経営しているここや隣の道具屋で売らせてもらっているらしい。
そんでもって作った分の売り上げをある日は金、ある日は作物等の現品で貰っているんだとか。友人がこういう品を作って欲しい、とリクエストを行う事もあるらしい。
「これ欲しいよなー、ミスリル製だってよ」
「やめとけ、確かに強そうだけど12,500Pdは無理だ。こっちの鋼製の方が俺達は合ってるって。こっちもこっちで確かな実力を持ってるわけだし」
展示されている剣を眺める冒険者と、自分の着ている鎧を指し示して現実を語る冒険者。
少し離れた所に同型の鎧がある事を見ると、あれもラーバノさんお手製の鎧だろうか。
「ミスリル……」
その冒険者が立ち去った後、俺もミスリル製の剣とやらを眺めてみる。
銀色の輝きを放つ細身の剣で、刃や柄などに流麗な装飾が施されている。
まるで芸術品のようなデザインだが、血と脂で汚れるであろう武器にこんなデザインは合わない気がする。 もしや儀礼用か?
「何見てるの?」
色々考えていると、ズッカがやってきた。
「あれを眺めていたんだ」
と、俺はミスリル製の剣を指差す。
「ミスリルの剣か……軽くて丈夫で、魔法によく馴染む、って聞いたことあるなぁ」
「それだけ聞くと魔法使い向けの素材だな」
「実際に魔法使いの装備としても人気みたいだよ。すっごく貴重だから高い、って聞くけど……」
「だろうなぁ」
カルネリア領主直々の捜索依頼が10,000Gだから……いや違うな、あいつらPdって言ってたからG換算はそもそもおかしい。
「さて、そろそろ冒険者ギルドに行くか」
「分かった、タンデを呼んでくるね」
……………………
………………
武具屋を離れ、活気のある街中を歩き、冒険者ギルドにやってきた。
白塗りの煉瓦の建物の3階建て。結構デカい。
中に入ると、酒場の併設されたいつも通りのレイアウトが目に入る。漂う空気が酒臭いのもいつも通り。
受付は……あっちか。
「いい匂いがするぞ! どこからだ!?」
「ぶ、武器を持った人がいっぱい……」
「おーい、こっちだ」
料理に目移りするタンデと人混みに緊張しているズッカを手招きし、受付嬢の元へ。
冒険者として活動するには、まずギルドカードを作らなければいけない。
「すみませーん」
「こんにちは。今日はどのようなご用件ですか?」
出迎えたのは、俺より身長の低い、少々可愛らしい印象のある緑髪ボブカットの女性。
「冒険者登録に参りました。俺の後ろの2人の分、お願いします。あと外貨両替って出来ます?」
「かしこまりました。ギルドカードを発行致しますので、まずは登録料130Pdをお願いします。外貨両替はあちらの窓口で受け付けております。ギルドカードを確認いたしますので予めご準備ください」
「分かりました、ありがとうございます」
一度タンデとズッカの元を離れ、受付嬢の指し示した窓口へ。
こっちの受付嬢はなんだか風紀委員長って雰囲気の、紺色のロングヘアの女性だ。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件ですか?」
「外貨両替をお願いします」
「かしこまりました。両替する硬貨とギルドカードをこちらに」
淡々と話す受付嬢の指示に従い、硬貨とギルドカードを彼女の指し示したトレーに置く。
「GとPdの両替となりますと、現在の相場は1Gに対し0.5Pdとなっております。よろしいですか?」
「はい」
俺が返事をすると、受付嬢はトレーを持って奥へ引っ込んでいった。
1に対して0.5ってことは……PdはGの2倍の価値ってことか。
前の金銭感覚を引きずって無駄遣いしないように気を付けないとな。
暫くすると、受付嬢が戻ってきた。
「お待たせいたしました。お客様よりお預かりした2,470Gは1,235Pdに両替させていただきました。ご確認をお願い致します。緋銅貨が1Pd、ペレド鉄貨が10Pd、蒼銀貨が100Pd、ヴェルナ翠貨が1,000Pdとなっております。ギルドカードも集の大陸の仕様に更新しましたので、そちらも合わせてご確認ください」
トレーの硬貨を数える。
えーと、この真っ赤なのが緋銅貨で、1、2、3、4、5枚で5Pd……黒っぽいペレド鉄貨が1、2、3枚で30Pd……蒼銀貨はこの青い奴か。これが1、2枚で200Pd……で、この1枚がヴェルナ翠貨……何だこれ、銀貨っぽい硬貨の中心に緑の宝石が埋め込まれてるぞ? ともかく、これが1,000Pd……よし、過不足無し。
それにしても随分カラフルだな、こっちの硬貨は。
ギルドカードは……裏面の色が変わり、緋銅級と印字されている。色は緋銅貨そっくりの色だ。材質は触った感じ特に変化は無い。
……緋銅級って何だ?
