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446●戦争映画としての『風の谷のナウシカ』⑬まとめ2:“火の七日間”はなぜ、どうして始まった? 王女ラステルの悲嘆。

446●戦争映画としての『風の谷のナウシカ』⑬まとめ2:“火の七日間”はなぜ、どうして始まった? 王女ラステルの悲嘆。



       *


 王女ラステルは、巨神兵を破壊する必要性について、強固な信念と確信を抱いていたようです。

 というのは、亡くなる寸前、今わのきわの遺言として、ナウシカに伝えているからですね。

 「積荷(巨神兵)を燃やして!」と。

 自身が息を引き取るそのときに、最後の言葉として伝えたのですから、彼女にとって人生最優先のメッセージです。他の一切のことを伝えられなくても、これだけは言い残しておきたい最重要事項だったのですね。


 つまりそれだけ深く、王女ラステルは、巨神兵の真の恐ろしさを正確に察知していたと考えられます。

 「巨神兵、キモい、大嫌い!」とか、「父さんが巨神兵推しだからムカツク、許せない!」といった感情的な偏見ではなく、具体的に、なぜ、どれほどに恐ろしい存在であるのかを……

 たぶん彼女は博学で、ペジテ市の地層から出土した古代の文献資料などを読み解き、一千年前の人類文明がどのようなプロセスで滅びたのか、ある程度正確に理解していたのではないでしょうか。


 つまり「“火の七日間”は、誰が、なぜ、どのように始めたのか」という謎です。

 これは、本作の映像では全く触れられていません。

 「七日間で世界を焼き尽くした」という結果が知られているだけです。


 実際どうだったのか、想像してみましょう。


 そうすることで、巨神兵の真の恐ろしさが見えてくると思うのです。


       *


●“火の七日間”は、人類という不要品の“大掃除”だったのでは?


 巨神兵とは何か。

 ウィキペディアの「巨神兵」の項では……“原作(漫画版)におけるユパが、滅亡の書において、その名の由来は「光を帯びて空をおおい死を運ぶ、おおいなるつわものの神」とされていると発言。その正体は旧世界の人類が多数創造した人工の神”と記述しています。


 巨神兵は当初、人類を滅ぼす怪物ではなく、“人工の神”として造られました。

 ただし“死を運ぶ”機能を備えているので、兵器ですね。

 ということは“守り神としての兵器”ということかもしれません。


 最初は、どこかの国がオリジナルの一体を創り出したのでしょう。

 しかしそれに続いて、各国がそれぞれの方法で、同じような巨神兵を製造し、それぞれの国で、国家の守り神として崇められたと考えられます。


 では巨神兵は、どうやって創り出されたのか。

 その身体ボディは、何でできているのでしょう。

 ウィキペディアの「巨神兵」の項では、漫画版の描写として「骨格に心臓と筋肉が形成され」、そして劇場版については「セラミックの骨格と合成タンパク質の肉体である」と説明されています。


 つまり、骨格のほかは、生体細胞によって生成されている。

 DNAの指令コマンドに従って細胞分裂し、自ら肉体ボディを自律的に形成します。

 いわば“AI巨人”だったのですね。

 肉体の材料は基本的にはいの中に備えているのでしょうが、全てを完成するためには、はいを囲むように“孵化するためのプラント”を設営して、各種の化学物質を補給するほか、一定の熱エネルギーを足してやる必要があるようです。

 風の谷に落ちた巨神兵のはいを城に運び込んだクロトワたちが、(仮称)“孵化プラント”設備を接続して、湯煙ゆけむりもうもうの中で作業していたのが、そうですね。


 しかし、はいから出すのが早すぎたため、クロトワが「腐ってやがる」と毒づいたように、肉体ボディ形成途中の巨神兵は、急速に腐敗してしまいます。

 腐敗する、ということは、未完成の巨神兵の肉体ボディは、その免疫機構が不完全であるため、大気中の微生物に簡単に取りつかれて「食べられてしまう」とか、病原体に感染して細胞がズクズクに壊れてしまうってことですね。


