表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/107

(10)

スパイ。


そう、この女性は、キギフィと同じく、かつては世界の闇の鉄火場にいた人間であった。


キギフィは「世界最強の特殊部隊」のエースであった。切り込み隊長だった。


その職を辞して、ほうき星町に流れ着いた。

一説には戦いにうんざりしたとか、一説には呑んだくれ人生を送りたいとか。


彼女を知る人間には、どちらも合点がいく説である。(ひどい)


が、どちらにせよ、キギフィはそのような人生を、やめた。


世界最強の特殊部隊のエース、は、決して誇大表現ではない。


キギフィはその部隊――GMP3という――の中で、最も若いうちに入るのだが、しかし、最も強く、最も勇敢で、傷を負い刺され刻まれ弾丸を撃たれ、それでも一歩も引くことなく、いや増して、無謀なまでに単騎、切り込み隊長として敵陣に乗り込んでいく。


その時につけるゴーグルは、般若のような鬼の面を模した、スナイパーゴーグルとフェイスガード、光学式センサー等を組み合わせた、ハイエンドの部隊用装備。


当然パンクルックなど身に付けず、戦闘に特化した「戦闘服」、タクティカルベスト、カーゴパンツ。入っているのはマガジン、銃弾、サバイバルキット。


ゴテっとした装備ではない。彼女の戦闘スタイルを最大限補助するために、軽装である。ヒット・アンド・アウェイを充分に遂行出来るような……。


ざっとここまで述べてきたような、あたかもFPSゲームの主人公のような(というかむしろ、敵役のボス格くらいが相当するかもしんない)いでたちが、まるで冗談になっていないレベルで、キギフィは「現代の闘士」であった。


幾多の戦闘を経験してきた。


先ほど過去を述懐したように。


少なくとも、


少なくとも、彼女ばかりは、こう形容してよいであろう、


「人類最強」と――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