「はい、確かに」
……それにしても、改めて数字を出されると結構キツい所持金だ。捜索の傍、稼ぎを行うしかあるまい。依頼を出すにしたって報酬が要るわけだし。
タンデとズッカの所に戻ると、ズッカが用紙を書き込み、タンデがそれを難しい顔で見ているところだった。
この様子だと、タンデは文字の読み書きは出来ないようだな。
まあ、あの村で生活する分には必要なさそうだし、失礼ながら勉強やりたがらなさそうだし……
「あ、シンヤおかえり。今タンデの分の用紙書いてるから、もう少し待ってて」
「分かった。そういえば、登録料は大丈夫だったか?」
「うん。お父さんとお母さんから2,200Pdくらいお金は渡されてたし」
「オレもじいちゃんから渡されたな。よく分かんねーからズッカに預けたけど」
「よし、出来たよ。はい、こっちがタンデの分」
「おう、わりーな」
2人が受付嬢に用紙を手渡すと、程なくして2人にギルドカードが手渡された。
「こちらは身分証となります。カードの情報を更新したい時は右上に嵌った宝石に触れてください。無くした場合は500Pdで再発行しますよ。依頼を受ける際は……」
俺がかつてワーテルで聞いた説明をズッカとタンデが聞いている。
ズッカは大丈夫そうだが、タンデがちゃんと話を聞いていなさそうに見えるのは気のせいだろうか。
「ところで、御三方はここでの冒険者活動は初めてですよね?」
「はい、その通りです」
代表して俺が答える。
「では、集の大陸のギルドに存在する、階級制度について説明致します。階級制度というのは、冒険者の実力及びギルドからの信用度を階級で示す制度の事です。下から順に緋銅級、黒鉄級、蒼銀級、翠銀級、黄金級、白金級となります。階級が高いほど、重要度が高く報酬の多い依頼を受けることが出来る他、待遇も上がりますよ」
「レベル制ではないのですか?」
「はい。レベルが高いのに階級が低い冒険者は余程素行に問題がある方なので、任せるに値しません」
えらくバッサリ切り捨てたな……。
しかし、ランク制度はファンタジー系じゃお馴染みといえばお馴染みだが、改めて聞いてみるとスポーツ選手に通ずる物も少し感じるな。
「皆様は緋銅級からの開始となります。昇級の際はこちらで通達を行なった後、面接によって昇級を決めさせていただきます。現在の階級に留まりたい場合は、その旨をお伝えください」
め、面接……
「説明は以上となります。ご不明な点がございましたら、いつでもご質問ください」
「分かりました」
説明を聞き終えた俺達は、酒場でトルカ達の目撃情報を集めていた。
様々な冒険者や酒場の主人、受付嬢にも聞いてみたものの、トルカとフィンの情報は一切無かった。
「だーれもなーんにも知らなかったな」
「ピスさん……だっけ? その人は見かけたって人はいたけど……」
ピスに関してはそれっぽい人物の情報はあったものの、曖昧な上に半年ほど前の目撃証言だったので、情報の精度としては怪しい。
トルカとフィンは別の島にいて、ピスはここから別の町に移動したと考えるのがセオリーだろうが……もしかすると、魔物に襲われて……
いや、そんなはずは無い。きっと大丈夫だ。
「ま、そうしょげんなよ、シンヤ」
「まだ来たばっかりだからね」
タンデは手を俺の肩に置き、ズッカは俺の前に立って励ましてくれた。
別に気落ちしていたつもりは無かったが……その気持ちはありがたくもらっておこう。
