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更新停止中 イズちゅん  作者: ちゅん助の!
イズちゅんすぴんおふ第2弾!イズサンずは次世代型サバイバルゲーム「ファースガン」を体験すべくフィールドに展開するのです!
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スピンオフ その37 ポン!

「良くないお!ブレイカーさん!」

「おかげでわしは蹴っ飛ばされて!」


「アンタのは自業自得でしょうがッ!」


「あら?貴方はもしかして阿須加梨沙あすかりささんじゃない?」

「一目でわかったわ!」

「貴方の事は蘭奈から泉さん以上にもう耳にタコが出来るくらい…」


「え?私の事知ってるんですか?」


「ミリリア!余計な事はいわないで!」

「梨沙の事なんか話してない!」


「ええwそうだったわねw?」

「私は蘭奈のアーチェリー部のOGで一応蘭奈の先輩だったの」


「ミリリアには本当にお世話になったわ、今も…」


「この子はちょっと頭が固い所があるでしょう?」

「だから弓ばかり弾いてないで気分転換にサバゲーでもって」

「誘ったのがきっかけなのよ」


「なるほど、そういう関係でしたか」


「でもなにかヒヨコさんは納得いってない様だけど」

「私はどうすればいいのかしら?」


「わしは鳥じゃないお!」

「さておき!」

「そうだなお!?」

「わしを赤チームに連れてってくれおwww」


バキッ!

「ぐあああ!」


「アンタなに言ってんのよ!」

「敵前逃亡どころか裏切りは即銃殺よ!」


「ちゅん助…お前はさっきからどっちの味方なんだよ!」


「決まっとるお!強い方の味方だお!勝つ方の味方だお!」


「またそれかよ…」


「とにかく!蘭奈!ミリリアさん!」

「チーム変更とかなしよ!」

「私達は正々堂々と貴方たちと戦うわ!」


「そうだお!そうだお!」


「ご主人さみゃ…どの口がいってるみゃ…」


「流石ね、阿須加さん、いいえあえて梨沙って呼んでもいいかしら?」


「ええ!ミリリア!」


「梨沙、蘭奈が御執心になるだけの事はあるわね」

「貴方が纏ってるオーラ、ただ者じゃないわ…」

「サバゲーでもきっと私たちの手強いライバルになる!」

「初心者という話だけど手加減はしないわ!」


「望むところよ!」


「わしのオーラも見るお!はあっ!」


「ヒヨコさんがまとってるのは禍々しい邪気みたいだけど…」


「上等よ!ミリリア!」

「貴方が格上だって分かってる!でも胸を借りるなんて言わないわ!」

「相手が誰であれ!私達は勝って見せるわ!」


「梨沙ちゃんは胸は借りたい…」

グシャッ!

「はうあッ!」


「と、とにかく!全力でやらせてもらうわ!」


「梨沙!ミリリアと私!そして剛を相手に大きく出たわね?」

「サバゲー初心者の癖に!腕の違いを思い知らせてあげるわよ」


「なんですってええ!?」


ぎゃーぎゃーわーわー!







「くやしーッポン!くやしーッポン!」


 剛に投げ飛ばされ暫く気を失っていた昇であったが、幸いな事にすぐ目を覚ましてすぐにゲームに戻ったのだが、体格差があり過ぎて負けて当然の勝負でも漢のプライドがそれを許さず、悔しさのあまり涙を流して語尾がおかしくなってしまっている…


「くやしーッポン!くやしーッポン!」

「ボクは漢として恥をかかされたんだーッポン!」


「ノボル!いーかげんに泣きやむッピュよ!」

「かてないとわかってるのにあたまに血がのぼってちょーはつにのったノボルも《《うかつ》》だったッピュ!」


「ポンンッ!!!???」

「ポポーン!泣いている音だッポーン!」

「まいにはボクのきもちはわからないポ~ン…」

「ポポ~ン!」


 泣きじゃくる昇の姿をちゅん助と、宮助が彼らは昇の泣いている理由が分かっているだけに逆にニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべて眺めていた。

 かく言う俺も昇の気持ちは痛い程分かる…気になる女の子の目の前で無様に投げ飛ばされて失神寸前まで喫したのだ。


いつも


「ボクは漢だッポウwww」


等と言っている昇なのだ。そのプライドが如何に傷付いたか?想像に余りある…

格闘技だの喧嘩だのに全く興味の無い俺でも悔しいのだ…そっと灯の方をみやると…


「イズサン?本当に大丈夫でしたか?」

「もう少し様子を見て手当を受けた方が?」

「良かったら私が見て差し上げましょうか?」


「だ、大丈夫だアカリ!」

「俺だって高校の体育の授業で柔道は一応習ったんだ!」

「なんとか受け身だけは取れているよ!」

「あいたたたた…」


「無理をなさらないで下さいね?」

「ホントに乱暴な子でした!」


「ああ、そうだな…」


 俺とて大学生で奴より遥かに身長と体重があるはずなのに!いとも簡単にふっ飛ばされたのだ!しかもよりによって灯の目の前でッ!


(あんのクソガキ!石をぶつけた事と言い!)

(今回と言い!絶対に許さんからな!絶対ニダ!)


「昇!悔しさはサバゲーにぶつけるお!」

「サバゲーに於いて暴力沙汰は絶対に御法度だお!」

「最悪喧嘩両成敗でわしらも退場だったお…」

「運営さんやフィールドさん達は互いに情報を共有してて」

「ゾンビ行為や不法行為、行動の悪い奴らは他フィールドにも通報されて」

「一度もそのフィールドに参加してなくても出禁になる恐れがあるからなお!」

「運営さんが騒ぎを聞きつけて様子を見に来たが!」

「今回はあのミリリアさんが上手い事、誤魔化してくれて事なきを得たお!」


「ポポーン!ちゅんす~け!でもボクくやしーッポン!」


「ゲームでやり返すんだお!あくまでゲームで!」

「次の一戦からは強敵トリオが向こうに加入するお!真面目にやるお!」


「ぽぽーん?」

「ボク、ずっとまじめにやってるっぽん?」

「だれよりもおおくばら撒いてるっぽん?」

「ボクほどまじめにバラまいてるひといないっぽん!」


「………」


「ご主人さみゃ…こ、これは重症だみゃあ…」


昇は勝利条件が分かっていない様だった…


こうして様々な人間模様と、あまりに御都合的人間関係をはらんでファースガンゲームはますます熱を帯びていく。

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