第4章-3話 魔国切り崩し準備?
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次の日早速ダークエルフの里に空間移動した
魔国を潰すには少しずつ戦力を落とすのと周囲の国を保護する必要がある
ダークエルフ、ハーフ達、周辺の魔物、そして魔国の半魔物達だ
その為にまずダークエルフ達を保護をする
「わぁ!?なっなんだ!」
里の真ん中に移動したせいでみんなおどろいてる
「聞いているだろう、長を呼べ」
男が長の家まで走っていき長を呼んできた
その間にダークエルフ達がみんな集まってくる
「カナタ様」
「ああ、どうなった?」
「8名は残るそうです、他24名は引越しに同意しました」
「たった8人残ってどうするんだ?」
「愛着があるものや魔国に帰依している者もおりますので」
「そうか、とりあえずその者達も含めてすべて呼んでくれ」
「わかりました」
気配から見て全員集まったのを確認して始めた
「まず、みなに言っておこうこの中に魔国に帰依している者もいるそうだなはっきりいう愚かだ」
「なんだとふざけるな!」
「では聞こう魔国の何処がよいのだ?」
ごちゃごちゃ説明してくるがあほらしいので省略する
「くだらんな魔物を奴隷扱いし、ハーフを差別する屑の集まりでしかない」
「そのなにがわるぃ!」
「それすらもわからんか…もういい」
一瞬で闇の炎で焼き尽くす、悲鳴を上げる暇すら与えなかった
周囲のダークエルフ達がぞぉーーとした顔をしてる
「俺は魔物だからと奴隷扱いする者もハーフだからと差別する物も相手が王であろうと許すつもりはない、だが逆に魔物であろうとなんであろうとまず対等に接する者は守ろう」
「闇に染まったからといって屑になるわけではない、闇はあくまで闇なのであって邪悪ではないのだお前達まで先ほどの屑のようになるなよ」
「では全員並び眼を瞑るが良い」
全員が眼を瞑ったのを確認して全員を契約魔法で魔物国に不利になる行為の一切を禁じるよう契約で縛った
「眼を開けろ、今行ったのは俺や俺の仲間達に不利な事を禁じただけだ他の一切は縛っていない、ここに残る者達で愛着があるという理由の者達この森ごと移動してもここに残りたいのか?」
「森ごと…ですか?」
「ああ森ごと移動出来る」
空間魔法で新ダークエルフの里予定地と繋げてゲートを広げ様々な魔法を駆使し森ごと浮かべて移動し予定地にゆっくり移動せて落とせば完了だ
「本当に残るのならさすがに森ごと移動はしないが7名どうする?」
「あ、あの本当に森ごと移動出来るのですか?」
「そうだ」
「本当なら俺はかまわない」
「そっそうだな」
「だが…」
「一人でも残るなら森はこのままにしておくが」
結局3人残るようだ
内緒で魔国に組する事が出来ないように縛っておいた念のためだ
「では行く者達の家を案内してくれ」
「カナタ様こちらからです」
ついて行きそれぞれを家ごと収納していく
「よしこれでいいな」
「は…はいカナタ様」
死霊魔法でピキューリアドラグスケルトン100体
そしてテラスペクタ100体を生み出し使役した
「こっこれは…死霊魔法?」
「ああ、7名残るんじゃここを守れないだろう」
そう言い使役した魔物にこの里の防衛を命じた
内緒で見張るようにも命じておいた
「では行こうか」
そういい予定地とここをゲートで繋ぐ
「さぁ入ってくれ」
みんなが入り終えたのを確認して俺も入りゲートを閉じる
「今日からここがお前達の住処だそれぞれ一定の感覚で前の家を配置していくぞ?」
「はい、カナタ様お手数おかけします」
収納しておいた家を綺麗に配置し終わりこの周辺の情報を教えておいた
「こんなものだなここは高台にしておいたからそうそう攻められる事はないだろう俺の国の中心からは西南に位置する場所だ、この土地の下はゴブリンの森になるがすべてテイムしておいたから問題ない」