「ありがとう。まあ、俺もこれくらいは予想してある。僅かとはいえ情報が手に入っただけでも儲けものだ。とりあえず、どっか座ろうぜ」
「そうだね」
近くにあったテーブル席に座り、これからの事を考えようとした時。
「おうおう、田舎臭ぇ上に獣臭ぇ連中がいやがんなぁ? 臭くってかなわねぇぜ!」
「あ?」
棍棒を背負った酔っ払い冒険者のおっさんが絡んできた。俺達に色々言ってる割に自分は酒臭いってダブルスタンダードじゃねぇか。
「ここはなぁ、てめぇらみたいなガキが来るところじゃねぇんだよ! それとな、俺ァ草原の民とかいう獣臭い種族が大っ嫌いなんだ! さっさと出てけよ!」
おぉっと差別発言。この世界にもそういうものがあるのか、それともこのおっさんだけか、どっちだ?
ヒートアップしそうなタンデに目をやったが、意外と落ち着いており、空を睨んで何かを思い出そうとしている。
「シ、シンヤ、どうしよう?」
こういう事に慣れていなさそうなズッカが怯えながら訊ねる。
「そうだな……」
やはりここは強く出るか? それとも適当にあしらっておくか?
「あっ、思い出したぞ!」
対処に悩んでいると、タンデが突然声をあげた。
「……何を?」
「昔ジェインツのおっさんから聞いた事があんだよ。このおっさんみたいにベラベラうるせー奴ほど弱いってな!」
「んだとゴラァ!」
何かと思ったらそれかよ! 挑発じゃねぇか!
「何だっけ? ベラベラうるせーやつは何とかかんとかだから弱いって言ってたけど」
「全然分かってねぇしそれ思いっきり挑発だぞ!?」
適当にツッコミを入れつつ、ズッカの前に移動しておっさんから遠ざける。
「ナメられるのはムカつくからな! 安心しろ、オレだって自分と相手の実力差くらい分かるっつーの」
「いや、そういう事じゃないんだが……」
まあ、やってしまった事は仕方ない。とりあえずいつ襲撃が来ても大丈夫なようにしておこう。
「でよズッカ、知ってるか?」
「い、いや……僕に聞かれても……」
「あー……あれじゃね? 弱い奴は自分の弱さを隠すためにせめて強気に出ようとして意地張ってるとかじゃね?」
「それだ!! シンヤお前頭いいな!」
「てめぇら! 俺を無視して喋ってんじゃねぇ!」
ヒートアップしたおっさんが机を叩いて怒鳴る。
昔ならビビってただろうが、今は何とも思わない。本当に恐ろしい奴はノータイムで殺してくるし、机だって粉々にする。
「へっ、ピカピカの棍棒持ってて傷も汚れもロクについてない皮の鎧とか服とか着てる癖によく威張るぜ。お前魔物倒した事無いんじゃねぇのか?」
「半獣の魔物もどきが調子に乗ってんじゃねぇ!! 挽肉にしてスープに入れてやるぞオラァ!!!」
タンデの挑発に完全にキレたと思われる冒険者のおっさんが背負った棍棒を手に取り、振り下ろそうとした。
「!」
俺は咄嗟に立ち上がって盾を構えるが、衝撃はいつまで経っても来ない。
そっと顔をずらしておっさんの方を見ると、おっさんの背後に、振りかざそうとした棍棒の先を片手で押さえておっさんを睨みつける男がいた。
緑のメッシュ混じりな赤髪オールバックに緑色の鱗を顎髭のように備え、蜥蜴のような尻尾を生やした軽装の戦士は、苛立ちのこもった金色の瞳でおっさんを睨む。