 なので巨神兵の肉体ボディは間違いなく「生体細胞によって構成されており、一定の条件下で細胞分裂し、自律的に増殖して巨神の肉体を完成する」わけです。


 つまり巨神兵は、機械的なロボットでなく、ある種の“生き物”なのですね。

 さすが、“人造人間ヱヴァンゲリヲン”の御先祖様だけのことはあります。

 全身がナマモノ。

 なので肉体ボディの多くの部分は“はたらく細胞”の世界です。

 心臓が鼓動し、体内を血液と同様の体液が巡り、白血球その他の免疫機構を備え、傷ついたらカサブタで塞ぎ、細胞分裂で自己修復する事ができると思われます。


 ということは……


 体内に胎盤と子宮を生成することもできるでしょう。

 性交不要の“無性生殖”で自家製クローンの子をつくり、はいに入った状態で出産することも可能になりますね、たぶん。

 巨神兵は、繁殖できる。

 ただし人間たちが準備した、“孵化プラント”の装置の中へ産み落とすことで。

 出産の最終段階は人類の機械力を要しますが、それ以外のお膳立ては、巨神兵が自力で行えるようになっていたのでしょう。


 そのうち“孵化プラント”は完全自動化されます。

 クローンの子供を“自動孵化プラント”の中へ、まるで、ゆりかごに赤ちゃんを預けるように産み落とせば、あとは勝手に巨神兵が続々と誕生し、繁殖するように進化していったと思われます。

 巨神兵は自力で“孵化プラント”を操作できるようになったのでしょう。


 人類が気が付くと、巨神兵は世界各国で、うじゃうじゃと増えていたのです。

 まるで、核兵器が拡散するかのように。


 すると、巨神兵の集団にとって、人類は不必要となります。

 

 自力で繁殖し、自力で繁栄するめどをつけた巨神兵たちは、不要品すなわち廃棄物ゴミとなった人類を焼き払って、地球を綺麗に“お掃除”することにしたのかもしれませんね。


 だって、人類って、メンドクサイじゃないですか。

 神様でもないのに、あーしろこーしろと、つまらぬことを巨神兵様に指示命令してくるのですから。


 なので役立たずの人類は、ゴミ箱にポイです。


 七日間の大掃除で地上の人類ゴミはほぼ全て焼却処分されたのでしょう。

 地下シェルターで生き延びた、ごくわずかな人々を除いて……


 人類は自らの過ちで滅びました。

 しかし巨神兵にも誤算がありました。

 “寿命”があったことです。

 生身の細胞でできているのですから、細胞分裂を重ねているうちに、どっかでテロメアが尽きてしまうのですね。

 おそらく数十年ほどでご臨終……

 そして、生まれてくるクローン巨神兵は、無性生殖のため、基本的に親と同じ遺伝子の複製品です。

 とはいえ、どこかで遺伝子のコピーミスが起こって、出産できないまま死ぬか、早産で腐ってしまい早死にする、あるいは脳に欠陥があって発狂、仲間をプロトンビームで殺してしまう……といった、不完全な個体が増えてゆきます。

 いずれ、寿命による個体減少が、出産による個体増加を上回るようになり、巨神兵は地上をあてどなくさまよいながら、一体また一体と動きを止めて、化石になっていったのでしょう。


       *


●諸悪の張本人、最悪の激ヤバ男、ペジテ市長。


 “火の七日間”が始まった事情は、だいたい前述のように想像されます。

 ラステルはおそらく、古文書などから、そのことを知ったのでしょう。


 「巨神兵は繁殖する!」ということを。


 これが巨神兵の、真の恐ろしさでした。

 だから自分の命をかけて警告したのです。

 「巨神兵を、今のうちに燃やして!」と。


 “火の七日間”を引き起こしたこいつは、完成したら自力で繁殖する。

 世界を滅ぼす災厄が、勝手に数を増やしてゆく。

 一体が二体に、二体が四体に……と。


 それは、人類の誰にも止められない!


