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mode:3人称
side:???
玉座の間。
「ワールヴェントが敗れたようだな……」
「クヒヒヒ、アイツはボク達四天王の中でも最弱……」
「ヒトガタ共に遅れを取るなんて、魔王軍の配下としても、魔族としてもとんだ面汚しですわ」
重装甲の騎士の呟きに便乗して、水の奇術師と炎の令嬢は煽り立てるように発言する。
「黙れ!! 俺様は負けてない!!」
竜巻と共に巨漢の怪物、ワールヴェントが現れる。
「いやいやいやいや、ボクここから見てたけどたった4人のヒトガタをだーれも殺せないどころか腕をズバーってやられてる時点でもう負けてるじゃん、よく言うよぉ」
「言い訳なんて益々見苦しいですわ」
「黙れ!! 俺様はこれ以上遊ぶ必要が無いから帰っただけだ!!」
「でもー、ボコボコにされちゃってるのは事実だしー? お前それで四天王名乗って恥ずかしくないのー? みたいな?」
「やるか? 小僧……!」
「やれるもんならやってみろ! 脳筋パンチなんかボクには当たらないよーだ!」
「なんだとこの野郎……!」
「いつまで続けるつもりだマジクス!」
「よい、バルトソル。吾輩は騒がしいのが好きだ」
喧嘩をやめない奇術師とワールヴェントに対し、声を荒げる甲冑の騎士を、玉座に座る男が諌める。
「し、しかし……」
「それで、他の連中の動きはどうだ?」
「はっ、暫しお待ちを」
スーツを着た悪魔姿の女は、水晶玉を取り出し、光を放って映像を映し出す。
「ふむ、なるほど……例のヒトガタは今頃イヤーズポートに向かい、集の大陸へ行く算段だろうな」
「ハイハーイ! 次ボク行きまーす!! アイツら痛めつけるの楽しそーだし!!」
「良いだろうマジクス。次はお前に任せる」
「ハーイ! じゃボク準備あるんで失礼しまーす!」
奇術師は水を纏って消える。
「では、我らも失礼させていただきます」
甲冑の騎士がそう言うと、彼と炎の淑女とワールヴェントも姿を消す。
「しかし、そこらの冒険者に届かぬ力ながら四天王を退けたヒトガタと、その配下か……吾輩もその面、拝みたくなってきたぞ。お前も奴と戦ったのだろう? ファフニールよ」
「……ああ」
ファフニールは静かに返事をする。
「お前から見て、奴はどうだった?」
ファフニールは暫しの沈黙の後、口を開いた。
「弱い。だが、アンチフィールドを展開し、その仕様を理解して尚挑んできたのは、奴が初めてだ」
「ほう……?」
「奴はいずれ、最も大きな脅威となるかもしれんぞ」
「それはそれは……益々楽しみだな……」
ファフニールの忠告に、玉座に座る男は不敵な笑みを浮かべた。




