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変化

「来い」


海斗は魔王が言った時のようにそういうと特に変わったことは起こらなかった。


だよな。


来るわけないよな。


海斗は内心、ホッとしていた。


なぜホッとしたのかというと本当に海斗の想像通りのことが起こってしまったらとうとう海斗のキャパが超えてしまうところだったからだ。


海斗は拍子抜けはしたものの安心し、夜空を楽しんでから家に帰ろうと背中から黒い煙のようなもので出来た翼がいきなり生やすと羽ばたかせ空を飛んだ。


海斗は昔の、それも最も白熱した思い出を夢にみたことで体が疼き物凄いスピードで飛行した。


海斗の飛行スピードがマッハに到達すると海斗は背中から出た黒い煙のようなものと同じもので全身を覆いつかされた。


それはまるで夜を飛ぶ赤い目のカラスのようだった。


海斗が気持ちよく空を飛んでいると耳が痛くなるような音が響きながら来ていることに気がついた。


黒い煙のようなものが全身を覆いつくすまでは風を切る音でそれ以外の音は聞こえていなかったが黒い煙のようなもので全身を覆った時に物凄く耳に響く高い音が後ろを来ているのがわかった。


な、なんだ?


このスピードについて来れるもの?


戦闘機か?


ど、どうしよう………


めっちゃくちゃ止まりたくない。


なんか………


もう………


予想がついてるんだけど。


予想通りだったらどうしよう。


なんで俺はこんなにスピードを出してしまったんだろう?


でも本当にどうしよう。


そうだ。


確認のために。


海斗はただ前を物凄いスピードで飛んでいたが急に上へと上昇していった。


海斗はあっという間に大気圏まで上昇していった。


海斗は自身の場所からかなり離れた上に魔法陣を発生させた。


海斗はそれに向かって更にスピードを上げた。


そして海斗が魔法陣を潜ると魔法陣はまるで網のようなゴムのように伸びた。


だが伸びたというよりは一つに作り上げた魔法陣を三つに分けたようでもあった。


海斗が魔法陣に入ると辺りの時間が止まった。


そして魔法陣だけがカチカチカチッとダイヤルのような音を出して動き最後、何がハマったかのような今までと少し違うカチッという音が鳴ると海斗は全く降下に映る動作をせずまるで最初から下に向かっていたかのように降下して行った。


<ブレーンアクセラレータ>


海斗が魔法を使うと海斗以外がのものがゆっくりにカイトは感じた。


だが海斗と追ってきているものはお互いに逆方向に物凄いスピードで降下と上昇をしていたため海斗がブレーンアクセラレータを発動していても日常生活を送っている時に使うとでは海斗の視界のスピードは速かった。


だからこそ海斗の脳みそが悲鳴を上げる前に追ってきているものがなんなのかを確認できた。

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