「す…すべて!?」
「なんと!」
「生態系を壊さないように同じ森で暮らすように命じておいたから問題ない、前とは生活は変わるだろうがな」
そして一度解散し普段通りに営みに戻るように伝えた
「カナタ様」
「どうした?」
「私はカナタ様と住みたいです!」
ん?なんだ…俺と住むって…
「なんだ急に?」
「だめですか?」
「それは無理があるな」
「ご結婚されているのですか?」
「いや結婚制度など俺の国にはない、だが妻のような者達は沢山いるかな?」
「なら私も連れてってください!」
「お前はここの長だろう」
「でも…」
「ならたまにお前の家に行こうそれでいいな、いつでも空間移動でお前の家に行けるからな」
「は、はいわかりました早く来てくださいね!」
「ああ、まぁやる事は幾らでもあるが今日の夜にでも行こう、だがここでの生活での基盤も大事にな引っ越したばかりでやる事は幾らでもあるだろう」
ここにもピキューリアドラグスケルトンとテラスペクタを生み出し使役し守護を命じた
「こいつらがとりあえずここを守るから遠く離れないようにな」
村から誰か離れた場合はテラスペクタが一人10体ついていくようにも命じておいた、霊体ならそうそう見つからずに守れるだろう
「何から何までありがとうございます」
「まぁ気まぐれだ、ではまた夜にな」
そう言い残し合同墓地へ空間移動する
なぜ今更合同墓地かというとここから東南にハーフの村があるって以前聞いたのを今思い出したのだ魔国に行く前に行こうと思っていたのに…ごほん
飛んで行くと村らしき場所を見つけた
入り口の手前に降り立つ
「お前は…魔ぞ…いや違うなハーフだな入ってよし!」
いいのか…まぁハーフだしな俺
「いいのか?」
「ああ、どうみたって何かと何かのハーフだしな」
「ここの長の家は何処になる?」
「真っ直ぐ北の木で出来た家だよ」
「ああ、ありがとう」
こんこん
「カナタというものだが長に会いにきた」
「はいよ、入っとくれ」
しわがれたばあさんっぽい声がする
遠慮なく入った
「失礼するよ」
「おや初めてみるタイプのハーフだねぇ」
見るからに年をとっているが何の種族かわからない…
「そうだな魔族とエルフのハーフだそうだ」
「おやなら初めてかもしれないねぇ」
「そこにお座り」
「ああ、でなここはどこの国の領土にも入ってないかな?」
「そうだねぇここはラバシトスと魔国の間でちょうど何処の国の領土にも入ってないねぇそれを考えてここに村を興したのさ」
「そうかずっとここに住むのか?」
「他に行くあてはないしねぇ」
「俺の国に用意出来るが来ないか?」
「国?何処の国だい?」
「魔物国だ今建国中でな魔物99㌫ダークエルフ1㌫だな」
「おや魔物の国なのかぃ?」
「ああ魔物の国だけないのはおかしいと思ってな」
「そうかぃ珍しい事を考えるねぇおまぇさん」
「俺の国は殆ど魔物だがだからこそ差別はないぞ魔物なぞみんな見た目がすぐ進化するからな差別など生まれようがない」
「なるほどねぇ、でも村の者達が信用するかどうかねぇ」
「まぁそうだろうなぽっとでのハーフの俺がいきなりどうだ?と言っても判断しようがないだろうな」
ダークエルフ達は長い間魔国に利用され疲弊してたから長を説得出来たがここは何処の国にも属してないからなぁ
「そうさぁ」
「そうだな、ならせめてこの村の警護をさせてもらおう」
「警護?ハーフは結構強いよぉ?必要かぃ?」
「まぁ必要になるだろうな、ラバシトスと戦は何か特別な事でもない限り起きないが魔国はいずれ戦争状態になるそうすればここも攻められるだろうな」
「魔国と戦を始めるのかぃ?」
「魔物を奴隷扱いしてるからな潰すつもりだ」
「おっかないねぇ…その護衛ってのは魔物かぃ?」
「アンデットと死霊だなテイムした魔物ではなく使役した物だからこの村を守るだけ命じておけば他に何もせんよ」
