第3013話 キタミザト家連絡会。2(精霊達の打ち合わせと鈴音が美味しい物が無いか知りたがる。)
カーティアがハルを呼び出したのだが。
「キタミザト様、私と契約しているハルです。」
「はじめまして。
ハルワタートと申します。
ハルとお呼びください。
カーティアと契約をしています。
テトが居るとは・・・」
ハルがテトを見る。
「ハルワタート姉様、お久しぶりです。」
テトが言う。
「・・・テト、私はハルで良いのですよ。
わかりましたね?」
「・・・はい、ハル。」
テトが考えてから頷く。
「テトちゃん、それ前にもしていたけど?」
「ええ・・・ハル・・も私達の所の上位なんだ。」
テトが鈴音に言う。
「へぇ~・・・武雄さん、どうするんです?」
鈴音が武雄に聞く。
「・・・どうしましょうかね。
ここにいるハル以外には契約する前に事前説明をしているんですが・・・
コノハ、説明しておいてください。」
「あいよー。
皆チビ化で後ろに集合!」
「「らじゃ!」」
「「「はい。」」」
精霊達がチビ化して席の後ろに集まり出す。
「さて・・・精霊達は精霊達で話し合って貰いましょう。
カーティア、残念ですが、精霊魔法師だからと言って待遇に差が出ません。
カーティアはカーティア、精霊はカーティアの部下と位置付けになります。
ちなみに待遇差はありませんが、精霊魔法師には精霊手当てがあります。
それは後ほどヴィクターから聞いてください。」
「は、はい、わかりました。」
カーティアが頷く。
「ヴィクターも各々の給料については後ほど個別に説明をお願いします。」
「はい、畏まりました。
後ほど個人面談を全員に実施します。
ちょうど、この後、夕食までこの場に皆がおりますのですぐに実施します。」
「ええ、お願いします。
さて・・・カーティア、他にありますか?」
「ありません。」
「うん、ならヴィクター、次に行きましょう。」
「はい、新しく入られた方々の部屋についての話を実施します。
まずヤリスとカーティアにおいては、このエルヴィス伯爵邸での住み込みでメイド研修を開始します。
エルヴィス伯爵邸?と思われるかも知れませんが、現在キタミザト家とエルヴィス家はメイドと建物を共有していることとエルヴィス家のメイド教育が充実している為です。
なので、明日からヤリスとカーティアはこの邸宅で寝起きしながらの仕事になります。」
「「はい。」」
ヤリスとカーティアが返事をする。
「それとマリスは辞令の通り、総務部所属ですが、研究所の3階での仕事になります。
ノット様も研究所に所属しますので、研究所の2階が仕事場になります。
お二人の部屋はベルテ一家方の屋敷の隣接にある1階が喫茶店の屋敷での下宿になります。
ベルテ一家の屋敷にはアスセナが住んでおりますので、朝は一緒に出勤をお願いします。」
「「はい。」」
マリスとノットが返事をする。
「とはいえ、キタミザト家は週休1日制が導入されていますので、ヤリスとマリスの休日が合うようにしばらくは調整します。
それは後ほど、個別面談の際にお話しします。」
「「はい。」」
マリスとヤリスが返事をする。
「ヴィクターの方からは他にありますか?」
「いえ、現状ではありません。
残りは主が研究所に出勤された際に報告と裁可をお願いする事で終わります。」
「そうですか。
皆さんから何かありますか?
業務内容等々での質問はヴィクターにお願いします、それ以外で聞きたい事は?
仕事以外でも良いですよ。」
「なら、はい!武雄さん、魔王国等々で何か新しいのを仕入れたんですか!?
何か美味しい物とかありましたか?」
鈴音が聞いてくる。
「・・・アリス、ヴィクター。」
「「はい。」」
アリスとヴィクターが武雄に返事をする。
「鈴音に魔王国で手に入れたの教えていますよね?」
「コノハが精霊通信でやり取りはしていますし、海苔でしたか?あれも少しお裾分けしました。」
アリスが武雄に言う。
「・・・となると・・・
面倒だ、最初から入手したのを言った方が良さそうですね。
鈴音、どうせなので、特産品関係の話をしますよ。」
「はい!お願いします。」
「それとこの場にいる皆に言っておきます。
結構な話になるので当面は外で話さない事。
粛々と進めますからね。」
武雄が言うのだった。
部屋の後ろでの精霊会議では。
「というわけで、ハルちゃん、ニオが居るんだわ。」
チビコノハがチビハルに言う。
「なるほど、この街の精霊の多さはわかりました。
タケオとアリスでしたか?
今後、戻って来るであろう方も精霊が付いていると言っていましたね。」
「ジーナにパラス、タケオの側室のエリカにペイトー、スミスにマリ、その妻のエイミーにアルちゃん、もう1人の妻のアンにアウクソーね。」
「・・・豪勢ですね。」
チビハルが考えながら言う。
「皆、戦争に使えないとして放置したら集まっちゃった。」
チビコノハが笑いながら言う。
「・・・どこが?」
「ここが。
でも、まぁ、王都に睨まれると碌なことないから皆、農業とか生産品とか作って楽しんでるわけよ。
ハルちゃんもカーティアの補助しながら好きな事して良いから。
あ、戦闘とか法に触れるのはダメだよ?」
「それは当たり前です。」
「おー、規則正しいがモットーのハルちゃんらしい受け答えだね。
ま、ここにいるメンバーはタケオの知り合いだから悪さをしない限り、精霊へのお小遣いが貰えるわ。」
「え?・・・お小遣い?」
「うん、ボーナスがあるわ。
と言ってもタケオの私費から出るからタケオの懐が潤っている時に唐突に貰えるわ。
その時に契約者の助力をしたり、街の発展に貢献したりとタケオ基準で査定していくらかくれるんだ。」
「そんなの聞いた事ないわ。」
「タケオの感覚では契約者の部下という括りだからね。
真面目にカーティアの補助をしていたり、タケオやアリスの要請を聞いていれば、お小遣いが貰える・・・かも?
ちなみに前回のボーナスの時はうーちゃんとだーちゃんが契約した直後だったから、この2人は無しだけど、私達は貰っているわよ。」
「「すっごく楽しみなんだよね。」」
ウカとダキニが言う。
「・・・成果を見せろという事ね?」
「違う、カーティアの補助が最優先で次にタケオの要請に答える事。
望まない成果を見せられても評価はされないわ。」
「難しいわ。」
「カーティアが成長する事が第一だから、まずは怪我をさせない、しても治す。
犯罪に走らせないし、精神的にも知識的にも成長させる。
これだけで評価されるわよ。」
「なるほど。」
ハルが頷くのだった。
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