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聖剣と魔剣

そこには黒髪美少女と外国人の容貌をした金髪美少女がいた。


海斗は見覚えのない美少女が二人、自身の下半身にくっついているのを見て見た目は冷静だが内でとても混乱していた。


どゆことですか?


誰ですか〜〜〜〜〜


この子達。


な〜〜〜に〜〜〜〜


え?


どうしようこれ。


こんな子知らないぞマジで。


こんな海外の親戚知らないし。


え?


ってことはなんだ?


俺、もしかして誘拐犯ですか?


え?


あれか?


いきなり家に青い服を着て帽子を被った人たちが赤いサイレンを鳴らして来た人達にあの拘束具をつけられて白い車に入れられて牢の中に………


ギャァァァァァァァァ。


想像したくない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


怖い怖い怖い怖い怖い怖い。


お、起こしてみるか?


い、いや。


それはそれで怖い。


叫ばれたら。


怖い怖い怖い怖い怖い怖い。


でもこのままが一番ダメだ!!!


海斗は決意を固め二人の少女の肩を揺らした。


少女二人は可愛らしい声を出して目を擦りながら目を覚ました。


「海斗おはよう〜〜」


「え?」


「君達は誰?」


「何を言ってるのよ海斗」


「私よ、(ひかり)よ」


「は、はぁぁぁぁぁぁぁあ!????」


「じ、じゃあ」


「そっちの人は?」


海斗は黒髪美少女の方を見てそう言った。


だが黒髪美少女は海斗の方をジッーーっと見て何も言わなかった。


「恥ずかしいのよ海斗」


「この子は黄泉(よみ)よ」


「本当にわからなかったの?」


「わからなかったよ!!!」


「分かるわけないだろ!!!」


「そもそもお前ら人になれたのか!?」


「なれたわよ」


「ただ聞かれなかったしなる必要もなかったんだもの」


そのまま海斗は話を続けようとしたが階段を上がってくる複数の足音で海斗は話をやめ二人に何処かに隠れろっと言って三人は急に慌てふためきながらこの状況を今来ている奴らに見られないようにしようとした。


ガチャっと海斗の部屋の扉が開く。


入ってきたのは芽衣と夏帆だった。


「海斗!!!!」


「ちょっと待て芽衣!!!!」


「え?」


「なんで?」


「いつもはなんだかんだ抱きつかせてくれるのに」


「なんで今日はそんな冷たいの?」


「急に居なくなって心配したのに」


芽衣は顔を手で塞ぎ悲しそうな声でそう言った。


ちょっと抱きつかせないだけでこれか。


でもダメなんだ。


ダメなんだよ芽衣。


海斗の布団の中には二人の美少女が脚にしがみついてるんだ。


もし抱きつかれたバレてしまう。


あれ?


そもそも。


掛け布団で隠さなくても剣の姿に戻って貰えばよかったんじゃないの?


やっちまったぁぁぁぁぁぁぁ!!!


なんでそんな簡単なことを思いつかなかったんだぁぁぁぁ!!!


もう二人には伝えられないし。

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