第2824話 ビエラ王城に帰還。(予定を確認しよう。)
アズパール王国 王城内のエルヴィス爺さんとビエラに宛がわれた部屋。
王都に戻って来たビエラをジーナが迎えに行き、部屋に3人が居た。
「ジーナ、ジェシーからの手紙ー。」
「伯爵様、こちらです。」
ビエラが言うとジーナがエルヴィス爺さんに渡す。
「うむ、すまぬの。
・・・ふむ・・・依頼内容は実施されそうじゃの。
はぁ・・・到着してから陛下と第3皇子一家との挨拶で疲れたのぉ。
ビエラ殿もジーナもご苦労じゃった。」
エルヴィス爺さんが軽く手紙を読み、顔を上げてビエラとジーナに言う。
「はい!」
「ありがとうございます。」
ビエラが返事をし、ジーナが軽く礼をする。
「さて・・・これで我が国の魔王国側の対応はタケオの考え通りに対処出来るじゃろう。
ビエラ殿、ジェシーやフレッドは何か言っておったかの?」
「んーん、ないよ。
ハリーが食欲旺盛で困るってジェシーが言ってた。」
「良く飲むのじゃな。
良い事じゃよ。」
「んー・・・ジェシー、ハリーは良く出すから洗濯物が大変だぁーって言ってたよ。」
「それは仕方ないの。
飲まないよりも飲んでくれるのじゃから安心出来るの。
ま、洗濯してくれるメイド達を労わないといけないかの。」
「うん!ゴドウィンが苦笑しながら言ってた。」
「ほぉ、フレッドはやっと落ち着いたか。
ゴドウィン家も大丈夫というのがわかったの。
ジーナ、少し遅いがもうすぐ夕食じゃ、こっちで食べるかの?寄宿舎でかの?」
「そうですね・・・・マリに聞いた所、寄宿舎に用意されているようです。」
ジーナが確認してエルヴィス爺さんに言う。
「ふむ、なら戻った方が良さそうじゃの。
ちなみに明日の予定はジーナは知っておるかの?」
「はい、各所と打ち合わせはしております。
明日の予定は朝食後、陛下とクリフ殿下、ニール殿下、ウィリアム殿下との会談。」
「えー・・・面倒そうじゃのぉ。」
エルヴィス爺さんが嫌な顔をする。
「・・・王族方との会談があります。
その後、軍務局、人事局、経済局、財政局等、各局長との会談。」
「・・・」
エルヴィス爺さんが凄く嫌な顔をさせる。
「・・・・・・昼食後は貴族会議方と会談です。
手紙のやり取りで貴族会議議長クラーク伯爵様のお屋敷にトレーシー研究室長を同行させたいとの意向を踏まえ、会談後にクラーク伯爵邸に向かう事になっております。」
「・・・はぁ・・・1軒、1軒回るのではないのじゃの?」
エルヴィス爺さんが疲れた顔をさせながら言う。
「最初はそう思ったのですが、何軒も同じ話をしても伯爵様が疲れるだけですので、総監局と話し合い、会議室に集まって意見交換の場を設ける事にしました。
その後、代表してクラーク伯爵邸にお招き頂き、晩餐をご一緒する事になりました。」
「・・・疲れる1日になりそうじゃの。」
「辛い日は1日にまとめました。」
「うむ、それには感謝するの。
ジーナ、良くまとめたの。」
「ありがとうございます。
明日も私が同行を致します。」
「うむ・・・すまんの。」
「いえ、問題ございません。
では、明日、朝食前に参ります。」
「うむ、よろしく頼むの。」
「はい、失礼します。」
ジーナが綺麗な礼をして退出していく。
「・・・伯爵大変だね。」
「何を言っておる、わしの護衛としてビエラ殿も全部に出るんじゃよ。」
「え゛!?」
「ふふふ、レイラの所で遊ぼうとなぞさせるわけないじゃろう?」
「おおおお・・・」
「すまぬが、ビエラ殿も頼むの。」
「はぁ・・・しょうがない、タケオとアリスに頼まれてるし。」
ビエラが諦めながら言うのだった。
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第八兵舎の第3会議室。
「えーっと・・・明日は朝は王都守備隊の訓練に参加して朝の軽い運動に付き合い、その後朝食。
朝食後は今回の戦争での王都守備隊各隊長参加の意見交換会。
この意見交換会はアンダーセン隊長が受け答えと言う事ですね?」
ブルックが予定表を見ながら皆に言っている。
「ああ、私とマイヤー殿が主に受け答えをする。
皆には何か質問がされた時に受け答えしてくれれば良い。
フォローはする、忌憚のない意見を言って良い。」
アンダーセンが言う。
「わかりました。
昼食後は王都守備隊の訓練に参加、剣技の訓練で王都守備隊の新人隊員をボコボコにしてくれ・・・何ですかこれ?」
「総長に渡された。
要は出鼻を挫けと言う事だろう。」
マイヤーが言う。
「いやいやいや、待ってください。
うちは新人4名も居ますが!?」
「そうだな。
実戦経験があるから総長が期待しているのだろう。」
マイヤーが頷きながら言う。
「普通に考えて無理でしょう!?
相手は王都の騎士団上がりですよ?」
ブルックが言ってくる。
「・・・アンダーセン、どう思う?」
マイヤーがアンダーセンに聞く。
「オーガ戦をもう一度行えば良いという事でしょうか?
条件にもよりますが・・・肉薄する事は可能かと。
新人の指導をしているのは我らもまだ知っている人員です。
王都守備隊の新人を煽れたら・・・」
アンダーセンが考えながら言う。
「「「「えー・・・」」」」
新人4人の顔から表情が抜ける。
「・・・戦争の意見交換会で幹部達と話し合いをするか。
どういう条件下ならうちの若手に有利になるかをな。」
マイヤーが言うのだった。
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