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更新停止中 イズちゅん  作者: ちゅん助の!
第十三章 ひらけ!ゴ窓! シュダリア愛哀窓の儀
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第十三話 その30 お前が挑む窓は無し…

「はあっ!!?」

「むぼーだぴゅう…」

「おろかっぽ…」


「ここはまだ!シュダリアなんだから!女子に拒否権は無いんだからね!だお!!!」


「ちゅん助、唐突にそして無茶苦茶な…」


「アホだぴゅう」

「ばかだっぽ」


「だまるお!」

「わしは開けて見せる!」

「窓も!」

「心も!」

「そして…おまたも!おっおっおっw!!!」


「ちゅん助さん、またおたれになられますよ…」


「そうだぞ、ちゅん助…」


「あらいいじゃない、二人とも!」

「アカリ!女性にとって儀式を挑まれるのは」

「名誉な事なんでしょ?」

「それが、たとえド変態でも!」


「そ、それはそうですが…」


「良い心掛けだお!アスリちゃん!」

「わしは人生のすべてを賭けて!おまえに挑むお!」

「わしの歌をきけえ!」


 いや、ちゅん助、お前は見逃しているぞ…

 アスリの無表情になった冷酷の色まで出てる、あの一番危険な兆候が出ている事を…


「ええ、しかと聞いてあげるわよ?」

「でも!」

「正式な儀式じゃないんだから!」

「許したげるのは1曲だけ!」


「ふん!じゅうぶんだお!」


 ちゅん助と言う男の根拠のない自信は、一体どこから湧き出て来るのか?岬ユタカah my small girl事件をもう忘れたのか…


「アスェリ~わしはつまづき続けてこんなせかいにたどりついたあ~♪」


ちゅん助お得意のもう一曲『アスェリィ』なのだが…


「アスェリ~!いつになればアニメ化されるだろう~♪」

「アスェリ~!どこのかいしゃが!目を付けてくれるだろ~♪」

「アスェリー!わしはうたう!愛するきみだけのためにぃ~♪」


(あかん…)


 何度も言うが岩間健なら宝くじ一等くらいの確率はあるかもしれない…だが今の姿は、声は…ちゅん助なのだ…


 不気味…コミカル過ぎるのだ…幼稚園のお遊戯並の歌声が奏で終わった様だった。


「はあっはあっ!」

「あけお~!」

「あけお~!」


 いつもの様にもの凄い執着でエマーチの時よりも開くはずのない窓に向かって、もの凄い執念の念の様なものを飛ばしている…


「ちゅん助?そんなに離れてちゃ、ひょっとして窓が開く!」

「かもしれないところ、見逃しちゃわない?」

「もっとこっち来なさいよ!」


「あけお~!!!」

「あけお~!!!!」

「あけお~!!!!!」


 そう言われたちゅん助は、さらに集中して念を飛ばしながらアスリの待つ窓にジリジリと近付いてゆく!


「ちゅ、ちゅん助…止めた方が…」


 俺は止めようとした…何故なら結果は分かっている上に、窓の向こうでもはや邪悪ともいえる危険すぎる笑みを浮かべているアスリが…


 居たからだった…


「あ~けええ~おおおおおお!!!!」


ちゅん助の集中と興奮が最高潮に達したその時だった。


(南無…)


(アーメン…)


爆風花バズーカ!」


ドーン!ドンガラガッシャアアアアアアン!!!

ピューーーーーン

「ぎゃああああ!!!???」

「あーれーーーーーーーーーーーー!!!」

「ひええええええええええーーーーーー!!!」


抜く手も見せずの早業で展開された弓から圧縮空気砲が放たれた。


哀れちゅん助、その姿、舞い散る桜吹雪…いや蹴散らされる黄色いう〇こ…


「ごっ!ご主人さみゃーーーー!」


「うーん…みぁすけ…!」


「ご主人さみゃ!しっかりするのみゃ!」


「み…みぁ助…わ、わしの…わしの窓は開いたかお…?開いたかお…?」


「ご主人さみゃ…」

「窓は…」

「………」

「………」

「………」

「ま、窓は粉微…塵木っ端微塵で跡形も無くなってますみゃア…」


「な、なんと…!?」

「ひさかたのぉ~…♪」

「げふッ……!!!」


「ご主人さみゃあああああああ!」


 哀れちゅん助…アスリが跡形も無く綺麗に吹き飛ばした窓、それはちゅん助には挑む窓すら無い!


 誰が見てもそう分かる明確なメッセージだった…

 分かっていたけどまさに悲劇…


だが、俺は見ていた。


 アスリが吹き飛ばした窓は、アスリが放った圧縮空気弾によって粉々にされたものの、そうなる直前、一瞬だが大きく開きその後、ちゅん助もろとも吹き飛ばしてから粉々になったのだ。


(ちゅん助!窓は刹那の間だけだったが…)

(開いたぞ!)


そんなわけ無いながな!!!


「さあ!ゴミ処理が済んだところで!」

「幸せなお二人さんを街まで送って行くわよ!」


 こうして俺達は晴れて結ばれる道筋が見えた、幸せそうな二人を音楽学校の街まで送り届けるのであった。

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