第3935話 武雄とアリス、エリカで雑談中。(葉巻は贈答用として輸出入できるかも。)
城内の武雄達の部屋。
武雄が臨時の会議を終えて、部屋に戻って来ていた。
「タケオ様、専売局と財政局に捕まったと連絡がきましたが、どうでしたか?」
アリスが武雄に聞く。
「アルダーソン殿から専売局に持ち掛けた新しいパイプの葉の加工商品についての打ち合わせでした。
まぁ、高級嗜好品の話です。」
武雄が言う。
「そうなのですね。
上手くまとまりそうですか?」
「ええ、財政局長がこっちの味方になったので、専売局で試作と商品化を進める事になっています。
ちなみに、どさくさに紛れて輸出品として出して良いとも口約束して貰いました。」
「え?凄いですね。
パイプの葉は輸出入が厳しいとあったと思います。
良く口約束とはいえ、了承が取れましたね。」
アリスが感心する。
「ふふふ、財政局長に外貨獲得に動くと言いました。
まぁ、実際に売れるかはわかりませんけどね。
魔王国に渡したら模倣されそうではありますけど。」
武雄が言う。
「それは良いのですか?」
「うーん・・・既存のパイプの葉より明らかに高額商品になるので、両国に取っては国内市場への影響は限定的だと思います。
その上でアズパール王国産と魔王国産といった贈答用としての価値が上がるかと思います。」
「ふむ・・・パイプの葉の加工品ですか。
それはタケオ様も買うのですか?」
「買いたいですね。
もちろん小遣いの範囲内でですが。
今パイプを吸う際はパイプに葉を詰めてから吸います。
これが新しい加工品なら加工品の先を少し切って、火を付ければ良いという工程が少ない商品になります。
私に取っては楽なんですよ。」
「ふむ・・・わかりません。
エリカさんはわかりますか?」
「さて・・・私はパイプを吸わないので。
ですが、愛煙家のタケオさんが欲しいのなら売れる可能性が高い商品なのでしょう。
少しでも外貨獲得になるのであれば良い事かと。
まぁ、タケオさんの言葉では輸入する事に繋がるかもしれませんが、その時はその時で。
ちなみに、タケオさん、その商品は何と言うのですか?」
「葉巻です。
提案書では長さ約10cm・太さ約1cm前後、吸う時間としては10分程度となっていました。
まぁ、あとは専売局がどんな商品を出してくるか楽しみに待っていれば良いだけです。」
武雄が言う。
「それは上手く行ったらカトランダ帝国にも輸出出来るのでしょうかね?」
エリカが聞いてくる。
「魔王国には良くてカトランダ帝国にはダメとは言わないと思いますが、たぶん大丈夫でしょう。
小麦や塩だけでなく、嗜好品も輸出品になれば、幅が広がるでしょうしね。」
武雄が言う。
「ふむ・・・わかりました。」
エリカが頷く。
「まぁ、パイプの葉は愛好家の方々でやり取りするでしょうから。
タケオ様が注視していれば、うちとしては大丈夫でしょう。」
アリスが頷く。
「それと王立学院と魔法師専門学院への求人はどうでしたか?」
アリスが聞いてくる。
「両学院には現状の話をしてきました。
基本的には求人を出して、応募されるのを待つというのは変わらず。
出せる求人の数も問題なく、エルヴィス家の要望通りで問題ないと言われました。」
武雄が言う。
「わかりました。
お爺さま達のしたいようにして良いという事ですね。
タケオ様の感覚としては、エルヴィス家に来てくれますかね?」
「なんとも。
ですが、毎年、ちゃんと求人を出す事で認識を高める必要はあるでしょう。
なので、しっかりと毎年していくように努めなければなりません。」
武雄が言う。
「そうですね。
でも、まさか王立学院から今年入るとは思いませんでしたよ。」
アリスが苦笑する。
「それはエルヴィスさん達もそうでしょうね。
それにしてもキティさんはどこに配属になるのでしょうかね?」
「さて・・・たぶん各局が欲しがりながらも扱いが初めてなので、決めるのに苦労しそうです。」
アリスが言う。
「どの部局でも大変そうなのはかわりませんけどね。」
「確かに。
エリカさんもエルヴィス侯爵領に戻れば、仕事が増えそうですよね。」
アリスがエリカに聞く。
「私とエイミー殿下は待ち望まれていますからね。
私はどこかの案件を見る事になるのか・・・屋敷に戻ったらエルヴィス侯爵殿と話しておかないといけないでしょうね。」
エリカが言う。
「エリカとしては何かやりたい事はあるのですか?」
武雄が聞いてくる。
「うーん・・・どれでも出来ると思いますが、これから面白そうなのは、聞いている限りだと酪農関係ですかね。
チーズや生クリームの需要がかなり高いですから、生産計画と領内流通を考えるのは楽しそうです。」
エリカが言うのだった。
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