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第3369話 アズパール王国の新年お茶会。(陛下、一人で報告を受けるように。)

アズパール王国 王城の広間の扉を開けアズパール王が入室してくる。

先に部屋に入っていた王家の面々とエリカ、各局長、騎士団長、王都守備隊総長が起立して出迎える。


「皆、揃っているな。」

そう言い席に着き、皆も席に座る。

「エイミーは今は第1皇子一家のところか。

 ま、クリフ達は今年が最後だから盛大にしているだろうな。」

アズパール王が言う。

「お義父さま、毎年思うのですけど、王城で貴族会議等は何か行わないのですか?

 他貴族を集めての食事会とか。」

「ないなぁ。」

レイラの言葉にアズパール王が言う。

「ないんですか。」

「昔はしていたんだがな。

 貴族会議の面々と局長達と騎士団長、王都守備隊総長、各幹部で夕食会を。」

「止めたのですか。」

「あぁ、地方貴族とはしないのに王都の貴族会議とするのは、ちょっと問題になってな。

 それに費用がかかる割には大した効果はないし、文官の幹部達は組合や業者と新年の挨拶で忙しくした後で、色々と緊張する貴族会議との話は面倒だとなってな。

 必要なら個別で会うとして、貴族会議はなくした。

 王城内での新年の歓談という形で、この面子でお茶会をする事にした訳だ。」

「そうなんですね。

 まぁ、この面子も王城の首脳ですが。」

「あぁ、この面子はカトランダ帝国やウィリプ連合国との事も知っているしな。

 気兼ねなく話して良いぞ。」

「局長方の前でなんですが、全局が知っていると漏れませんか?」

レイラが聞く。

「漏れても構わないからな。」

アズパール王が言う。

「良いのですか?

 私が商店とかで話したりしても?」

「それは困る。

 だが、秘密にしている方が漏れやすいというのもある。

 それに事が大きくなっているから、各局の連携が必要だ。

 動いているのは各局の一部だろうが、局長は動きを把握しないといけないからな。

 全てを知らせてある。」

アズパール王が言う。

「確かに兵を大規模に動かそうとするなら食料や馬、幌馬車等事前に用意しないといけないですね。」

エリカが言う。

「まぁ、そういう事だな。

 なので、今は何を話しても問題ないぞ。

 何かあるか?」

「西側の事に言う事はないですよ。」

レイラが言うと皆が苦笑する。

「あー、でしたら。

 陛下、アリスさんから連絡です。」

エリカが手を挙げながら言う。

「・・・我の気分が一気に下がったんだが・・・何だ?」

「はい、二研の総監殿からも連絡が入っているかもしれませんが、タケオさんが持って来るドラゴンの革の買い取りをお願いしますとありました。」

「・・・あー、14kgな。

 連絡は貰ってある。

 はぁ・・・金銭の用意はしてあるから持ってこいと伝えてくれ。」

アズパール王が渋々言う。

「はい、わかりました。

 あと、慣例の戦争の経費精算を事前の資料の通りに作ったので、どこに提出するのか聞いてくれとありました。」

「エリカ殿、軍務局で処理しますので、書類をお持ちくださいとご伝言ください。」

エリカの言葉に軍務局長が言う。

「わかりました。

 伝えます。

 あとは・・・陛下の予定を空けて貰ってくださいともありました。」

エリカが言う。

「・・・なぜか知らないんだが、もうタケオが到着する日の予定が決まっているんだよ。

 前日、後日は空白なのに。

 ウィリアム、どう思う?」

「・・・逃がさない為でしょうか。

 どちらが・・・とは断言できませんが。」

「はぁ・・・で、アリスからの伝言という事はタケオが似たような事を言っていたんだろう。

 ということは、何か重大な事を持って来るという事か・・・魔王国側から何か言って来たか?

 外交局長」

「お断りします!

 こういった話は、まず陛下がキタミザト殿から報告を受け、吟味し、私達に相談ください!

 話はそれからです!」

「オルコットと同じ事を言いよって・・・」

「それが正しい流れだからですよ!

 ここにいる面子で楽しく話をするのは・・・専売局ぐらいでしょう。」

外交局長が言う。

「いや、私も結構、キツイんですよ?

 何が出て来るか予想もつかないし、財政局長を巻き込まないと怖くて聞けません。」

「巻き込まれている私が言うのもなんですが、2人で聞けば、割と冷静に聞けますよね。

 為になる話が多いので、私はそこまで嫌がっておりませんけども。

 ま、陛下は優秀な部下の報告をちゃんと聞いて、私達に伝えてください。」

専売局長と財政局長が言う。

「・・・対魔王国だから人事局や軍務局、騎士団は同席してもなぁ・・・

 総監局」

「うちは、キタミザト殿と直接の利害はありません。

 あ、今度来られたらメイド長達が懇談会を開いて欲しいと言っていましたので、その段取りぐらいですね。

 報告は陛下お一人でどうぞ。」

総監局長が言う。

「そ、総務局や経済局、整備局、建設局、環境局はタケオと話してもなぁ・・・」

「私達は、この間のエルヴィス殿と話せて満足しています。

 報告を聞くような事が起きているとは思いません。

 なので、もしあったとしても事後で結構です。

 外交局長が言うように、それが正しい流れです。

 よろしくお願いします。」

総務局長が言い、皆が頷く。

「・・・はぁ・・・皆、こういう時の結束は強いよなぁ。」

アズパール王が言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
国王…………が、がんばれっ!!
こうやって各国の王と主要なメンバーの絡みを見ると魔王国とアズパール王国が頭何個分も抜きん出ているように見えますよね。 両国とも元々下地や基礎が出来ていたってのもありますけどやっぱりタケオとの関係性が濃…
今回の話し、てどっかの国の政治組織のことですかねw いつも更新ありがとうございます。
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