 巨神兵は、ただ保有するだけでも、災厄の火種を増やしてしまうのだ。


 その不気味な恐怖が、ラステルの心を呻吟させたのでしょう。


       *


 ラステルの恐怖は、21世紀、西暦2026年の現在、世界を悪夢で覆い尽くそうとしている“核兵器の悪魔”に通じるものがあります。

 西暦1945年、オッペンハイマーを“父”としてこの世に出現した核兵器は、まるでひとりでに繁殖するかのように、世界の軍事大国にじわじわと広がってゆきました。

 それから80年余り。

 核保有国同士の終末的な核戦争は回避され続けましたが、核を巡る通常戦争は終わることなく、人間が人間を殺し続けてきました。

 米ソ中という核大国が直接戦うのでなく、他国の内戦に加担して、事実上の代理戦争を展開する。

 核保有国がその恐怖をちらつかせながら、非保有国を侵略する。

 核兵器らしきものの保有の疑いを口実にして、核保有国が非保有国に侵攻する。

 核兵器を持たせない事を口実にして、核保有国が非保有国を攻撃する。

 核兵器は使用されなくとも、目に見えない悪魔となって、常に戦禍の火種となり続けていたわけです。

 しかしそれでも「早く核保有国になりたい!」と願って、どこかの国が今も密かに核兵器を手に入れようと水面下で画策しているのでは……


 ペジテやトルメキアのみならず、現実の私たち人類も、巨神兵ならぬ核兵器によって翻弄され、悪魔に憑かれた狂犬並みの残虐さで、弱い立場の“国と地域”に屍体の山を築いています。


 『風の谷のナウシカ』の巨神兵は、21世紀の愚かな人類を見下して、きっとケラケラとわらっていることでしょう。


       *


 ですから……

 最初の最初の段階で、ペジテ市長は王女ラステルの忠告を耳に入れて、はいの中の巨神兵を、破壊してしまえばよかったのです。


 そうすれば、トルメキア帝国がペジテ市を侵略することはなく、ペジテ市は滅亡を免れて平和な時を過ごしたでしょう。

 ペジテ市長もアスベルもラステルも、その母も、穏やかな一家であり続けたはずなのです。

 もちろん、クシャナ率いるトルメキア軍が風の谷に侵攻する作戦は起こりえず、かなり残念ですが『風の谷のナウシカ』という作品自体も、存在しなくなったことでしょうね。


 つまり、一切の悲劇の元凶は、ペジテ市長一人だったのです。

 この人、本編最悪の激ヤバ疫病神やくびょうがみだったのですね。


 彼が要するに、作品全編を貫く“ペ・ト戦争”(仮称)の火種にドカンと着火してしまったのです。


       *


 たぶんそれが、戦争映画としての『風の谷のナウシカ』が残した最大の教訓です。


 「戦争の火種は、芽吹く前、種のうちに潰さねばならない」


 潰す決断ができるのは、為政者の理性あるのみ。

 21世紀の2026年、今、現実世界の指導者たちに、この理性はあるのでしょうか?


       *


●そして開戦。宣戦布告無き電撃的な空挺作戦。ペジテ市の壊滅。


 しかしペジテ市長は、「巨神兵の復活と保有」を決定しました。

 ペジテ市の平和を守るためと称して。

 しかしそれは、ペジテ市の味方にとっても、敵にとっても、結果的に戦争の脅威をさらけ出す結果のみに終わりました。

 たとえ未完成品でも、巨神兵がここにあれば、敵はそれを狙って戦争を仕掛ける口実にする。

 このことに特に留意しなくてはなりません。

 2026年の春の中東地域の戦乱は、まさにそういう構図でしたよね。


 “ペ・ト戦争”の開戦は、宣戦布告無き奇襲で始まりました。


       *


 「巨大な力を他国が持つ恐怖ゆえに、私はペジテ攻略を命令された」と、後に告白する司令官、皇女クシャナが率いるトルメキア帝国“辺境派遣軍”は、突如としてペジテ市に襲い掛かります。