「そうかぃ…いらんっと言ってもおいていくんだろうねぇ?」
「まぁないらんって言われたら村から少し離れた場所に配置するが?」
「しょうがないねぇ…」
「まぁあって困りはしないだろういきなり何処かの国に攻められた場合の保険に置いていくだけだ」
「あんたがハーフだからかぃ?」
「んーだからって訳じゃないが差別ってむかつくじゃないか他と多少違うからと言ってなぜ差別などするか一切理解できんそういう愚か者達が国の中枢にいればどうせろくな事はしないからな」
「ふぇふぇふぇ、差別された事がなければわからんものじゃてのぉ」
「まぁだがまともなやつも結構いるからなあほだけ消せばいいさ」
「どうやってだぃ?」
「例えば…死霊を国の人数分生み出し使役し例えばラバシトス王国のすべての国民を見晴らせ差別を日常的に行ってる者はとり殺すように命じるとかな」
「おやおや怖いねぇ…相当な人数になるが出来るのかーぃ?」
「ああ、つい最近出来るだけのあるきっかけを得たからな」
「そうかい…ハーフは誰もどこか逸脱した力を持つが…まぁいいさね、村を守る者を置いてってくれるっていうなら何も害はないさね」
「そうだな、まぁうちの国に来る気になったらいつでも言ってくれ使役した魔物に言えば俺に通じるようにしておくからな、ついでに俺はお前達がうちの国に来ても一切の戦闘に参加はしなくていい」
「ほっほっほ、それはいいねぇ差別はない、戦争にも参加しなくていい護衛の魔物もついてくるかい…」
「俺に何か用が出来たらこの村の守護においていくテラスペクタの方に言ってくれ」
そう言いピキューリアドラグスケルトンとテラスペクタを100体づつ生み出し使役し村の周囲に散らばらせた
「村の者達に伝えておいてくれ」
「わかったよ、無理せんようにのぉ」
「ああ、俺は結構気が長い方だ問題ない」
空間移動で次にラバシトスの王都の郊外の館跡に作ってもらっている館を見に行った
「ああ、大分出来ましたね」
「ん?あああんちゃんかもう少しで出来るよ」
「いつくらいになりますか?」
「まぁ魔法も使って作ってるからそんなに時間はかからねぇな」
「わかりました、また見に来ますよ」
そういい館に空間移動で戻った
「カナタおかえりにゃ」
「ああ、ただいま」
「どうなったにゃ?」
「ああ、ダークエルフを西南の森へ移住出来たよハーフの村はとりあえず護衛だけおいてきた」
「そうだにゃ~、すぐには受け入れがたいかもしれないにゃでもカナタがハーフだからそこまでやーではないはずにゃ」
「ああ、何かの純粋な種族が説得するよりはハーフの俺が説得に行ったのには意味があったはずだな」
「この後はどうするにゃ?いつも通りダンジョンにゃ?」
「そうだなぁ…ダンジョンでみんなの進化の為に狩りもいいけどなぁ、とりあえずそうするかぁ~」
その前にメリュさんに挨拶してからいくか
コンコン、メリュさん家に挨拶にきた
「はーい、どうぞ~カナタさん」
「ええ、失礼しますね」
館に入りリビングの椅子に座る
「あらぁ~進化したのね~」
「ええ、メリュさんに一歩近づきましたよ」
「ふふふ最後の一歩が大変よぉ~」
「最上位ですか、今上位特殊亜種ってのなんですけど」
「あら上位の後に特殊や亜種がつくのね…特殊亜種ならわかるのだけど~」
「ああ、うちの妖狐のキュウが特殊亜種なんですよ」
「あらあらあらそうなの~?進化の仕方が特殊だと特殊ってつくらしいわよ~」
「へぇ~俺も普通に100じゃ進化出来なくなったんですけねぇ」
「ん~とのキュウちゃんはどんな感じに進化するのかしら~?」
「キュウはLv20ごとくらいにとかで尻尾が増えて少し大きくなって魔素が増える感じですね」
「あら~ならLv100とも限らないわね~カナタちゃんも」
「そうですねぇ」
まぁ進化の管理者に聞くしかないか依頼があれば念話してくるらしいしね
管理者の念話は特別でどんな場所からでも話せるようだ、いいな!
