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☆第6回ESN大賞W受賞☆④発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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518/518

518ー再びロック鳥

 みんなが話し掛けてきたロック鳥を、きょとんとして驚きながら見ている。お祖父様まで動けないでいる。もしかしてロック鳥が喋るなんて思わなかったとか? 俺も知らなかったし。これは説明しないといけないぞ。


「れおにい、しぇつめいしゅるのら」

「あ、ああ。そうだね」


 なんだ、レオ兄までポカンとお口を開けていた。俺は懐かしくて、トコトコとロック鳥の側に行った。


「ろろ、あぶねーじょ!」

「らいじょぶなのら! おともらちなのら!」

「ええー! ともらちなのか!?」


 ほら、エルもおいで。とっても毛がフワフワしているのだよ。俺が手を出すから、エルもトコトコと近寄ってきた。

 胸のところを、サワサワと撫でながら俺は話し掛けた。ロック鳥はちゃんと、俺が撫で易いように首を下げてくれる。


「げんきなのら?」

「おう! 相変わらずだ! 卵を拾ってくれたのか?」

「えっとぉ、まちょうの、すにあったのら」

「な、なんだとぉッ!?」


 こらこら、大きな声を出さないでほしい。羽も動かさないでね、風圧に負けちゃうから。

 ロック鳥は怒っている。何をしやがるんだと、プンプンしてる。

 その間に、レオ兄とリア姉はみんなに説明をしていた。ポカーンとはこのことだというような、お顔をみんなしていた。ふふふ、驚くよね。ロック鳥と知り合いなんて。


「レオ! 本当に魔鳥の巣に卵があったのかぁッ!?」

「うん、そうなんだ。それでピカがまだ雛は生きているっていうから、持って帰ってきてロロと魔力を流してたんだ」

「そりゃあ、ありがとうな! 何もしてないんだぞ! なのにある日突然消えたんだ!」


 ええー!? 卵が突然消えるなんて、そんなことがあるのか!?


「消えるなんて、普通はあり得ないでっす」

「そうだよね。そんなことができるのは、やっぱ魔族じゃない?」

「それしかないですね」


 ディさんとクリスティー先生は、分かっていたみたいだ。当然のように、魔族の仕業だと言った。魔族ならできるのか? どうやって? 俺はそこが全然分からない。


「でぃしゃん、まじょくはどうやって?」

「魔族は自分の気配を消せるんだ。飛べるし、物を瞬間移動させることもできる。それで盗んだんじゃないかな?」

「ですが、盗んでどうするつもりだったのかは分かりませんね」


 だって魔鳥の巣に放っていたのだろう? 魔鳥の卵に紛れさせて、そのままどうするつもりだったのかな? それって、そのままだったら孵ったの? もしレオ兄が見つけなかったら、この子はどうなっていたのかな?


「まさか、魔鳥が魔力を流すなんてできません。ですから魔族が流していたのか? それとも、魔力が必要だと知らなかったのか? それも分かりませんね」


 ええー、なんて無責任なのだ。無事で良かった。たまたまなのだろうけど、見つけられて良かった。

 ロック鳥が教えてくれた。


「卵の間は安全なんだ。何をしようが割れやしねー。炎で焼くことだってできねーんだ」


 なるほど、だから孵って魔力が感じるまで待っていたのかな?


「だがな、孵ってから自分で飛べるようになるまでが、一番危ないんだ」


 なぜなら、攻撃されたり捕まえようとされると、それに対抗できないらしい。自分で攻撃できないし、飛んで逃げることもできない。今が一番弱い状態ってことらしい。


「だから魔力が感じられたから、速攻で飛んで来たんだ! お前たちが保護してくれていて良かったぜ! なんなら戦うことだって覚悟していたからな! ハッハッハ!」


 とっても物騒なことを笑いながら言っている。でも戦ってでも、取り戻そうと思っていたのだ。

 その雛は自分の親が分かるらしくて、トコトコとロック鳥の足下に歩いて行った。太くて頑丈そうなロック鳥の足に頭をスリスリしている。ああ、こんなに可愛いのに。


「魔力で自分の親が分かるのですね」

「ね、凄いね」


 えっと、俺はちょっと気になっちゃった。お墓まりに行った時も、卵を温めていた。俺たちが帰る直前に雛が孵ったのだ。なのに、もう次の卵なの? それって早くない? 超早くない? そう思ってロック鳥に聞いてみた。


「まえも、ひながかえったとこらったのら」

「おう、そうだな! もう自分で飛べるくらいに大きくなったぞ!」

「しょれから、しゅこししかたってないのら」

「そうか?」

「もう、ちゅぎのたまごなのら?」

「ワッハッハッハ! ラブラブだからなッ!」


 ええー、そういうことなの? ロック鳥にラブラブとかあるのか? なんだかちょっと照れくさくなってしまった。思わず、ジト目でロック鳥を見る。


「ロロ、なんだその目は?」

「らって、はやいのら」

「アハハハ! ロロったら」


 だってディさん、人ならあり得ない間隔じゃないか。たった数カ月でもう次の卵だぞ。早すぎるって思うだろう?

 いくらラブラブだからって、奥さんの負担も考えないといけないぞぅ。


「おくしゃんは、げんきなのら?」

「おう! 元気だぞ! 毎日チビどもを叱ってるけどな!」


 ほら、子育てじゃなくて雛育てが大変なのだ。なのにもう次の雛って、どうなんだ?

 いや、人と同じに考えてはいけないのかも知れない。ロック鳥の家庭だし。なんて腕を組んで考えていた。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


ロック鳥は以前、ノベルの表紙にもなっていました。

イラストレーターの、ぴおてぐ様が雄と雌で違いをつけてくださってます。頭の羽が違うのです。

いつもこちらの要望以上のものを生み出してくださいます。

5巻のピンクのハート型したスライムや、精霊さんもそうです。めっちゃ可愛いですよね〜!

さて、リリの完結巻はnyanya様がどんなイラストを描いてくださるのか楽しみです。

今月末に発売されるハルちゃん4巻のカラー口絵では、リヒトの半裸が!?

お風呂に入ってます!これはご褒美なのでしょうか?(^◇^;)

是非、お手に取っていただけると嬉しいです!

よろしくお願いいたします(・ω-人)


ロロ5巻、発売中です!

挿絵(By みてみん)

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