聖剣と魔剣
海斗は痛みに耐えながら立ち上がり腕が先程切断された場所はギュッと掴んだまま聖剣と魔剣が来るのを待った。
そして二本はビルの屋上の地面を貫いて出てきた。
聖剣と魔剣はそれなりスピードだったが掴めないほどじゃなかった。
だから海斗は出てきた聖剣の柄を握ると魔剣を叩き落とした。
「おい」
「お前ら」
「やっぱり覚えてなかったな」
「俺はあれほど言ったよな?」
「呼んだら主人の前で主人が柄を握るのを待って」
「なのにお前らときたら掴んでもらえるまで動きを止めず掴めないなら突き刺さってでもってどんだけだよ!!!!」
「おい!」
「お前ら」
「何とか言え!」
「ご、ごめんなさい海斗」
「許して?」
「許して?じゃねぇよ!」
「右腕動かないし痛いし目は霞むし力はどんどん抜けていくし」
「その一言で許せるか!!!!」
「許すのよ!!」
「だって呼んだの海斗じゃん!」
「海斗があんな速く飛んでなかったらこんな事にならないわよ」
聖剣は謝る時は弱々しい光を放っていたが海斗の言葉に反論を始めると光は強い光を放った。
その光はまるで聖剣の感情を表しているかのようだった。
「だってすぐに来ないから来ないのかなって思ったんだよ」
「それは海斗が早とちりしたんでしょ!」
「そもそもね海斗」
「私達はあなたが掛けた封印を自力で解いて空間を切り裂いて世界を隔てる数ある壁の中から海斗とのを隔てる壁を見つけてその壁がすぐに修復できて私達が通れるように斬り裂いてこっちにきてあなたが呼んでくれたところまで来たのよ!」
「なのに!」
「ちょっと傷ついたぐらいで怒っちゃうなんて小さい男ね!」
「うるせぇうるせぇうるせぇ!!」
「そもそもなんで俺の掛けた封印をこんな短時間で破って此処に来れたんだよ!?」
「ふん!」
「馬鹿にしないでよ」
「そもそもあの結界は他から私達がどうこうされないように掛けられたもので私達からしたらあんなの簡単に破れる紙切れ同然よ!」
「なっ!」
そこで俺の記憶は途切れた。
次に俺が目を覚ましたのは自分の家のベットの上だった。
海斗はゆっくりと体を起こすと少しの間、ぼっーーーっとしていた。
だがすぐに右腕が痺れていることに気がついた。
海斗がそれに気づくと何があったのかが頭に蘇った。
海斗はなんでっと疑問に思いそれを確かめにあのビルの屋上に行こうとした。
だが身体が動かない。
いや、正確に言うと下半身に何がくっついていて動けないだ。
海斗はそれが片足ずつということで芽衣と楓か?
っと思い掛け布団をバサッと捲った。