「メリュさんはもう力いらないんですか?」
「ん~もう最上位だしね~これ以上Lv上げても大して変わらないわよ~、これ以上Lv上げるには最上位の魔物と戦わないといけないし~」
「あーいぇ他の魔物の能力を俺は奪って渡す事が出来るんですよ」
「あら~だからカナタちゃんの仲間は様々な魔法とか使うのね~」
「ええ別の魔法をLv1でも覚えれば後は使いまくればLv上がりますしわざわざ強い魔物探して倒さなくてもいいですしね」
「面白い能力ねぇ~、手間じゃないかしら~?」
「いえ、この土地これだけ色々弄らせてもらっていますしそのお礼です」
「そお~?じゃお願いしようかしら~」
「手をかりますよ」
そういって手を握る
「あら~」
「とりあえず持っていない属性の魔法をLv1づつ譲渡しますね」
そういい持っている土と風以外の魔法を譲渡する
「あらあらあら~、能力が増えたわねぇ」
「ええ、Lv1づつですがすぐ上がりますよ」
「他にも魔素吸引と統率をLv1づつ譲渡しておきました、これは常時発動型ですから何もしなくても少しづつ上げっていきます」
「あら~嬉しいわぁ~あら~普段より魔素の回復が早くなってるわねぇ~」
「ええそういう能力ですね統率はそのまま配下を取りまとめる能力アップですね」
「これなら本当に国の建国も可能ね~」
「ええ、俺以外もみんな上位になれば戦争になったとしても被害すら出ないで勝てるでしょう相手が最上位クラスでない限り」
「ふふっ巨人国と竜国はやめておいた方がいいわよ~」
「ああ…巨人国の巨神って方とは念話しました、良い方みたいですし何より強いですね…国交を結ぶには良い国です」
「そうねぇ~私でも巨神さんや竜神さんとは争いたくないわぁ痛いものぉ」
痛いですむのか…?メリュさんすげー
「ええ、争うとしても魔国とヒトの国ですね~エルフや獣人の国はまぁ何かあれば助けたいとは思いますけど」
「そうねぇ~エルフは精霊の森を守ってるだけだし~獣人は営みを続けるだけなのよね~積極的に争うのはいつも魔族かヒトよねぇ」
「そうですね…まぁ魔国はどちらにせよほっとけはしませんね…魔物を奴隷扱いしてますから」
「そぉねぇ、昔は力がすべての国だったもの」
「今は新しい魔王になって何か変わったんでしょうか」
「そうねぇ直接の争いより~謀略に積極的になったわね~」
「ある意味やっかいですねぇ」
めんどくさい…
「ふふそうかもしれないわね~」
まぁめんどくさくなったら闇の上位精霊魔法を最大で放てば一撃で首都ごと焼き尽くせるけど…これは範囲が広すぎて関係ない魔物まで殺してしまうからなぁ…
魔物だけすべて非難させないとな…やるなら
「では配下達をまた育てにいってきますよ」
「ふふ、頑張ってねぇ~」
その後眷族化してある魔物達を集めてダンジョンの続きに行く事にした
30階層に空間移動しすぐに31階層に向った
31階層は全体が水だらけで風魔法でみんなは空中に浮いて戦う事にした
俺やハルピュイは翼だが、何か…でっかい鮫がうようよしてるな
こっちに気づき鋭く速い水を槍上にした物を放ち攻撃してきた
がすべて火魔法で蒸発させ、そして水中に業火で熱し続け水中の温度を急上昇させ進んでいき水中の魔物を殲滅していった、仲間達は死んだ魔物を集めるそれを繰り返した
交代交代してみんな順調にLvを上げていった
次の階層の入り口まで追い詰めて弱った鮫を水ごと
空中に浮かびあげて数十匹テイムした
超鑑定
-------------
シャープシャーク
上位
Lv7
ステータス割愛
スキル
生命力向上Lv3 俊敏Lv8(水中時のみ)
