表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☆第6回ESN大賞W受賞☆④発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

501/517

501ー卵が!?

(レオ視点です)

 今朝早くからお祖父様と一緒に、再度魔鳥の巣の様子を見に来ていた。今回もピカについて来てもらって、兵士さんたちも一緒だ。

 魔族の件があるから、皆前の時より緊張感を持っている。

 もしもまた現れて攻撃を仕掛けてきたらどうするのか? それも出発前に決めてある。

 ピカはロロがまだ眠っているからと、渋ったのだけど念のために付いて来てもらった。ピカはちょっといつもとご機嫌が違う。機嫌が悪いのではないのだけど、ロロが気になるみたいだ。


「ピカ、大丈夫だよ。ロロはまだ寝ているよ」

「わふん」

「え、そうなの? ピカはそんなことまで分かるんだ」

「わふ」


 さっきロロが起きたとピカが言った。離れているのにそれが分かるなんて、ロロを守るために女神に遣わされた神獣だからだろうと改めて思う。

 巣に近付くとお祖父様が声を張って皆に告げる。


「良いか! 万が一魔族らしきものを見たら、とにかく一目散に逃げるんだ! 私たちが個々に立ち向かって勝てる相手ではない! 自分の命を最優先にするんだ!」


 お祖父様が、選択の余地はないといった感じでそう言った。

 そういうお祖父様や兵士さんたちも魔族に遭遇したことはない。僕だって昨日初めて見た。鑑定眼がなければ、魔族だとは思わなかっただろう。大きな鳥か何かか? と思っていたと思う。

 背中に蝙蝠のような形をした、黒くて大きな羽があったことだけ見えた。あとは黒い靄に遮られてはっきりと認識できなかった。

 とにかく背筋が寒くなってゾッとした。本能があれはヤバイと訴えていた。

 そんな魔族と、もしも対峙したら身体が動くのだろうか? とも思ってしまう。それほどの恐怖心があった。

 とにかく、昨日姉上の魔法で焼いた巣を確認する。

 小山の上が、焼野原になっていた。まだ焼け焦げた匂いが漂い煙が燻っている。昨日の今日だ、何か変化があるかと皆注意深く見て回る。

 再度しっかり消火することも目的だ。万が一、森に火が回ったりしないように。


「レオ! こっちを見てくれ!」


 お祖父様に呼ばれて、そっちへ行くと一際大きな卵が真っ黒に焦げて転がっていた。

 他の卵は殻が割れているのに、これだけそのままの形で残っている。お祖父様が用心している。僕の鑑定眼でそれを見た。


「え、お祖父様、この卵は魔鳥ではないですね」

「なんだと!?」

「あれ、どうしてだろう? まさか托卵とかじゃないだろうし。これ、僕は以前見たことがありますよ」

「なに!?」


 他の卵より一回り大きな卵、焦げているけど薄っすらと波模様が見て取れる。

 お墓参りの時に出会った大きな魔鳥さん、ロック鳥の卵と同じ模様だった。それに何より、僕の鑑定眼もそうだと示している。


「ねえ、ピカ。僕が思っているのであってるよね?」

「わふん」


 ピカもそうだと言っている。どうして魔鳥の巣になんかあるのかな?


「レオ、魔鳥の卵ではないのだな?」

「はい、お祖父様これだけロック鳥の卵ですね」

「な、なんだとぉッ!? ロック鳥だとぉ!? あのロック鳥か!? それをどうしてレオは見たことがあるのだ!?」

「両親のお墓参りに行った時に見たんです」


 ロック鳥と知り合ったことをお祖父様に話した。最初は敵意を向けられたけど、ロロが仲良くなったこと。背中に乗せてもらって両親と暮らしたお邸を見に行ったこと。

 それを話すと、お祖父様が息をしているか? と、心配になるくらい固まって驚いていた。


「ふぅ~……お前たち四兄弟は、時々とんでもないことをするのだと、よく分かったぞ」

「え、僕はそんなことはしませんよ」

「レオだって一緒にロック鳥の背中に乗ったのだろう? それにロック鳥を怖がりもせず、話をしたのだろうが」

「あー、ええ。まあ、そうですね。でも一番はロロですよ」

「ロロかッ! 末っ子なのに一番肝が据わっているのか!?」

「アハハハ、いえ、そうではなくて。ロロは好奇心の方が、勝ってしまうみたいですね」

「レオ、笑い事ではないぞ。恐怖心より好奇心が勝るということは、それは危険なんだ」


 お祖父様が真剣な表情で言った。そうだった。人は怖いと思うと躊躇する。防御したり、逃げようとする。

 でもロロはそれよりも、好奇心の方が勝つんだ。それって、たまたま今まで何もなかったから良いものの、命の危機に直結することだ。


「はい、ロロによく言い聞かせます」

「ああ、その方がいい。私もそうしよう」


 でも本を正せば母上だ。母上が雛だったロック鳥を保護したことで、縁ができたんだ。


「ロロは母上に似ているのかも知れませんね」

「なに? クロエか?」


 母が色んな動物を保護していたことを話した。ロック鳥の奥さんが、雛だった時に保護したのも母だと。


「ワッハッハッハ! クロエは幼い頃からそうだった! 私が思うに、テイマーの素質があったのではないかと思っている」


 やっぱりそうなんだ。だってロロもそうだもの。自分はテイマーだからと、時々自慢そうに言っている時がある。ああ、それを言うなら僕もそうなのか。母上の子供だものね。

 そんな話を巣があった場所の奥の方で話していた。ロック鳥の卵がそこにあったからなのだけど。

 兵士さんたちが、その卵を取り囲んでいる。恐る恐る触っている人もいる。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


大きな卵が見つかりました!この先、色々伏線を回収していきます。

うふふ、やっとここまできました!

去年の夏くらいに、どうしようかと考えていたところをやっと書けました。

つい、ロロの場合は脱線してしまって(^◇^;)

可愛いロロが思いついたら、話が逸れてしまいます。

祖父母の家に長く滞在しているので、そろそろかなぁと思います。

この先も続けて読んでいただけると嬉しいです!

よろしくお願いします(◍˃ᗜ˂◍)ノ


5巻のご予約が始まっています!ですが、4巻とコミック2巻もまだまだ好評発売中です!よろしくお願いします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゜

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
今晩は目玉焼きですかな
ロロはホントにカワイイので、お話を続けて下さることを切に願います!
 これは……テイムしろ、という神託?(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