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第3014話 会議も終わり、少し緩やかな時間が過ぎています。(日本人は狐っ子に抵抗がありません。)

キタミザト家の打ち合わせが終わり、武雄とアリスは一旦、寝室に戻って来ていた。


「・・・で、そのハル殿は結局、どんな精霊なんですか?」

アリスがチビコノハからカーティアの精霊のハルの話を聞いて、質問をしていた。

「規則正しくて真面目。

 魔法とかは後で聞いてみなよ。

 前に来たエイミーの精霊のアルちゃんと同格かな?」

「なるほど・・・わかりません。

 とりあえず魔法が使えるのですね?」

「うん・・・タケオは会っていたんでしょう?」

チビコノハが武雄に言う。

「いえ、1回も会っていませんよ。」

「うん?」

「デムーロ国で会ってから今日まで1回も会っていませんし、そもそも名前も知りませんでした。

 カーティアが慎重だったのか、ハルが断っていたのかはわかりませんが。」

「うんん?」

チビコノハが首を傾げる。

「コノハ、タケオの言う事は本当です。

 カーティアは一度もハルを実体化していません。」

「なんで?ハルちゃんでしょ?

 あの規則正しいハルちゃんだよ?」

チビコノハがチビパナに言う。

「そう・・・ですね。

 ハルワタートですよね・・・あの完璧主義の。

 カーティアも魔法を使っていませんでしたし・・・ここまで有名な精霊だとは思いませんでした。」

チビパナが言う。

「ま、その辺はカーティアかハルが説明したくなった際に聞きましょう。」

「そうですね。」

武雄の言葉にアリスが頷く。

「この後の夕食でハルちゃんと仲良くならないとね。

 精霊総出でおもてなしだ。」

チビコノハが言う。

「・・・ウカとダキニに任せれば良いでしょうね。」

武雄が考えながら言う。

「確かに!

 あの2人なら何とかするわね。」

チビコノハが頷くのだった。


------------------------

個人面談の控室と化したエルヴィス伯爵邸の大き目の部屋。

「あの〜、ヤリスさん。」

「は、はい!」

鈴音がヤリスに声をかけていた。

「私相手に緊張しなくて平気ですよ。

 で、あの〜・・・良いか悪いかの判断は出来ないんですが、尻尾を触らせて貰えませんか?」

「へ?尻尾ですか?」

「はい!尻尾です!」

「あ、大丈夫ですが・・・後ろのお二方も?」

「お願いしまーす!」

「並ぼう!並ぼう!」

チビウカとチビダキニが鈴音の後ろに居た。

「ウカ殿とダキニ殿はいるじゃないですか。」

鈴音が2人に言う。

「それはそれ。」

「これはこれ。」

チビウカとチビダキニが言う。

「うん?」

「あれ?」

チビウカとチビダキニが黒胡と白胡に咥えられ、その場を立ち退かされる。

「ちょっとー!なんでー!?」

「あんたたちアスセナにモフられてる時、私達何も言わなかったでしょー!?

 なんで私達がモフろうとすると邪魔するのよ!?」

2人が抗議するものの2体は無視してその場を立ち去る。

「・・・テトちゃん、気にしなくて良いかな?」

「うん、大丈夫でしょ。」

鈴音の問いにチビテトが答える。

「あの~・・・撫でます?」

ヤリスが聞いてくる。

「はい、お願いします。

 ふふ、狐っ子だよぉ。」

鈴音が嬉しそうに言う。

「うん、そうだね。

 スズネは狐っ子が良いの?」

「子供は好きだけど、ほらっ、私達って狐っ子は馴染みがあるし。」

「日本人って、動物の子供の擬人化も馴染みがあるで済むんだねぇ。」

「おー、フワフワだぁ♪」

鈴音がヤリスの尻尾を触って感動するのだった。


ドナートはノットと話していた。

「ほぉ、米を精製する装置・・・それも足で板を踏みながら・・・ふむ、聞いた事がない。」

「ステノ技研という所で注文生産してくれているんですよ。

 そこもキタミザト家の協力工房なんです。

 スズネさんがそこに住んでいて、こっちの農業関係の物も作ってくれています。

 メインは懐中時計というのを作っているのですが、それとは別にキタミザト様の考えをまずは形にする工房でもありますから、私達も声をかけるとお仲間価格で作ってくれています。」

「ほぉ・・・なるほど。

 研究所の物も作ってくれるという事かな?」

「ええ、ステノ技研とサテラ製作所という2つの工房が機械物を作ってくれているようです。

 ステノ技研は一品物、サテラ製作所は量産品と一応の区分けはあったのですが、どっちに頼んでも良いようです。」

「ふむふむ、今度挨拶に行かないとな。」

ノットがメモを取りながら頷く。

「他にも各種の協力工房がキタミザト様にはありますので、街中を歩きながら確認された方が良いでしょうね。」

「・・・研究所や家としてではなく?」

「どうなんでしょうか・・・まぁ、家としてもお付き合いがあるでしょうが、キタミザト様が何か思い立ったら相談に行く協力工房がそれなりにあるんです。

 服とか雑貨とか材木とかソースやお酒、馬車ですかね?」

「・・・共通性がまったくないんだが。」

「それがキタミザト様ですので。」

「そ、そうか。」

ドナートの言葉にノットが頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] わっち(狼)と、のじゃ狐巫女b
[良い点] 毎日更新ありがとうございます。 [気になる点] 日本人ならば獣人を可愛がるよね~♪ [一言] ニルデだっけ?ジルダだっけ?どっちかが犬っ娘だったよね?アスセナさんもケモミミ獣人だったはず…
[一言] 鈴音「わぁドワーフだぁ厳ついなぁ髭!もさもさだぁ触ってもいいですか?わぁもさもさ♡」 なぜこうならないのです?
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