第3724話 国を跨いだ技術共有を考えよう。(今後の予定も確認しよう。)
「キタミザト殿、この金額で如何でしょうか。」
アンナローロと打ち合わせを終え、席に着いたカストが武雄の前に紙を置く。
「失礼します。
・・・わかりました。」
武雄が紙を見て、すぐに机に置く。
「では、こちらが金貨110枚になります。」
アンナローロが武雄の前に金貨を積む。
「ありがとうございます。」
武雄が礼をする。
「私も同じ金額でお願いします。」
ブリアーニが言う。
「ええ、構いませんよ。」
武雄が頷くとブリアーニが武雄の前に金貨を積む。
「・・・かなりの金額ですね。」
エリカが呆れながら言う。
「とはいえ、私の取り分は金貨10枚、製造元へは金貨100枚です。
ジーナ、魔王国とブリアーニ王国分を持って行ってください。」
「わかりました。」
武雄の前の金貨をジーナが回収して行き、机には金貨20枚が残る。
「はい、ありがとうございます。
さて、領外に売る価格がこれで確立されましたね。」
武雄が言う。
「・・・キタミザト殿、アズパール王国内の他領に冷蔵箱の製造、販売権を売るのに我らのを基準にするのか?」
ヴァレーリが聞く。
「はい、何か問題が?」
武雄が首を傾げる。
「いや・・・我とかカスト、カールラは国家として買っているのに、自国内にも同じ値段なのか?」
「はい、いちいち考えるのが面倒なので、冷蔵箱の製造、販売権は金貨110枚とします。」
「ふむ・・・まぁ、規模の違いがとてもあるように思えるのだが・・・」
ヴァレーリが首を傾げる。
「その上で、性能的に新しい事をしたら各位に教える事も条件ですけどね。」
「ふむ・・・相談相手がいると考えれば良いという認識で良いんだろうな。
例えば、魔王国で作ろうとした仕様が上手く行かなかったら、この地の製造元に手紙を書いて、解決策が無いかの問い合わせが出来ると。
逆にこの地の製造元が魔王国の製造先に聞けたりもするという事だな。」
ヴァレーリが言う。
「そのまとめはキタミザト殿に集めれば良いでしょ?
で、キタミザト殿から各方面に一式を送って貰うという事でね。
お願いしまーす。」
ブリアーニが言う。
「そうですね・・・まぁ、良いでしょう。
とは言え、魔王国とブリアーニ王国の方は月一での食事会で教えてくれれば良いでしょうね。
そのぐらいはしてくださいね。」
「おぅ、任せろ。」
「集計お願いします。」
ヴァレーリとブリアーニが言う。
「ジーナ、ヴィクターにお仕事の追加をお願いします。」
武雄がジーナに言う。
「・・・はぁ・・・アスセナ殿が協力工房に顔を良く出しているようですので、その際に要望があれば聞くように言っておきます。」
ジーナが呆れながら言う。
「お願いしますね。」
武雄が言う。
「なぁ、キタミザト殿、魔王国から何か買わないか?」
ヴァレーリが聞く。
「・・・うーん・・・私が作り出した方が早い気が。」
「だよなー。
他に何かあったか?
剣とかか?」
ヴァレーリが呆れる。
「失礼します。
ヴァレーリ様、そもそもなのですが・・・ボナ子爵殿の弟殿が研究所に居るのですが。」
ジーナがヴァレーリに言う。
「あ・・・そうだった・・・となると剣の技法は輸出が出来んな。」
ヴァレーリが難しい顔をさせる。
「いや、そもそも剣の技法は輸出出来ませんよ?」
アンナローロが言う。
「はぁ・・・何かないか?」
ヴァレーリが考える。
「ヴァレーリ殿、我が方に大隊編成の講師をお招きするのは?」
エルヴィス爺さんが聞く。
「ううーん・・・こっちに良い事もあるから、派遣については買う買わないという事ではないな。」
ヴァレーリが考える。
「あ、そっちの話ですが、エルヴィス家への派遣は大隊長1名と中隊長1名と小隊長1名、アズパール王国への小隊長1名と兵士2名としており、3月8日に到着予定で動いています。
その後、エルヴィス家への講師陣はエルヴィス家にご厄介に。
アズパール王国への者達は3月12日キタミザト殿達が王都に行くのに同行するという事で大丈夫ですね?」
アンナローロが聞く。
「うむ、こちらの受け入れは大丈夫です。」
「王都の方には連絡を入れています。」
エルヴィス爺さんと武雄が言う。
「あ、それとウィリアム殿下領へ用意いただける拠点なのですが、お勧めの通り2番目としてください。」
アンナローロが言う。
「城門に近くて人通りも多いという立地の場所でしたね。
第3皇子一家に依頼して確保します。」
エリカが頷く。
「ふむ、頼む。
アンナローロ、こっちの人員予定は提出しているとは思うが、いつ頃になる?」
ヴァレーリが聞く。
「えーっと・・・今年の8月にキタミザト殿がウィリプ連合国に出張する際にウィリプ連合国に入っている人員も含めて、連れて行って貰います。
今の所、実施まで少々日数があるので訓練や休暇を実施している段階ですね。」
アンナローロが言うのだった。
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