威圧Lv1 水魔法Lv7
固有能力
高速泳 噛み砕く(上)(水中外効果半減)
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護(小)進化管理者の加護(小)
配下=シャープシャーク47匹
-------------
水を調べた所海水だったので
その後この階層を縦横無尽に熱して弱った鮫ばかりになったので自分の別荘付近の海の魔物達を空間移動で移動してこのダンジョンで狩りをさせた
ここは上位の鮫ばかりなのでものすっごい良いLv上げになった
おかげて海水系の魔物はみんな中位の70~89まで育った
数日続けたらみんな上位に進化するようだ
だがここが淡水なら湖の魔物達も育てられるのになぁ
まぁ下の階層に淡水の階層もあるはずだしね
数日続けたおかげでかなりの人数が上位に進化した
スラリン(スライムヒトガタ)は亜種上位になり体液を自由に変えれるようになったのと再生(中)が増えた
グリフ(ヒッポグリフ)が亜種上位に進化したグリフォーンに進化した
翼が鷲っぽくて他が獅子っぽくなっただが普通のグリフォーンと違って爪や牙が黒かったから普通のグリフォーンとは違うようだ
引き裂くが(上)になり以上に威力が上がったようだ
リューマ(竜馬)が亜種上位になり、でっかくなって全身の鱗が青から灰色に変わり再生(小)炎息が(上)になった
ネイト(リジェネイトワイアーム)は亜種上位になって種族名が半妖精半竜になり城くらいばかでかかったが一回り小さくなったが引き締まり皮膚などが頑丈になって硬化という能力が増えていた
念話が(中)になり多少離れていても念話が出来るようだ
リード(クフリード)は亜種上位になり種族名は闇竜となり一回り大きくなり闇の息が(上)になった光に弱いだろうから光魔法をLv1譲渡しておいた、それと半闇化が増え闇で身体が半分程闇と化す事が出来るようだ
レイナ(フレイムドレイク)は亜種上位になり炎竜になった
やはり一回り大きくなりそれぞれ固有能力が中から上に上がった
他にも沢山進化したが他にはヒロイン?の説明だけしておこう
ミンフィア(スケイルラーミア)上位亜種になり、なんと竜鱗の蛇の下半身だったのに下半身が竜になっていた
これには本当に驚いたものだ
アミィ(フォークトアンダラ)は人化が上になり半猫化が出来るようになった、半獣状態になり人化時の戦闘能力が相当上昇した
半分猫ってことは…ヒトの状態に耳や尻尾が生えた感じで
その夜はすごい燃えたのはいうまでもない…
スミレ(女郎白蜘蛛)亜種上位に進化し上半身女で下半身白い大蜘蛛だったのにたいして今は全身に朱色の模様が出て人化を覚えていた
人化したスミレに朝まで放されなかったのもいうまでもない…
再生(小)も増えたので嬉しい限りだ
ハルピュイ(セイレーン)亜種上位に進化した
再生(小)が増え呪歌(中) 幸歌(中)が中になった
見た目は大きな変化はないようだ
相変わらずいきなり寝てる間に外から飛んできて抱きついてくるのも相変わらずだ
それからキュウ(妖孤)がまた一回り大きくなり尻尾が増えた
このまま増えれば尻尾が九のつになりそうだ…人化しないかなぁ
それから人魚達も上位に進化しみんな可愛さや妖艶さに磨きがかかった
最近はたまに別荘の入り江に行きよなよな人魚達と遊んでいる
何をしているかは言うまでもない
さて…他の中位の仲間達の進化は仲間達に任せて上位に進化した俺達は魔国切り崩しの続きをする為にまず亜種上位に進化したリッチ達三人と影に入り魔国を回って半魔物を探した他の上位に進化した仲間達は魔国中の魔物を弱らせ説得しまとめてもらい後でテイムして連れて帰るつもりだ