 時刻は黎明、忠臣蔵の討ち入りが午前3時~5時と言われますが、たぶん夜明け前ギリギリの、ペジテ市がまだ眠りこけているタイミングを狙ったでしょう。最初の一撃が成功すれば、あとは明るい日中に後続のバカガラスで空挺戦を継続できるからです。

 真っ暗な夜間ですと地形が見えず、着陸の段階で支障をきたしますし。


 爆音を消すために風下から接近し、最後はエンジンを切って滑空で進入してきたバカガラス編隊はまず、市内に陽動爆撃を実施。

 直後に、コルベットが垂直離着陸《VTОL》能力を生かして巨神兵のはいと孵化プラントを格納している施設を急襲、特殊部隊が占拠します。

 特殊部隊は城門を爆破、開放。

 市の城壁の外にはバカガラスの空挺部隊が無音滑空で続々と着陸し、装甲兵と戦車を投入して城門を突破、内部からペジテ兵を掃討します。

 黎明から払暁ふつぎょうにそれらの作戦が実施され、起床前を襲われたペジテ軍はたちまち敗走、抵抗する者は捕虜にせず城壁から突き落として惨殺されます。弾がもったいないからですね。


 生き残ったペジテ市民は、市内の建物で最も頑丈なセンタードームに立てこもって、最後の抵抗を続けますが、逆転勝利は絶望的です。

 万策尽きたペジテ市長は、腐海の蟲たちを呼び寄せてトルメキア軍を襲わせる、“蟲作戦”(仮称)に踏み切りました。

 これは大量の蟲をあえて市内に侵入させ、その殺傷力で敵軍を撃破するものです。

 それは同時に、居住地としての市街を放棄する“焦土作戦”そのものでした。

 ペジテ市長は、一縷の希望にすがったわけです。

 蟲作戦が成功して巨神兵を奪還できれば、のちに巨神兵のビームで蟲たちも腐海も焼き払い、国土を回復することができる……と。


 方法としては、おそらく飛行ガメを使い、あらかじめ捕らえた蟲を瀕死の状態に弱らせて懸吊けんちょうし、腐海の近くを旋回、怒り狂った蟲たちを誘い出し、ペジテ市まで群れを誘導、最後は囮に使った瀕死の蟲を、トルメキア軍の野営地キャンプに放り込んでしまうのです。


 この作戦、飛行ガメが姿を隠して隠密飛行するため、夜間に、それもトルメキア兵が夕食にありつく時刻あたりを狙って行われたことでしょう。

 野営地が寝静まって真っ暗だと、光に誘引される蟲たちを誘導しにくいからです。

 夕食どきなら、野営地は煌々と明かりを点けていますので。


 そして、航空機は全般に夜間飛行を避けています。真っ暗な地表を、星明りだけを頼りに飛ぶことは危険だからですね。星座を観測する天測航法で方角を読むことはできても、無線通信とレーダーの無い世界です。人間の視力のみに頼る有視界飛行では、高度を間違えて山岳や水面に突っ込む危険が付きまとうからです。


 容易に空へ逃げる事ができない夜間、それも丸々一晩の間、トルメキア軍は蟲の攻撃にさらされることになったわけです。


       *


 『風の谷のナウシカ』の作品世界では無線通信とレーダーが実用されていません。

 航空機は相互に、電波を使わず、点滅する発光信号で連絡を取り合っていますね。

 理由はよくわかりません。

 単に、科学技術の退化によるものか。

 それとも“火の七日間”でギガントと超磁力兵器も使われて地磁気が滅茶苦茶にねじ曲がってしまい、そのため宇宙から降り注ぐ電磁波が防ぎきれておらず、地表付近の電波が攪乱されているのでしょうか。

 あるいは、本作の劇場公開時の1984年頃に世間に知られた最新のSFギミックとして、大気中にミノフスキー粒子が滞留していたのでしょうか。そうだとしたら偉大なるトミノ様がホワイトベースで散布なさったのかな?


