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夏帆とのデート

今考えてみたら夏帆とデートらしいデートをするのは今回が初めてだな。


あの辺りは美しい景色を見れる場所は幾つかあったけどほんと日常の買い物はできても楽しい買い物ができたりする場所じゃなかったからなそれに都会には俺の事情で行けなかったし。


でもこんな風に夏帆と盗賊や魔物に警戒しながら外を出ないで歩くのはなんかいいな。


「ねぇなんで喋らないのよ」


「え?」


「いやなんか」


「なんか良くてな」


「何がよ」っと夏帆が笑う。


「いやお前と一緒にこう歩けてるのがさ」


海斗は赤面した顔を消すように横を向きそう言うが夏帆は顔を横に向けた海斗の顔を見て耳が赤くなっている事に気づき小さく微笑んだ。


「着いたわ」


「そうだな」


「じゃあ入るか」


今回デートを何処でするかという話になった時夏帆は水族館に行ってみたいということだった。


俺はなんともテンプレなと思ったけど夏帆は小学校の時に風邪をひいて水族館に行く行事を休んで来れなかったんだ。


それにこういう機会がないとあんまり水族館行こうとはならないからな。


「この魚なんだろうね」


「テレビとかで見たことあるけど来ると違うわね」


「そうだな」


「まあ俺は来たことあるけど」


「なんか綺麗ね」


「この水族館結構人気だけど雰囲気がなんかお洒落だからかな?」


「まあ私みたいなガサツな女は何処が何が良くてとか分からないけどね」


「実際可愛いと思いつつどんな味なのか気になってるもの」


「そうだ帰りにお土産買う?」


「買うわよ」


「お揃いのやつ買いましょ」


「そうだな」


海斗達は様々な魚達を見ていると魚のフロアが終わりペンギンのフロアに着いた。


「飛べないらしいわね」


「飛べないな」


「この子達も故郷だと飼い慣らされているのかしらあのニワトリのように」


「いやそれはどうだろうな」


「多分されてないんじゃないか?」


「そうよね」


「可愛い」


夏帆は魚のフロアにいた時よりも長い時間ペンギンを見ていた。


次に行ったのは水辺の小動物のフロア。


そこにいたのはビーバー、カワウソ、アザラシ夏帆はビーバー、カワウソ、アザラシを見たらアザラシ、カワウソ、ビーバーを見るという順番を繰り返し行った。


「本当に好きだな夏帆」


「私だって驚いてるわよ」


「ここまで私がこういう動物のことを可愛いと思うなんて」


あそこにいた時はどんな可愛い魔物でも危険なことに変わりはなかったから殺していたけどいざこう魔物じゃなくて絶対安全な状態で見ると凄く惹かれるわね。


確かにあそこで見れた可愛い生き物なんて小鳥や犬猫ぐらいで他は食料的な問題で殺してたからな。

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