カルネリア領主みたいな露骨すぎるゴリマッチョではないとはいえ鍛え抜かれた身体を持ち、フィンに匹敵……いやそれ以上の長身、そして熟練者特有のオーラは、こちらから見てもビビるくらいに凄まじいプレッシャーを放っている。
「おい」
威圧感に満ちたその低い声は、当事者のおっさんはおろか巻き込まれた側のズッカまで完全に縮み上がらせ、俺の背筋を凍らせる。
「こ……これはこれは、ロッソの旦那じゃあないっすか」
「そのガキが田舎臭く獣臭いなら……俺はさしずめ血生臭く鱗臭い蜥蜴といったところか……」
口調は平然としているが、目が笑ってない。
こっち睨んでるわけじゃないのにすっごい怖い。まさに蛇に睨まれた蛙ってやつだ。
「や……やだなぁ、旦那にそんな事言うわけ無いじゃないですか、へへへ……」
「貴様」
「は、はひぃ!」
おっさんの声が変な事になってる。
「俺と戦うか、この場を去るか、選べ。安酒に溺れた不毛の猿め」
「す……すいませんでしたぁぁぁぁぁ!!」
ロッソと呼ばれた男の威圧感に耐えきれなくなったおっさんが棍棒を捨てて一目散に逃げ去っていった。
彼はおっさんが逃げる様を見送ると、こちらへ向き直る。
「癇癪虫が騒いだ……邪魔したな」
癇癪虫? ……まあ今はいいや。
「すみません、ご迷惑をおかけしました」
俺は立ち去ろうとするロッソさんに向けて頭を下げた。
「俺が勝手にやった事だ。それに、冒険者は騒ぐものだ」
ロッソさんはこちらを見ず、身を翻してどこかへ行った。
「び、びっくりしたぁ〜」
ズッカは座り直し、脱力するようにして机に顔を伏せる。
「んだよあの蜥蜴野郎、オレがボコボコにしてやろうと思ったのに」
そう不満気に漏らすタンデ。
今後こいつが突っ走らないように見張る必要があるかもしれない。
「今回はよかったが、弱そうだからって安易に挑発に乗るなよタンデ。実力を隠してたり、相手が貴族だったりしたらまずい事になりかねないからな」
「へーい。そういや癇癪虫が何たらってどういう意味なんだ?」
「ああ、あれは怒りがこみ上げるって意味の言葉だよ。慣用句って言うのかな? ことわざだっけ? ……まあとにかく、そういうのだよ」
タンデの質問にズッカが解説する。
なるほど……頭に来るみたいな意味か。
「シンヤ、これからどうする?」
「これから宿を取りに行く予定だが……その前にギルドカードを見せてくれないか?」
「いいよ。はい」
「これか? ほらよ」
ズッカとタンデのカードを受け取り、自身の物と合わせて確かめる。
名前:シンヤ・ハギ 種族:荒野の民 階級:緋銅
属性:無 レベル:15 職業:勇者
体力:78 魔力:0
筋力:59 敏捷:73
創造:17 器用:72
名前:タンデ・エコノ 種族:草原の民 階級:緋銅
属性:風 レベル:15 職業:シーフ
体力:63 魔力:15
筋力:93 敏捷:109
創造:7 器用:41
名前:ズッカ・ロプカ 種族:洞窟の民 階級:緋銅
属性:土 レベル:15 職業:薬師
体力:62 魔力:36
筋力:38 敏捷:48
創造:34 器用:98
新たに階級の項目も追加されているな。
タンデは特化型、ズッカは汎用型って感じか?
フィンやトルカと比較して数値が大人しい辺り、あの2人が異次元の領域に踏み込んでいた事がよく分かる。
「ありがとう。さて、出発しますか」
「おう!」
「うん」
席を立ち、外へ出る。
飯は後で依頼をチェックする時でもいいだろう。




