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最初の篩い

全変更!書き直し!

 


 遺跡のトラップは殺傷能力がかなり高く少しでも油断すると、多段階式のトラップに引っかかりそうになる。


 大穴、毒矢、大玉、魔法、ガス・・・etc


 ようやく抜け出すと、そこには巨大な広間とそこを囲うように階段状の段差があり、天井まで続く段差の中腹部には一つの穴がある。

 俺はそこから出てきたのだ。

 選抜戦が始まってから視界に右端に表示されるようになった生存人数を示すメモリはすでに半分を下回っていた。


「ほお、やはり貴様が来るか」


 気づけば、広間の中央に胡坐をかき座る一人の男性がいた。

 レンジはすぐさま戦闘態勢をとる。

 しかし、男は天井を指し示し「しばし、待て」とレンジに行った。

 レンジは言われた通り天井を見ようとすると彼の反対側から人影が現れる。


「さすが、選別戦。罠のレベルが桁違いですね。服もかなり汚れて、これではご観覧されてる聖女様に申し訳ない…。あ!貴様、先日より報告に上がっている聖女様をたぶらかしたとかいう、不埒者!」


 その男はミレイに片思いをし、魔石をささげ続けていた男であった。

 彼は弓の名手であり、ミレイを守るためにと剣の腕も磨いており、実力はかなりある。

 それにミレイへと近づくための盲目的な修行によりライファ―の中でも上位に入る実力を備えていた。

 そんな彼がレンジを見ればどうなるか。

 もちろん、彼は自身の中で最も最速で背中から弓を外し、魔力を注入して魔法の矢を作る。

 しかもさらにその矢に5種の魔法属性をエンチャントする。


「あー、バカだね。一人脱らーく」


 広間にいた男がそういうと天井が光り、そして彼の姿はなくなり、メーターの数がまた一人減った。


『第二ステージ 全員揃い次第スタート』


 天井にはそう書かれており、勝手に始めたらああなるということだろう。

 レンジは彼が消えたのを確認すると広間まで一気に跳躍する。


「すごい音がしたね。・・・おや、私は3番目か」


 レンジが広間に降りると、レンジが出てきたところの正面から腰に白銀の剣を下げた純白のフルアーマが現れる。

 聞こえる声から女性と思われる。

 そして纏う空気はかなり離れした存在であることを感じさせた。


「いいや、剣聖。あなたは5番目です」


 レンジの出てきたところの右手より現れたくのいちのような格好の女性。

 レンジは彼が光に飲み込まれる少し前に右手の通路より人が来るのを察していた。

 しかし、先の光の持つエネルギー量に意識を取られており彼女の存在をすっかり忘れていた。


「5番目?闇影、あなたが私より先にいたとしてもこの場には私を含め4人しかいないようですが?」

「精霊弓師がルール違反で退場したんですよ。何でもそこのおかしな格好の男の人に激情した結果ですが」

「ほぉ、ルール?・・・ああ、あれか。私も気づかなかったな。ふむ・・・それならしばし休ませてもらう」


 剣聖と呼ばれた女性はそのヘルメットを取った。

 彼女の髪はショートのブロンド。青い瞳に赤いしずくの宝石のついたサークレットとつけており、何よりその長い耳が伝説のエルフであることを物語っていた。

 その後、刀を持った侍の男女(兄弟のようだ)、赤い髪を団子に結び飄々とした様子のドワーフの女性、中世の騎士のような服を着た3人の騎士が合流するとレンジたちの出てきた穴がふさがる。


『セカンドステージ参加者全員を確認しました』

『これよりセカンドステージを開始します。10、9、8、・・・』


 全員が立ち上がり戦闘態勢に入る。

 そんな中レンジは違和感を感じた。



 この場には10人いる。

























 けど、先ほどのコール直前の最後に確認したステージ生存者の数は9人と表示されていたはずだった。






少しずつまた登校していくかも・・・

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