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文具戦争  作者: 文音マルタ
第三章:プレパレーション
34/54

新勢力?

「安心しろ。別にお前の敵ってわけじゃあないんだ」

言葉とは裏腹にイライラした様子で、組んだ手の先では指が一定のリズムを刻んでいた。

「・・・じゃあ、えっと」

「余計なことは喋らなくていいぞ。誤魔化しなど意味はない」

「・・・。」

こいつは文具協会を知っている。だが言い方からして所属しているわけでもなさそうだ。

どうしようどうしよう。定子たちに報せなければ。僕一人じゃこの状況を打破できない。

「聞きたいことがある。──────直截に言おう。」

そういうとまっすぐに僕の目を見つめてきた。

「文具協会で一体何があったのか────。事実はこちらでも確認中だがなにしろデータが少なすぎて困っているんだ。」

だからこそ直接委員長が僕を尋問しているのか。

しかしこいつは敵ではないと言ったが味方である可能性は低い。協力者であったならこんな風に深い事情は知らなくていいし、他勢力なら教える義理もない。

僕は心の中で叫んだ。


定子ぉおお!助けろー!

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