 ちなみに『天空の城ラピュタ』(1986)では、ムスカ大佐が電鍵をツートンと打つ無線通信機を使っています。ただしレーダーは無さそうですので、電子技術の発達度は大戦の戦間期(1920-30年代)あたりですね。宮崎駿監督はこの時代設定を好んでおられるようです。『紅の豚』がそうですし、クラシック旅客機ハンドレページH.P.45(推定)が登場する『魔女の宅急便』もそうでした。

 『風の谷のナウシカ』の世界は、千年前のセラミック文明以前の超科学の所産がオーパーツ・テクノロジーとして存在し、それが18世紀レベルの日常生活と混ざり合ったような、どこかファンタジックな雰囲気を漂わせていますね。


       *


 そしてペジテ市。

 地表のトルメキア軍に襲い掛かる、蟲たちの大群。

 一方、ペジテの貴族たちは、秘密の脱出トンネルなどを使って、センタードームから市外に逃れ、秘密の地下格納庫に隠しておいた数機もしくは十数機のブリッグに分乗して、空中避難したのでしょう。自分たちだけ安全圏へ。ずるいなあ。

 もちろん夜間飛行は危険ですが、付近の地形は熟知しているので、安全な高度を取って雲の上で天測航法を行い、一晩中、旋回し続けたのではないかと思います。

 また、レーダーの無い環境ですから、いったん飛び立って闇に紛れてしまえば、トルメキアのコルベットに発見される恐れもありません。


 ペジテの貴族たちと技術官僚テクノクラートの集団は、何千人だかの庶民をセンタードームに残したまま、お空へ逃げてしまいました。

 気を付けましょう、富と権力を持つ上級な人々は、真っ先に優先してシレッと安全圏へ逃げてしまいます。

 これも戦争の哀しい現実なのですね。


 ペジテ市長の誤算は、大挙襲来した蟲たちがトルメキア軍を撃破して敵兵士を食い散らかすだけにとどまらず、数体の王蟲まで突進してきて市街地に突入、センタードームを破壊して、立てこもっていた市民まで皆殺しにしてしまったことです。


 焦土作戦として、“蟲作戦”は大成功でした。

 トルメキア軍を撃退するという戦術目標は達成しましたが……

 そのかわり肝心のペジテ市民も、全滅!

 ということは、守るべき市民は地上に一人もいなくなってしまったのです。

 ペジテ市は、国家として事実上、滅亡してしまいました。

 “蟲作戦”は戦術的な勝利をもたらしましたが、戦略的には完全な失敗に終わったのです。


 問題は、その失敗をペジテ市長が認めず、反省ひとつしなかったことにあるのでしょう。

 「自分は絶対に正しい」

 そう信じ切って常ににこやか、自信満々のペジテ市長。


 こういった人物は、同じ失敗を二度三度と繰り返しても、何ら恥じることなく堂々としていますので、コロッと騙される国民の皆様も多く、政治家としておおいに成功することがあるのです。


 だから、タチが悪い。


 政治家様の笑顔は、注意して観察しませう。

 商売柄、笑顔を絶やさぬよう日夜訓練されているでしょうから。

 作り笑いの営業スマイルに誤魔化されてはなりません。

 笑顔ではなく、言葉の端々を聞き取りましょう。

 ニコニコ笑って、「私は自分の過ちを絶対に認めない、私は絶対に正しい、絶対に恥をかかない! 悪いのはほかの人! だから私に任せなさい!」とキレイゴトを颯爽と標榜するだけの人物だったら、どことなく催眠商法の講師様や、妖しい宗教の洗脳教祖様を思い浮かべて比較しましょうね。

 そして、現在の言葉でなく、「何をやってきたか」という、過去の行動で判断しましょう。

 政治家って、本来、言葉でなく行動。結局は汗だくで歯を食いしばって黙々と火中の栗を広い、泥沼を自分の脚で歩ける人物が偉いのだと、私は個人的に思います。


 ま、それはともかく、ほぼほぼ口先番長のペテン師に終わったペジテ市長。


 いや本当に、激ヤバの疫病神やくびょうがみだったのですよ、このあごひげおっさん!



    【次章へ続きます】



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