だがやっかいなのは半魔物でも魔国に忠誠を誓ってる者もいる事だ
だが半魔物半魔族だと戦闘脳になりがちなので一対一で戦い勝てば特に問題なく仲間になりそうだ純粋な魔族は切り崩しが終わったら一気に潰すつもりだ
上位元レイス達に集めさせた情報だと魔国には王以外に3体最上位がいるようだ本格的に魔国を潰すのは俺が最上位になってからがいいだろう
今は少しずつ戦力を切り崩していくのみ
双頭狼のオルトロスの兄もようやく見つける事が出来た
三つの頭があり全身のいたる所から蛇がうじゃうじゃ出てる狼だった
弟のオルトロスのいう話では俺と同じように勝てば問題なく従うそうだ
魔国における兵の魔物達の長的な存在で兄を引き込めれば他の魔物の兵達の説得が楽になるだろう
その前に周辺の魔物達のテイムと半魔物半魔族の他のバンパイアもテイムしこちら側に引き込みたいのでバンパイアであるスヴィーナに会いにいった
「でっ今日はどうしたの?」
「ああ、他のバンパイアの情報を聞きにな」
「そう…私達はあんまり数はいないわ…」
「ん…サラのようにハーフならいくらでも増やせるんじゃ?」
「ええ、出来るでしょうけど純粋なバンパイアはそう数はいないのよ」
「なんでだ?」
「増え方が…ちょっと特殊なのよそれだけわかればいいでしょ」
「んーまぁいいけど他のバンパイアはいる事はいるんだろ?」
「ええ、私は中位のバンパイアだけど…上位のバンパイアが二人最上位のバンパイアが一人よ」
おっ最上位のバンパイアいるのか!って事は…
「それって将軍の一人か?」
「ええ半魔族半魔物の将軍は彼女一人だけよ」
「そうか…んー…最上位か…魔国に恭順してるのか?」
「どう…かな…あんまり放したことないのよ…私中位だし…」
「そうか…なら上位の二人を引き込んで聞けばいいか」
「ホントに大丈夫なの?もし彼女敵に回したらやばいわよ?」
「ん~もしこの国に恭順してるなら潰すしかないけどな別にバンパイアそのものと争う気はないんだよな半魔物だしこっちに引き込みたいんだけどね」
「はぁ…上位二人は男性よ一人は最上位のバンパイアの執事をしてるわもう一人は魔国首都の外れに館を構えているわ私のようにね」
ふーんやはり首都には住まないんだな
場所を聞いて訪ねることにした
飛んでいき入り口の門の前へ降りる
するとハーフバンパイアの執事っぽい人がやってきた
「何か御用でしょうか」
「いきなりの訪問すまんな、スヴィーナの紹介できた、争うつもりはない」
「スヴィーナ様ですか存じております、少々お待ち下さい」
主にお伺いをたてるようだ
30分程度で戻ってきた
「主が会われるようですどうぞ」
「ああ、お前達はここらで待っていてくれ」
リッチ達に待っていてもらう
「こちらへ」
ついていき扉の前で止まる
コンコン
「連れてまいりました」
「入れ」
「失礼します、どうぞ」
中に入るとながーいテーブルの一番向こうにバンパイアが座っていた
「適当に座るといい」
「では失礼」
下座に座った
「何か飲むかね?」
「では適当に」
「ネメ」
「はい」
「ワインでも出して上げなさい」
「畏まりました」
「さて…スヴィーナの紹介だそうだな」
「ええ、最近懇意にしてまして」
「ほぉ…あいつにしては珍しい事だ」
「まぁ暇だといつも眠ってるイメージしかありませんけどね」
「たしかにな…だから爵位も一番低いままで中位のままなのだ」
「ああ、やる気のないですからねぇ彼女は」
