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迅雷のイシュバーン ~転生した悪役貴族は覇道を目指す (悠々自適にスロ―ライフを送りたいだけなのだが!)~  作者: ねこまじん
5部 おっぱい猫にゃーん♡ 13章 港街セルペタ

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11話 ボッチ飯最強

ガランガランッという鐘の音が鳴るのが聞こえた。

ここでもアルトリウスと同じように、講義の開始と終わりは鐘の音を合図にしているようだ。


さて、昼飯の時間だが、当然ながらぼっちである。

いいぜ? 問題ない。こちとらボッチ飯上等なんじゃい!


ラズリーやソフィア、あるいはレティに声をかけるという選択もあるが、慣れない学院で、しかも男一人(ひとり)でわざわざ女性陣に声をかけるのは少し気が引けた。・・・悪かったな、コミュ障で。


とはいえ、今回のアルトリウスからのメンバーで男は、俺とハーヴェルだけ。ハーヴェルと食うぐらいなら、一人(ひとり)で食った方がずっと美味しい飯を食うことができるだろう。


―おい、ルディ、飯にしようぜ

嗚呼、ルディよ、俺の心の友よ、お前がいないのでは俺は一人で飯を食わざるをえないではないか。


・・・奴は今頃、飯の時間を楽しんでいそうだが。



そういうわけで、俺はボッチで購買に向かうことにする。

講義が少し早めに終わったせいか、購買前で並ぶ者はまばらだ。


―今がチャンス


人だかりができてしまっては、ゆっくりと飯を選ぶこともままならないはずだ。コルティスはただでさえ、アルトリウスに比べて学院生の数が多いのだ。


・・・何があるか?

商品棚をゆっくりと見る。やはり港街なだけあって、街中と同じように、魚介類の食べ物が多そうだった。魚のフライや、魚介のムニエルなど。


購買の食べ物だけあって、どのような魚が使われているのかは商品に書かれてはいない。例えば、今俺が手にしている「魚のフライのパン」とか、どれも大体そんな感じである。


「こいつをくれ。」

俺は手にしたハンバーガーのような「魚フライのパン」に、サイドメニューとして、ポテトパイを購入することにする。ちなみに、水は廊下に備え付けの給水機で賄えるようなので、それで済ますことができるようだ。


さて、昼飯はゲットできたが、問題は、どこでそれを食うか、だ。


俺ぐらいのレベルになれば、別に大勢の学院生がいるであろう、食堂でぼっち飯をすることに何ら抵抗はない。しかし、ぼっち飯をするのであれば、できれば人のいない静かな場所で、というのは当然の願望であろう。幸い、まだ次の講義が始まるまで充分な時間がある。


―少し校舎を回ってみるか

人気(ひとけ)のない、綺麗な景色を見ることのできる場所でもあれば最高なのだが。


校舎をてくてくと歩いて行く。

途中、それなりにコルティスの学院生とすれ違うが、誰も俺を気にした風ではない。


「屋上はどうだ?」

階段を上がり、屋上へ。


――しかし、屋上への扉は施錠されていた。


「・・・戻るか。」



コルティスの校舎は円形であり、丸い形の校舎の中央の中庭は当然ながら、学院生の人気スポットであることは明らかだ。しかし、後者の外周にもちょっとしたスペースがあり、いくつかベンチがあったことを思い出す。


一旦(いったん)玄関より外に出て、後者の外へ。


「―やっぱりな。」

果たしてそこには、ちょっとしたスペースにベンチがぽつんとあった。しかも、周囲に人の気配はない。まさにぼっち飯をするには理想的な空間といえるだろう。


俺はベンチに座り、いそいそと紙袋を開ける。

ぱっと見はハンバーガーである。ただし、二枚のパンの間に具の挟まったタイプではなく、パンの間に切れ目があり、そこに具が挟まったタイプのもの。


ラッキーなことに、ポテトパイはどうやら焼きたてらしく、ホカホカだ。


「――これは期待できるな?」


大きく口を開けて、まずは魚のパンの方にかぶりつく!

きっと魚そのものは高級魚ではないのだろうが、フライにするのであれば、逆にこういうのが美味かったりするのはあるあるである。スケトウダラのフライによく似た味であり、美味い。


次にポテトパイを一口(ひとくち)かじる。

ちょうど焼きたてのサクサクのホクホクの熱々である。これも当たりである。今ぐらいの時間帯に行けば、焼きたてを購入することができるのだろうか?


――紅茶があれば最高だな

今回は水袋の中の水で我慢することにするのだった。

感想と☆をぽちっとにゃ

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