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2 これは現実
「え…ドラゴン…?」
その瞬間だった。こちらを視認したドラゴンは、
口を大きく開けて、火の玉らしきものを生成している。右には森が見える。他には少し大きな岩しかない。咄嗟に右に走った。逃げなくては死んでしまう
そんな予感がした。
こちらに向けて火の玉を生成してる時点でこっちに放ってくるに決まってる!
様子を伺いながら走った。
ドラゴンは火の玉をこちらに放った。
それはとても大きく早く。
森までおよそ5メートルのとこで火の玉は早く目の前まで近づいていた。
「これ死んだわ。」
情けない震えた声が漏れた。その場に崩れてしまった。腰が抜けた。
夢だとしても、生きている感触がある。
冷や汗が出ている。心臓の早い鼓動を感じる。目の前の状況は、全然現実味がないのに
これは現実だと体が思わせる。
───その瞬間─
強い突風が吹いた。目を瞑るほどの強い突風だ。
こちらに向かってきていた火の玉は左後ろの木に直撃した。
「ドゴーン‼︎」と大きな音を立て木っ端微塵になった。
木のささくれが腕を切る。
「痛っ!」
切れた部分からは血が出る。
あぁ…ここは本当に現実なんだ…
俺は異世界にどうやら来てしまったらしい。
読んでくれたら嬉しいです〜