「そうだな、でっどんな用なのだ?」
執事がワインを持ってきた
「どうぞ」
「ああ、ありがとう」
ワインを飲みながら話す
「ええ、実は最上位のバンパイアの方について聞きたい事がありまして」
「ん…何を聞きたいのだ?」
「はっきり言いましょう、最上位を含めた貴方も魔国に恭順していますか?」
「ほぉ…どういう意味かな?」
「半魔物である以上謀略ばかりの今の魔国であなた方に未来はないでしょうそれでもまだ恭順する気なのかどうかですね」
「恭順か…長い時を生きる我々にはありえん話だ」
「では戦争が起こった場合魔国につきますか?」
「……それは例えかな?」
「今は例えですね、今は」
「なるほど…魔国につくだろうな相手にもよるが…」
「ふむ…例えばどことの戦争なら魔国を離れるでしょうか?」
「間違いないのは竜国、巨人国だな他の種族との戦争なら間違いなく残るだろう」
「なるほどではどこでもない新勢力では?」
「新勢力?」
「ええ、例えば…魔物の国との戦争では?」
「…魔物の国だと…そうか…お前があの噂の…」
「ここまで響いてますか」
「響かぬ訳がなかろう異常な数の魔物が魔国と竜国の間に集まっているのだ…しかもそこの魔物同士はなぜか争わないという…」
「ええ、ですね」
「お前がその魔物の国とやらの長か」
「かもしれませんね」
「幻想だ…と言いたい所だが…我の使い魔が入る事すら出来んのだ幻想とは言えんな…」
そりゃそうだろうな…数万の下位中位上位の死霊を放ってるからな
「では魔物の国との戦争ならどうでしょう?」
「……あそこには最上位の魔物が住んでいたな…」
「ええ、友人で恩人ですよ」
「なるほど…我なら…争わんなだが…最上位の…あの方は何をするかわからん」
「ふむ…どういう方です?」
「亜種最上位でありバンパイアの頂点にたつお方だ…だが…前大戦で一度だけ戦争に参加しその時は数万のヒトの軍をたった一人で滅ぼした方だ」
数万をひとりでか…
「ふむ…たった一度だけって事は何か訳有りなんですかねぇ」
「さぁな…あの方は誰にも心を許しはしないだろう」
「ふむ…ぜひうちに欲しいですね」
「あの方次第だろうな」
「俺が最上位になってから説得した方が良さそうですね」
「だろうな…今は上位亜種といった所か…その見た目半分は魔族であろうが…ただの上位にしては変わりすぎている、我では勝てぬだろう」
「上位特殊亜種ですね、俺も良くわかりませんが」
「特殊か…魔国と争って何がしたい?」
「一番の目的は…魔国のすべての魔物の解放ですね」
「なるほど…だから魔国と戦争か…確かに目的がそれではそれしかないだろうな、だが謀略国と呼ばれる今の魔国だ何をしてくるかわからんぞ?」
「そうですねぇ、一体何をしてくるでしょうかねぇ」
「自身ありげだな、謀略ばかりしていて鈍って無ければいいと思いましてね」
「確かに実戦からは長いこと離れているだろうが最上位クラスが複数いるのだそう簡単ではないぞ」
「ええ、わかっていますだからこそ切り崩しですよ」
「切り崩しか…」
「貴方はどちらにつきますかねぇ」
威圧を発動する
「……そうだな傍観させてもらおうか…敵ににはならぬが味方にもならぬ」
「それで構いませんよ、ですが最上位のバンパイアが味方についたらこちら側についてもらえますか?」
「ああ、それは約束しよう」
「それで十分ですよ」
その後館を後にし上位の死霊を100体使役し館の周囲を見張らせた
さて今日はこんなものだな…
そう考え今日はダークエルフのサリアの部屋に空間移動し明くる日まで抱き続けて休んだ
Zzzzz




