学校
10分休みが終わり6限目が始まった。
遠藤先生は近い席の人達を4人1組にしグループを全部で7組作りグループ内で話し合いを開始させた。
「では皆さん」
この地域の問題を配ったノートパソコンで探し改善点を考え配ったプリントに記入しなさい。
「ん〜」
「やっぱり人口問題じゃない?」
「ああ〜」
「確かに」
「この空き家問題とかは?」
「いいんじゃない?」
海斗はプリントを記入しながら東沢のことを考えていた。
今日一日の彼女の行動は全くと言ってもいいほどヘーレとは似ていなかった。
性格もヘーレのように強気ではなくどちらかというと内気な方だった。
プリントを全て記入し6限が終わるとすぐにホームルームが始まった。
全員が席に座ってすぐに遠藤先生は一枚のプリントを配った。
「そのプリントはそれぞれの部活の活動場所が書いてあるプリントです」
「部活の見学には皆さん積極的に行きましょう」
部活に参加すれば進学就職でいいアピールができます
それから遠藤先生の話は続いた。
「では皆さんしつこく言うようですが是非部活の見学には参加しに行ってくださいね」
「じゃあ終わり」
「起立!」
「さようなら」
先生がそういうと全員も呼応してさようならっと言ってそれぞれクラスから出たりクラスに残るものがいた。
海斗はというと自分の席でどの部活を見に行こうか考えていた。
弓道部に柔道部、剣道部にバレー部、サッカー部に野球部、バスケ部にバトミントン部、陸上部に卓球部、水泳部に体操部、ダンス部にテニス部にボクシング部、写真部に美術部、調理部に茶道部、演劇部に華道部、サイエンス部に書道部、吹奏楽部にバトン部、文芸部にメディア部に園芸部か。
多いな。
どれを見に行こうかな?
園芸部があるなら見に行ってもいいな。
海斗は席を立ち園芸部の活動場所へと向かった。
「ここが園芸部の部室か」
海斗はゆっくりと部室の扉を開け中の様子を伺った。
中にいる先生が気づき「見学ですか?入ってきてください」っと言った。
海斗が中に入ると先輩たちと同じ一年であろう生徒がいた。
その中に東沢もいた。
「あなたもこっちに」っと先生は海斗を呼んだ。
近くに行ってみるとどういう事をするのかの話をし始めたばかりだったようで最初からしてくれた。